プラネマン便り☆

僕は若い頃格闘技観戦が大好きでそれが高じて格闘技をした事がありました。転職した事や家を建てた事が重なりしばらく観戦から遠ざかっていましたが最近スポーツ専門チャンネルで放送される格闘技の試合を見ると面白く格闘技観戦熱が甦ってきました。


最近は競技や団体が細分化され良く分からずネットで調べていますが２０年以上も定期的に興行を続ける日本キックボクシング連盟さんのホームページを見ました。１０月の興行で三苫純次選手の名前を見つけ胸熱でした。


僕は２５歳の時に大阪に住んでいましたが父親が倒れ長野に戻りました。地元の格闘技道場に入門しましたが僕より年上の選手はいなくて格闘技をするのならラストチャンスだと思いその道場を辞めてフリーになり各地の大会に参加して腕試しをしていました。


今から２０年前の１９９４年８月２８日に福岡県の福岡武道館で開催されたグローブフェスタ、インサマーという大会に出場しました。文字通りグローブを着用してキックボクシングスタイルの試合を行いましたが当時K-1がブームになり始め各地でグローブを着用した試合が増えてきました。

僕は夜行バスで大阪に行き青春１８キップで１日かけて下関市に行き泊まり試合に出場、終了後新幹線で大阪に行き夜行バスで帰る…というスケジュールを組ましたが今から思うと遠くに行ったり試合に出場して満足していた感じでした。


僕は試合中にズボンが落ちる…という失態をさらしぼろ負けをして情けない限りでしたが違う階級に出場していた三苫純次選手はセンスが良く出場者の中でもずば抜けた強さがあり三苫純次選手みたいな実力があったらな…と話はしませんでしたが強烈な印象がありました。パンフレットを見ると当時三苫純次選手は２５歳でした。


そして時は流れ日本キックボクシング連盟さんのホームページで三苫純次選手の名前を見つけ強烈な強さやテクニックや個性を思いだしあれから２０年以上研鑽を重ねてきたのか…と感慨深いものがありました。


三苫純次選手は今年の２月に１０年振りに復帰して２月、６月、１０月と定期的に試合をしています。自分の息子のような年代の選手と試合をする三苫純次選手はあっぱれだと思います。

キックボクシング界も高校生チャンピオンが現れ１０代の勢いのある選手が次々に出現する中で時代の流れに逆らうように闘い続ける三苫純次選手の生き方は格好いいな…と思いました。

僕は肉体労働の仕事をしていますが去年と同じ事をしているのに疲れやすく何事に対しても消極的になり食べては寝る事に生きがいを見いだしていますがかつては同じ大会に出場した僕と三苫純次選手、積み重ねたものや気持ちの持ちようで全く違う人生になるのだと感じました。


三苫純次選手の活躍を知り格闘技は無理としても何かを極めて２０年後には花が開くようにしたいと感じました。とまれ三苫純次選手のこれからの活躍と九州におけるキックボクシングの普及を願っています。