少し時間が過ぎましたが今年のプロ野球ドラフト会議で社会人野球から２９名の選手が指名されました。個人的に嬉しかったのは長野県出身の日本生命柿田裕太投手が３球団の競合の中でDeNAに１位指名された事でした。
柿田投手は高校時代に公立の松本工業高校から甲子園に出場、予選から1人で投げ抜きましたが甲子園では力尽きてしまいました。
卒業後の進路が気になりましたが社会人野球の名門、日本生命に入社しました。
日本生命は仁志選手、福留選手が在籍した強豪社会人チームで基本的には大卒しか採用せず柿田投手は例外で入社時社会人野球ファンからも注目されました。
僕も入社時から柿田投手に注目していましたがしばらくは出場機会がなく大卒の中では厳しかったかな…と思いました。
以前都市対抗野球で日本生命が投壊して６投手が登板、前日登板した吉原投手も出場させ痛々しい試合がありもしかしたら柿田投手の登板があるかな？と思いましたが登板機会はなく柿田投手に日本生命の軸になる事を期待した事がありました。。
今年になってから柿田投手は頭角を現してきました。
都市対抗野球出場決定戦の大事な試合に先発８回１安打無失点の好投、予選の防御率は０・７５と活躍しました。
本番の都市対抗野球ではビハインドの中で９回に登板、マックス１４２ながら緩急のある変化球で高校時代から見れば別人のような成長でした。
急成長にもしかしたら今年のドラフト指名があるかな？と思いましたが３球団競合の１位指名とはあっぱれでした。
新聞記事によると連日３００球以上の投げ込みをした…とありましたが努力が実り素晴らしいと思いました。
低迷しているDeNAの救世主になる事を期待しています。
日本生命から柿田投手の他に巨人１位指名の小林誠司捕手、ロッテ４位吉原正平投手、同じくロッテ５位の井上晴哉内野手が指名されました。
吉原投手は今年の都市対抗野球初戦に先発、４回２死までパーフェクトでしたがホームランを打たれました。１球の怖さを大事にしてプロでの活躍を期待しています。
社会人野球は東高西低で関東チームが強いので社会人野球ファンとしては日本生命から４選手抜けるのは東高西低が加速して残念に思いますが日本生命の更なる育成に期待したいと思います。
他にドラフト指名された中で印象的だったのは柿田投手と同じくDeNA２位に指名されたホンダ熊本の平田真吾投手と広島４位指名のニチダイ西原圭大投手です。
今年の都市対抗で西原投手先発、平田投手抑えという違いはあるにしろ両投手直接対決をしました。
この試合では西原投手が勝ちましたが同一リーグなのでプロの世界での再戦を楽しみにしています。
オリックス２位の東明大貴投手が富士重工創立記念日に勝ち投手になった試合が印象的でした。オリックスは１位指名の吉田投手と共に即戦力の社会人投手を獲得、２人で１５勝以上するのではないか…と楽天ファンの僕としては脅威です。
とまれ社会人野球から指名された２９選手の活躍を願っています。