きらめく女性たち/水野美術館
4月19日で公開が終了しましたが水野美術館さんで公開された「きらめく女性たち」展に行きました。この企画は美人画の巨匠上村松園氏生誕140の節目に際し芸術の永遠のテーマである「女性美」について独自の美人画を書いた画家や現代作家の作品を含め特集が組まれました。
水野美術館さんはエレベーターで上がり3階から観賞しますが入り口に宮下ひしのり氏(漢字が分からず申し訳ありません)の花宴源氏物語の凄い屏風があり展示の期待が高まりました。
上村松園氏の「夏の美人園」
池田焦園氏「貝合わせ」
下村観山氏、洋風の中に中国風弁財天を描いた「西洋夫人」等が印象に残りました。
2階は現代作家の作品が展示されていました。杉山寧氏はエジプトやギリシャに取材、ピラミッドやスフィンクスを描いた作品を描いていますがそれを生かした絵画が描かれていました。
他に佐久市の並木功氏は平成20年まで佐久長聖中高の美術教師を務め平成22年より佐久市近代美術館の館長になりました。その経験を生かした絵画が描かれていました。
塩尻市の瀧川照子氏は11年勤務した教師を辞めて画業に専念したそうですがその情熱が詰まった素敵な作品が描かれていました。
長野市の古川哲子氏は女性の目線から見た女性の美しさを描き牧野伸英氏は僕と同じ年ですが同じ年を生きても積み重ねたものによってこんなに差が出るのか…と目的意識をもつ大切さを感じました。
美術史に名を残す偉大な画家から地元出身の画家までそれぞれの視線から見た女性像が素敵に描かれ全作品を紹介出来ず残念です。絵画から描かれるパワーや癒しの力が凄かった素敵な展示会でした。とまれ水野美術館さんこれからも素晴らしい美術品の展示を通じ地域の文化芸術の振興を期待しています。
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