中田はじめ  格闘技ライブ

プラネマン

2012年04月15日 09:51

今月末4月30日にホクト文化ホールで吉本興業さんの100周年のイベントがあるそうです。多くの人に笑いを与え続け100年その活躍は素晴らしいと思います。当日のイベントが盛り上がる事を願っています。

僕が吉本興業さんの名前を聞くと真っ先に中田はじめさんという芸人を思い出します。僕は1990年夏〜92年夏まで大阪に住んでいた事がありました。その時に若手芸人の登竜門的な心斎橋2丁目に中田はじめさんを見に行った事がありました。


中田はじめさんは空手の有段者でかつて極真空手の西日本大会で後の世界チャンピオン緑健児選手と対戦したり不規則な仕事の合間を縫って芸人さん達と吉本会館を創立して自ら実戦空手の白蓮会館さんの全日本選手権に出場して勝った事がある実践派の芸人さんでした。

その中田はじめさんが有名な格闘家を招き体当たりでお笑いをする「格闘技ライブ」というイベントが開催される事を格闘技雑誌で知り心斎橋2丁目劇場に見に行きました。個人的には格闘技ライブは4回行きました。


1回目は1990年8月19日、

2回目は1991年2月3日、

3回目は1991年6月16日

4回目は1992年1月26日でした。


「元タイガーマスクの佐山聡さん」

「シュートボクシング創始者しーざー武志さん」

「実戦空手百蓮会館の有段者の皆様」

「格闘王 前田日明さんの空手の師匠の田中正吾さん」が出場しました。


20年以上前の事で登場の順番や詳しい内容は覚えていない所もありますが佐山聡さんは当時シューティングという総合格闘技を創立していました。詳しい技術指導を芸人さん相手に行い場内は笑いに包まれていた事を思い出します。当時はK-1もPRIDEもなく総合格闘技という分野が注目されてなかった時代でしたが佐山聡さんは時代の先を歩んでいました。


シュートボクシングの創始者シーザー武志さんは打つ蹴る投げるの立技系の新格闘技を作りました。シーザー武志さんは若い頃大阪に住んでいた事がありその時のエピソードを話していました。学生の頃はよくシュートボクシングを見にいったり僕自身もシュートボクシングアマチュア大会に出場してKO負けした事があり思い出すと懐かしいです。機会があったらシュートボクシングを生で見たいな‥と思いました。


実戦空手の白蓮会館さんは当時極真空手の全日本選手権に他流派ながら上位進出した南選手がいました。南選手と中田はじめさんが組手をしたり杉原館長が空手に対する熱い思いを語っていました。僕はかつて白蓮会館さんの新人戦に出場した事がありました。同じ位の体重の色帯といえどローキックが重かった事と腰ががっちりしていて僕の攻撃が効いていない感じがしました。実戦空手恐るべし‥と感じた白蓮会館さん新人戦出場でした。常にトレーニングを怠っていない杉原館長にサムライの姿を見ていました。


格闘王の前田日明さんの空手の師匠の田中正吾さんも格闘技ライブに出演しました。田中正吾さんは実戦空手のチャンピオンと登場しましたが人体の構造をよく知っていて「こうやれば人間は倒れますよ‥」とニコニコしながら実戦空手のチャンピオンを悶絶させていました。競技系の格闘技より護身術的な格闘技の達人の田中正吾さんですが格闘王前田日明さんが一目置く理由が分かった気がしました。見た感じは一般人と変わらない田中正吾さんは衝撃的でした。


有名格闘家を間近に見れて中田はじめさんの身体を張ったお笑いを見れて800円はお得なイベントでした。僕の勤務していた会社は西区の九条という場所にあり中田はじめさんを見た事がありました。声をかけようかと思いましたが同僚がいたので機会を逃してしまい今から思うと残念に思います。


中田はじめさんを検索したら現在は正道会館さんの支部長をしているそうです。礼節が乱れていたりストレスが多い日本ですが空手を通じて世の中を良くして欲しいと思います。中田はじめさんのこれからの活躍を期待しています。

関連記事