一場シフト崩壊
プロ野球日本シリーズが盛り上がっていますがその中で楽天イーグルスで退団者の第2弾の発表があり西谷内野手に来期は契約しないと発表があったそうです。
楽天イーグルスは今期は念願のクライマックスシリーズに進出しました。創立から注目していたので嬉しいものですが、当面の目標が達成されると陰の時代だった創立期の事を思い出してしまいます。
創立時のメンバーで投手の総勝利数は41(岩隈が15)、防御率は4・95、ホームランは49(磯部が26)打率250と他球団とは力の差が歴然で外人のルートも無く当時は100敗するかもしれないというのが楽天イーグルスの魅力?でした。
注目はタイトルホルダーの復活で最多勝、岩隈(04年)、ラス(04年韓国)、ホッジス(02年)小池(97年)、最優秀防御率、金田(02年)、最多セーブ、河本(97年)、本塁打王、山崎(96年)
彼らが全盛期に近い働きをしてくれたらと思いましたが、それが出来たら前所属球団が離すはずもなく実際に残ったのは岩隈と山崎だけでした。
必然的にドラフトで獲得する新勢力に期待するしかなかったわけですが、自由枠の一場の他は4巡目で明治大学の西谷内野手、5巡目で東北福祉大学の塩川内野手、6巡目に東洋大学の大広内野手を獲得しました。
4巡目の西谷は明治大学で一場のチームメイト、6巡目の大広は桐生一高時代の一場の同期生、5巡目の塩川は世界選手権で銀メダルを獲得した時のメンバーで、西谷2塁、大広3塁、塩川ショートと偶然か意識的かは解りませんが一場シフトがひかれました。
結局、一場がヤクルトに移籍した年に楽天イーグルスはクライマックスシリーズ出場を果たし、西谷内野手の退団と一場シフトは機能する事なく絵に書いた餅で終わってしまいました。
楽天イーグルス創立時、僕は多重債務に苦しんでいて楽天の泥臭さを見習い励みにして頑張ろうと思いファンになりました。楽天は念願のクライマックスシリーズ出場、僕は多重債務完済と創立時と状況が変わってきました。
創立期より応援していたので念願のクライマックスシリーズ出場は嬉しいのですが、創立期のドラフトのメンバーで残ったのは左投手の渡辺しかいなく、嬉しさの中にも一抹の淋しさを感じてしまいます。
今年もドラフトが終了して活きのいい若手が多数入団して創立期のメンバーも影が薄くなってしまうと思いますが最後に一旗あげる事を期待したいと思います。
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