エビス講花火の日の映画鑑賞

プラネマン

2009年11月23日 10:32

今日11月23日はエビス講花火があります。晩秋の花火として全国的に珍しいそうですが何故かエビス講花火の日に映画を見ると心に残る作品が多いです。

2003年は現在は閉館してしまった長野東映にスカイハイを見に行きました。
この作品は酷評されていた事は知っていましたが個人的には釈由美子さんの花嫁姿が綺麗だったのと岡本綾さんが遅刻して机まで這って行くシーンが可愛くて好きでした。

不慮の死に対して現世をしっかり生きなければいけないと思いました。自己犠牲を伴う愛に不思議な余韻を感じてしまい劇場まで見に行ってよかった作品でした。

2004年は閉館してしまった東宝中劇に「今あいにいきます」を見に行きました。


中村獅童さんが生活に支障を起こしても竹内結子さんがそれを支えて行く姿に打算のない愛の素晴らしさを感じてしまいました。題名の意味が解った時、身体が震えるくらいに感動したのを覚えています。


2005年はグランドシネマズが出来る前の東宝グランドに「この胸いっぱいの愛を」を見に行きました。

伊藤英明さんが北九州に行き昔過ごした旅館の前に行くと1986年にタイムスリップしていたところから物語は始まります。

1986年に思いを残した人々が登場します。僕も1986年は引きこもりになり昼夜の生活が逆転したり人と何ヵ月も話をしなかったり写真が一枚も無かったり暗い年でしたが失われた1986年にリベンジ出来るように頑張らなくては‥と思い僕の為に作ってくれたのでは?と勘違いしてしまう作品でした。


2006年はグランドシネマズに「虹の女神」を見に行きました。

主人公はストーカーで好きだった女の子に相手にされずその友達だったヒロインに近づいて行きます。

ヒロインは映画が好きで自主制作映画を作ったりプロダクションに就職したりします。ヒロインにアメリカ行きの話があり主人公にその事を話ます。ヒロインは内心止めて欲しいと思っていますが主人公は煮え切らない態度をして‥


幸せは近くにあるのだよ、そんな事を教えてくれた映画でした。


去年は長野ロキシーさんに「東京ソナタ」を見に行きました。

リストラや家庭不和など現代の日本人が体験してもおかしくない事を見事に描いています。

「俺たちゆっくり沈んで行く船のようだな‥」リストラされた主人公が同じくリストラされた友達に何気なく言った言葉ですが、去年から底の見えない不況が続いている現代、潰しの効かない中年サラリーマンの僕としては主人公の気持ちが痛いほど解りサラリーマンを続けて行く間はバイブルになりそうなくらい衝撃的映画でした。


今年はロキシーさんで音楽でアメリカを変えた人々の物語「キャデラックレコード」不況の中で立ち上がって行く人々を描く「幸せはシャンソニア劇場から」親子三代にわたる絆を描いた「夏時間の庭」など秀作がたくさん上映されていて何を見ようか楽しみです。

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