既に公開は終了しましたが3月6日にホクト文化ホールギャラリーで開催された平成27年度/信州大学教育学部/図画工作・美術教育コースの卒業記念展覧会に行ってきました。
ギャラリー内には9名の学生による四年間の学びの成果を表す作品が展示されていました。
パネル展示として4作品
岡玲奈さんは特別支援学校の教育過程の作業学習における染色の教育的意義について書かれていました。
清水あさぎさんはイタリアの芸術家、教育家であるブルーノ、ムナリーね広範な活動が教育現場でどう生かされるべきか書かれていました。
村松知美さんは近年、教育に芸術を取り入れたレッジョ、エミリア、アプローチに着目して日本の幼児教育現場における造形表現活動について書かれていました。
横野遼太郎さんは社会の情報化が進む中で図画工作や美術教育におけるICTの活用について書かれていました。
教職を志す学生がいろいろな分野から深めているのを知り感動的で学生の試みを知って欲しくブログアップしてみました。
大谷莉穂さんはLEDの照明ユニットによる研究制作を行っていました。
小岩井翠さんは立つことをテーマに人間表現活動に一考察を行い人体と精神というかたちあるものとないものを融合させ人間の力強さを現していました。
小岩井翠さんは受付にいてギャラリーにいた人に作品的な背景を説明してくれましたが真面目な学生でした。2メートル以上ある作品は特殊素材によって一キロ程だと教えてくれました。古代ギリシャの彫刻のような奥深さがありました。
塩入晶湖佳さんはめざめをテーマに3238×2038mmの絵画を展示していました。脳科学者セミール、ゼキの芸術論やスイスの画家アルベルト、ベックリンの死の島の解釈を試みたそうですがインパクトがありました。
武居伶さんは長野県大町市の観光周遊バス「ぐるりん号」の知名度向上を目的としたパンフレットやチケット、ポスターの制作を行い自治体の抱える問題解決に迫っていました。
浜綾沙美さんは2枚のパネルを用いて絵画における顔表現の探求と制作について発表していました。
教職を目指す9名の学生が真剣に学んでいたことを知ると信大の学生も捨てたものでもないと感じました。今回の展示会により美術や芸術の奥深さを感じました。
出展された学生の皆様素晴らしい作品を通じ有意義な時間をいただきありがとうございました。9名の学生の皆様の芸術が更に深まることと4月からの新生活が素晴らしいものになるように願っています。