長野市出身/上野拓紀選手凱旋/1得点するも勝負は敗れる/アイスホッケーアジアリーグ公式戦

プラネマン

2016年02月27日 10:28

2月25日にビックハットで開催されたアイスホッケーアジアリーグ公式戦王子イーグルス対日本製紙クレインズの試合を観に行きました。

ビックハットでアジアリーグ公式戦が開催されるのは4年ぶりになり日程が発表された頃より楽しみにしていました。そして今回は日本製紙クレインズに長野市出身の上野拓紀選手が在籍しており凱旋試合としての期待があり楽しみでした。

上野拓紀選手は高校は長野市に受け皿がなかったのでアイスホッケーの本場釧路に行きましたが犀陵中学出身で長野市で試合をするのは2010年の長野カップ以来になりアジアリーグ公式戦としては初めてのビックハットの試合になります。

今回はホームが王子イーグルスで僕は社会人野球も好きで社会人野球の強豪の王子製紙も好きなのですがやはり上野拓紀選手の存在が大きく地元の星に期待をしたいと思いました。


会場に着くと観客の多さに驚きました。以前キムタクさんが主演でアイスホッケーのドラマPRIDEが放送された時も観客が多かったですがその時に次ぐ観客の多さでした。


ホームチームの王子製紙さんの関係者の来場もあったと思いますが僕が普段ビックハットで観戦するリンクサイトは満席で2階席で観戦することになりました。入場時にチラシをもらいましたが番号が1640番でウィンタースポーツの試合では盛会でした。


公式戦としてはクレインズ3位勝ち点82、イーグルス4位勝ち点80でイーグルスが60分で勝てば順位が変わる直接対決でした。レギュラーシーズンも残り少なくプレーオフを有利に進め弾みをつけるためにも両チーム負けられない試合で接戦を期待しての観戦でした。



第1ピリオド1分53秒イーグルス三田村選手がキーパーのこぼれ球を決めて先制、アシスト芳賀選手、

しかしクレインズも5分34秒梁取選手が決めて同点に追いつきました。

失点直後の13秒後イーグルスベイユ選手が速攻を決めてイーグルスが突き放し2対1。アシスト高橋選手、佐藤選手、


10分25秒クレインズにペナルティがあり一時中断、このペナルティはメジャーペナルティになり5分間の退場後この試合に出場禁止の厳しいペナルティになりました。


イーグルスは通常より長いパワープレーになりましたがクレインズ良く耐えました。

17分53秒にイーグルスがペナルティでクレインズパワープレーになりましたが生かせず、


この回2対1でイーグルスリード、シュート数は王子15、クレインズ12


2階席までパックが飛んできて激しさが伝わってきました。5分間のパワープレーがありイーグルスがパックを支配していた時間が長くクレインズはシュート数の割には単発だった印象がありました。


第2ピリオド開始35秒イーグルスペナルティ、3分31秒同じくイーグルスペナルティでクレインズに流れが傾きつつありました。

8分57秒乱闘があり両者退場4人対4人になりました。


12分9秒イーグルスペナルティ、さらに13分52秒イーグルス連続ペナルティでクレインズ5人対3人になりチャンスをつかみました。


14分8秒クレインズ高木選手が決めて2対2の同点になりました。


15分26秒頃クレインズの選手がイーグルスのベンチに乱入して乱闘になり一時中断、観客は何が起きたか分からず緊張感や熱気が途切れそうでした。結局乱闘の当事者同士がペナルティボックスに入ったようでしたが説明がなく続行になりました。


16分37秒イーグルス芳賀選手がカウンターを決めて3対2と勝ちこしました。アシスト高橋選手、寺尾選手、

19分12秒クレインズ決めたかと思いましたがノーゴール、幻の同点弾でした。終了間際にクレインズにペナルティがありイーグルスパワープレーで終了しました。


シュート数王子8、クレインズ15、


第3ピリオドイーグルスパワープレーでスタート、開始42秒人的有利を生かし芳賀選手が決めて4対2、アシスト橋場選手、小原選手、


7分54秒クレインズ上野拓紀選手が待望のゴール、クレインズ3対4で反撃開始、アシスト坂田選手、今選手、


14分29秒クレインズペナルティイーグルスパワープレー、イーグルスチャンスを生かし高橋選手が決めて5対3に、アシスト佐藤選手、


失点後クレインズタイムアウト、直後に6人攻撃に、
18分29秒キーパーのいないゴールを攻められそうになりクレインズがファールで退場、クレインズはキーパーを戻しました。


19分33秒両チームエキサイトして退場者が出ましたがイーグルスが逃げ切り5対3で勝ちました。


1ピリオドイーグルスが有利、2ピリオドでクレインズ反撃、どちらに転んでも分からない展開でしたが最後はパワープレーを2回生かしたイーグルスがチャンスを生かして勝ち切った感じでした。


両チーム力を振り絞った迫力のある試合でした。フェンスにぶつかる肉弾戦には観客席から驚きの声が出ていました。スピーディーで激しいアイスホッケーの魅力があふれ上野拓紀選手もゴールを決めて見せ場がありました。


そんな中で残念だったのは第1ピリオドのメジャーペナルティで中断があり観客の緊張感や熱気が途切れそうになったことと相手ベンチへの乱入はマズイと思いました。


氷上の格闘技と呼ばれるように多少の小競り合いは良いでしょうが他のスポーツで相手ベンチに殴り込みに行くというのはあり得ずプロレスのように見られてしまう心配があると思います。乱入した選手には厳しい処分を課すべきだと思いますが経緯をしっかり説明するべきだと思いました。


相手ベンチへの乱入と2回の長い中断により初めて見た人が悪い印象がないか心配になりスムーズな対応が必要だと思いましたが個人的にはアイスホッケーの醍醐味を楽しめた面白い試合でした。


ちなみに第1ピリオド終了時のインターバルの間にパルセイロレディースの選手によるシュート体験と第2ピリオドのインターバルで歌手の清水まなぶさんの歌とクリスタルバトンの皆様によるパフォーマンスがありました。


入場時に配られたチラシにあった番号でTシャツやサイン色紙、ホームチームの王子製紙製品のテッシュ、アイスホッケーに理解がある八幡屋磯五郎さんによるプレゼントがありました。

両チームの皆様素晴らしい試合をありがとうございました。両チームの更なる活躍とアイスホッケー界の活性化を願っています。

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