天才、野杁正明は進化を続ける‥

プラネマン

2012年12月07日 22:57

ケーブルテレビのスポーツ専門チャンネルGAORAでキックボクシングのKRASHを見ました。メインイベントに若きエース野杁正明選手が出場、セミファイナルにユースグランプリのフレッシュなカードを揃えての興業でした。


テレビ中継のオープニングカードは60キロ級琢磨選手対林将多選手の対戦でした。1ラウンドは琢磨選手がラッシュをかけて優勢に試合を進めていましたがスピードが落ちた頃林選手の左ストレートがクリーンヒットして1分59秒林選手がKO勝ちをしました。

第2試合は63キロ級の築選手対栗原圭佑選手の対戦でした。1ラウンドはラスト30秒に築選手がパンチでラッシュしてこのラウンドは築選手が10対9で優勢とみました。2ラウンド栗原選手のローが当たりだし1分59秒栗原選手がパンチでKO勝ちしました。

第3試合は新設された58キロ級の最初の試合、アンドリュー、KEN、ブリュースター選手対鈴木雄二選手の対戦でした。鈴木選手が回転の速いパンチとヒザで最初のダウンを奪うとアンドリュー選手をロープに詰めてパンチとヒザで2回目のダウンを奪いました。さらにロープに詰めて連打でダウンを奪い1分51秒KO勝ちをしました。極真空手の世界チャンピオンの鈴木選手これからの活躍が楽しみです。

第4試合60キロ級渡辺武選手対北井智大選手の対戦でした。1ラウンド渡辺選手が左フックでダウンを奪い10対8で渡辺選手、2ラウンドはテレビ中継がなく3ラウンドは北井選手がペースを取り戻し終了間際顔面にヒザをきめ北井選手がダウンを奪いました。ジャッジ28対27が二人28対28が1人で2対0で北井選手が勝ちました。

続いて秦斗選手対一輝選手の対戦でした。1ラウンド2分31秒一輝選手が豪快な右フックでKO勝ちしました。

続いて70キロ級挑戦者決定戦阿佐美サウルス選手対守屋拓郎選手の対戦でした。3ラウンドからの中継でしたがジャッジ29対28で阿佐美選手1人、30対30が2人で延長戦に突入、阿佐美選手の足が揃ったり身体が泳いだりで個人的には守屋選手が10対9とみました。ジャッジは2対1で守屋選手の勝ちと判定、チャンピオンの城戸選手への挑戦権を守屋選手がつかみました。

続いてユースグランプリ70キロ級決勝戦松倉信太郎選手対近藤大成選手の対戦でした。お互いに有効打が無いまま試合が進み3ラウンド終了時30対30とみましたがジャッジ3人共に同点で延長戦に突入、松倉選手が左ストレートなどで3ダウンを奪いKO勝ちをして優勝しました。

セミファイナルはユースグランプリ63キロ級決勝戦東本央貴選手対ト部功也選手の対決でした。東本選手は予選でHIROYA選手にKO勝ちして注目を集めた選手です。対するト部選手は去年の準優勝者で年齢的にユースグランプリ最後の出場です。

1ラウンド東本選手パンチで前に出ますがト部選手も蹴り返し10対10、2ラウンドト部選手はボディを効かせダウンに近いダメージを与えト部選手10対9、3ラウンド27秒ト部選手のヒザが東本選手の顔面に入り東本選手が前のめりに倒れタオル投入、ト部選手がKO勝ちで優勝、ユースを卒業しました。ト部選手次のステージでの活躍を期待しています。


メインイベントは野杁正明選手がISKA世界ライト級チャンピオンのトルコのイエトキン、オズクル選手と対戦しました。去年のユースグランプリで戦慄のKO勝ちで優勝しましたが今年に入り打たれ強い外国人選手との対戦が増えKO勝ちが遠のいている野杁選手ですが元K-1選手の小比類巻選手に教えてを受けて何かをつかんだようでした。

1ラウンドオズクル選手の視線が鋭くパンチが強かったですが野杁選手ガードをして10対10、2ラウンドに入り野杁選手蹴りを出し始め当たってきますがオズクル選手もペースが落ちず10対10、3ラウンド野杁選手の右ローが効き始めます。オズクル選手アクシデントでヒザを痛めたようでしたが野杁選手のハイキックが顔面に入りダウンを奪います。このラウンド10対8で野杁選手、30対28で野杁選手の勝ちと見ましたがジャッジ30対28が2人、29対27が1人で野杁選手が勝ちました。

野杁選手打たれ強い外国人選手に対して技術力と破壊力が向上した感じです。野杁選手はさらに進化したようでした。一般の人にもキックを知って欲しいと願いつつ天才児野杁選手がKRASHの看板選手として 格闘技ブームを呼んで欲しいと思います。KRASHのさらなる飛躍を願っています。
写真は廃刊になった某雑誌の記事ですがWKA世界ヘビー級タイトルマッチのドン、星野、ウイルソン選手の写真です。イメージで貼っておきました。
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