信大教育学部芸術科卒業展示12
公開はすでに終わってしまいましたが八十二銀行本店と同じ敷地内にあるギャラリー82で公開されていた信州大学教育学部芸術専攻の学生による卒業展示会に行ってきました。先日教育学部音楽専攻の学生による演奏会に行った時今回の卒業展示会の案内が入っていました。僕の勤務先の後輩の姉が信大教育学部芸術専攻を卒業したそうですが教職の道には進まなかったそうですが大学で学んだデザインを生かして東京でバリバリ働いていると聞きどんな事を学んでいるのか興味をもちました。先日もんぜんまち劇場の「マヨネーズ」を見に行きました。前年にもんぜんまち劇場に行った時とメンバーが入れ替わっていましたが去年のメンバーには確か3年生もいたような気がしました。「くぐる」を見た縁で彼らの卒業展示会なら行ってみたいと思いました。僕は美術とか芸術とは無縁な人生を過ごしていますがいろいろな事が重なり卒業展示会に行ってみようかな‥と思いました。
太田遥さんの油彩「再生の朝」は荒廃した背景の中で空が薄らと明けていく様子が素晴らしく何かが始まっていくんだな‥という希望が伝わってきました。描く人のパワーが伝わってくる作品でした。眞下拓人さんの「動きのポートレート」は輪郭が薄れかかっていた事で記憶の中でぼやけている青春時代に知り合った女性達を思い出していました。青春時代のノスタルジックさを思い出させてくれた素晴らしい作品だと思いました。
羽田顕佑さんの「扉」は2メーターほどの石膏で女性の身体を築いていましたが胸の形などにリアリティーがあり古代ギリシャの芸術の現代版を見ているようで躍動感が素晴らしい作品でした。島崎尚子さんの「対峙」は発泡スチロールを主な素材にして165×140×300の動物を描いていました。場内ではひときわ目立ちましたがこの作品を作るのにどれだけの時間や労力を使ったのだろうか‥と思いましたが芸術家の想像力や行動力の凄さを感じさせてくれた作品でした。
小沢今日子さんの「泡影」は2メーターほどの和服の女性の像でした。服装や生活習慣が洋風化している中で日本らしさや日本的な美しさが表現されていて素晴らしい作品でした。中村明さんがブロンズを素材に「マンホール」を展示してありました。中村明さんの作品を紹介したファイルがありましたが数々の作品の中に去年もんぜんまち劇場で上演された「くぐる」もあり親しみがもてました。「哲学でもなく文学でもない、これらの出来ない事を表現するのが芸術の領分」という表現は格好良かったです。
藤川由衣さんの「BOXV」はブロンズを基準に時計や貝殻を使った20センチほどの作品が5点展示してありました。どの作品もセンスが良くこの時期ホワイトデーにこの中の作品をあげればポイントが上がるだろうな‥と思いながら見ていました。中村知恵子さんは「SYNC IDEE」という自分でデザインしたブランドを作っていました。名刺からシャツまで独自のブランドに学生の斬新さが凄いと思った作品でした。
宮沢悠美さんの「PREFECURAL FLOWERS」は47都道府県の県花で日本列島を描いた作品で鮮やかな美しさがありました。暗い話題が多い世の中で花によって明るい社会が来ればいいな‥と思いました。他に卒論が5論文紹介されていました。
素晴らしい芸術に触れると心が豊になり幸せな気分になりました。展示してあった作品を制作した学生達は4月から新生活が始まると思いますが世の中に流されず素晴らしい作品の制作をして欲しいと思いました。協賛者に長野ロキシーさんの広告がありましたがぜひロキシーさんに足を運び映画を通じて感性を研いて欲しいと思いました。とまれ学生の皆様素晴らしい展示会をありがとうございました。皆様のさらなる飛躍を期待しています。


