チャンピオンの肩書きが選手を強くする/卜部功也選手、スペインの虎を完封/K-1ワールドGP3

プラネマン

2015年04月21日 22:27

格闘技イベントK-1が地上波から消えて時間が経ちましたが昨年11月に新生K-1として復活しました。復活後3回目の興行として55キロ級トーナメントを軸に今日4月19日にスポーツ専門チャンネルガオラで放送がありました。


前回1月の興行で60キロ級トーナメントで優勝した卜部功也選手がスペインの虎と呼ばれるハビエル、エルナンデス選手とスーパーファイトで対戦しました。

卜部選手の戦績は36勝8KO勝ち5敗、対するエルナンデス選手は46勝27KO勝ち12敗でした。エルナンデス選手は前回の60キロトーナメントに出場して卜部選手のお兄さんと対戦しました。押し気味で試合を進めていましたが延長戦でまさかの逆転KO負けでお兄さんが決勝戦に進出して兄弟対決が実現しました。ファンの間では卜部功也選手とエルナンデス選手の対戦は幻の決勝戦と呼ばれていましたが直ぐに実現して運営のやる気を感じました。

試合は1ラウンドローキックを中心に激しい打ち合いで世界レベルの試合だと思いました。個人的ジャッジは10対10のイーブン、
2ラウンド卜部選手のヒザやローキックが決まりだしエルナンデス選手の動きが止まりだし10対9で卜部選手優勢、

3ラウンドは卜部選手の攻撃にダメージがたまったのか1ラウンドに比べ攻撃のキレがなくなり卜部選手が10対9で優勢、


個人的には30対28と見ましたがジャッジ2人は30対29、30対28が1人で3対0で卜部選手が勝ちました。


解説者が3ラウンドにエルナンデス選手のパンチが流れローキックのダメージで踏ん張れないのだろう…と語っていましたが卜部選手3ヶ月前よりさらに強くなっていました。

チャンピオンになった自信が強くしたのだと思いますがこれからも世界の強豪と試合をして欲しいと思います。とまれ両選手共に素晴らしい試合をありがとうございました。両選手のこれからの活躍とキックボクシング界の発展を願っています。

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