格闘技は軽量級も凄いんです/武尊対大雅の試合はベビー級神話を超えた/K-1 ワールドGP3/55キロ級トーナメント

プラネマン

2015年04月20日 06:26

格闘技イベントK-1が地上波から消えて時間が経ちましたが昨年11月に新生K-1として復活しました。復活後3回目の興行として55キロ級トーナメントを軸に今日4月19日にスポーツ専門チャンネルガオラで放送がありました。


55キロ級トーナメントには日本人選手4名、ロシア、オーストラリア、ポルトガル、オランダから強豪外国人選手が参戦して熱戦が繰り広げられました。


決勝戦は武尊選手対大雅選手の対決でした。昨年の11月にこの対戦がありました。スピードは大雅選手がありましたが武尊選手は終始効いていない…をアピールして最後は武尊選手がバックハンドブローで失神させKO勝ちをしました。


前回の対戦後の大雅選手の悔しさを表した様子がテレビ画面に映りリベンジを期待でき前回以上に盛り上がる気がしました。


1ラウンド大雅選手は出だし何発もクリーンヒットさせますが武尊選手がボディから右ストレートでダウンを奪いました。さらにロープに追いつめ大雅選手は防戦一方でラウンド終了のゴングが鳴りました。このラウンドは10対8で武尊選手、


2ラウンド大雅選手はインターバルの間にダメージが回復したかのように前に出てその動きはこの日3試合目とは思えない速さがありました。このラウンドは10対10、


3ラウンド笑っていた武尊選手の表情に余裕がなくなりました。武尊選手左フックでダウンを奪いました。しかし大雅選手もさらに前に出て精神力の強さや負けられない気持ちを感じていました。このラウンド10対8で武尊選手、


個人的ジャッジは30対26とみましたがジャッジは30対25が2人30年対26が1人で3対0で武尊選手が勝ち優勝しました。

武尊選手の試合を何度か見たことがありますが余力を残して勝つことが多かったです。しかし今回は2回ダウンを奪った優位さを感じない試合でした。試合後の武尊選手の咆哮が試合の厳しさを物語っているようでした。

大雅選手の負けられない意地が想像を超えた名勝負になりました。当初K-1はベビー級から始まりました。ベビー級のKOの醍醐味がK-1ブームに火をつけたと思います。

今回の武尊選手対大雅選手は55キロ対決でベビー級の半分の体重になりますが技術と意地がベビー級が凄い…という神話を崩壊させたと思いました。


大雅選手は18歳、武尊選手は23歳まだ若い2人はこれからも対戦することはあると思いますが切磋琢磨して格闘技を盛り上げて欲しいと思いました。


新生K-1の可能性を感じた武尊選手対大雅選手の対戦でした。とまれ両選手共に素晴らしい試合をありがとうございました。両選手のこれからの活躍とキックボクシング界の発展を願っています。

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