格闘技イベントK-1が地上波から消えて時間が経ちましたが昨年11月に新生K-1として復活しました。復活後3回目の興行として55キロ級トーナメントを軸に今日4月19日にスポーツ専門チャンネルガオラで放送がありました。
55キロ級トーナメントには日本人選手4名、ロシア、オーストラリア、ポルトガル、オランダから強豪外国人選手が参戦して熱戦が繰り広げられました。
トーナメント1回戦第3試合は不屈の激闘王、寺戸伸近選手対ポルトガルの爆撃機、ルイ、ボテーリヨ選手が対戦しました。
寺戸伸近選手は55キロ級3冠王になったこのクラスを代表する選手です。現在はISKA世界バンタム級チャンピオンで劣勢でも勝負は諦めず観客を虜にする素晴らしいファイターです。現在34歳でトーナメント最年長ですが過去の試合を見ると何かやってくれるのではないか…と期待してしまう選手です。
対するポルトガルの爆撃機と呼ばれるルイ、ボテーリヨ選手はアマチュアムエタイの世界王者で20歳で33戦して手強い相手だと思いますが寺戸伸近選手なら好勝負をしてくれるだろう…と期待しながらの観戦でした。
1ラウンドはお互いに攻めてがなく10対10、
2ラウンドはボテーリヨ選手は試合慣れして寺戸選手の間合いを与えず寺戸選手はやり難そうでした。このラウンドの個人的ジャッジは10対10、
3ラウンドボテーリヨ選手は打ち合わず当てて逃げるタイプなので打ち合い上等の寺戸選手は相手のペースに惑わされている感じでした。10対10でイーブン、
個人的には30対30でドローとみましたがジャッジは3人共に29対29、延長戦になりました。
ボテーリヨ選手が前に出てきました。威力はないものの手数ではボテーリヨ選手が優勢、10対9でボテーリヨ選手と見ましたがジャッジは10対9で寺戸選手が2人、ボテーリヨ選手が1人、2対1で寺戸選手が勝ちました。
延長戦ではジャッジはボテーリヨ選手の手数より寺戸選手のダメージをとったそうですが勝って良かったです。再来日が期待されるボテーリヨ選手でした。
両選手共に素晴らしい試合をありがとうございました。両選手のこれからの活躍とキックボクシング界の発展を願っています。