映画館の暗がりで女性客のすすり泣きにもらい泣き…/映画チョコレートドーナツ

プラネマン

2014年06月29日 22:30

すでに公開は終了しましたが長野ロキシーさんで公開中のチョコレートドーナツを見てきました。


時は1979年、カリフォルニアでシンガーを夢みながらゲイバーでショーダンサーとして働いていたルディは貧しい生活をしていました。


隣のアパートのステレオの音がうるさいのでルディは抗議に行きましたがそこにダウン症の子供マルコがいました。マルコの母親は薬物で捕まり成り行きでルディはマルコの面倒をみる事になりました。


ルディのゲイ仲間に弁護士のポールがいましたがルディがマルコを引き取りたくても条件に合わずポールの家でルディとマルコが共同生活をするようになりました。

母親の愛情を知らないマルコはルディやポールに心を開いていきました。ルディやポールも社会の中で肩身の狭い思いをしていたのでマルコに癒され幸せな時間を過ごしていました。


しかしポールはゲイが発覚して弁護士事務所を解雇されたり偏見の中でルディやポールとマルコは引き裂かれていきます。マルコのために法や偏見と戦うルディとポールですがどうしても敵わない相手がいて…


僕は長野ロキシーさんで上映している作品は秀作が多いので何もジャンルを問わず何も考えずに見に行っていますが実はチョコレートドーナツとはどんな内容か知りませんでした。


金曜日レイトショーを見に行きましたがお客さんは8割以上が女性客で後はカップルで来た男性が少々で男は僕1人でいつものロキシーさんとは違う風景でした。

前回の上映が終了して入れ替えの時に普段の上映より多くの女性客がいて彼女たちの多くがハンカチで目を押さえていました。


社会の片隅で肩身の狭い思いで生きてきた3人がお互いを必要として見返りを求めず奮闘する姿は涙なくして語れない作品でした。

映画館の暗がりのあちこちからすすり泣く声が聞こえてきてやりきれなさにもらい泣きしてしまいました。

法や福祉とは何か?それが本当の弱者を救えるのか?生きるとは何か?愛とは何か?家族とは何か?一石を投げる作品でした。


1970年代を映し出す楽曲の美しさや切なさが物語の余韻を良くしていると思います。

この映画は都内では好評で連日満員だった…と新聞の切り抜きが飾ってありましたが全米の映画祭の賞を総なめにした実績を見れば良さが分かって貰えると思います。映画館の大きなスクリーンで感動をわけあえて見に行って良かった作品だと思いました。

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