4月18日にスポーツ専門チャンネルスカイAで放送されたプロボクシングOPBFバンタム級王座決定戦12回戦、山本隆寛選手対川口裕選手の試合を見ました。この試合は4月5日に大阪ボディマーカーコロシアムで開催されたものでした。
ランキング1位の山本隆寛選手は井岡ジム所属の24歳で戦績は15勝12KO勝ち3敗の24歳で兵庫県出身、高校を中退してプロボクサーになりました。当初母親は反対していましたが次第に応援してくれるようになりました。しかし若くして病気で亡くなりました。天国の母のためにも負けられない一戦でした。
対する川口裕選手はランキング2位でグリーンツダジム所属、戦績は22勝10KO6敗三重県出身の28歳です。1年前にタイトルに挑戦して敗れましたがチャンスが巡ってきました。リベンジのためにも負けられない一戦でした。両選手はスパーリングをしたことがあるそうです。手の内が分かっている選手同士の好勝負を期待しての観戦でした。
1ラウンド出だし川口選手は動きが固い感じがしました。個人的ジャッジは10対10、
2ラウンド山本選手手数が多く川口選手がロープを背負う展開で山本選手、
3ラウンド手数で山本選手優勢、10対9
4ラウンド山本選手ラッシュで何発かクリーンヒット、10対9で山本選手優勢、
4ラウンドまで40対37で山本選手優勢と見ましたがジャッジは38対38が2人、40対36山本選手が1人でした。
5ラウンド解説者が川口選手は右を狙いすぎ、ワンツーが少ないと語っていました。10対9で山本選手、
6ラウンド川口選手パンチが単発ですが当たり出しました。川口選手右目カット10対10イーブン
7ラウンド川口選手の動きが良くなりだし10対9で川口選手、
8ラウンド形勢逆転、山本選手手詰まりな印象に対して川口選手ペースアップで10対9川口選手、
8ラウンド時点のジャッジは78対76で山本選手と見ましたが川口選手もペースを上げてきたので分からない展開でした。ジャッジは76対76、77対75、77対75で2対0で山本選手優勢、
9ラウンド〜11ラウンドまで川口選手ペースで各ラウンド10対9で川口選手、12ラウンドは最後の力を振り絞り激しい打ち合いで10対10でイーブン、
個人的には116対115で川口選手、ジャッジは116対112川口選手、115対113山本選手、115対113で川口選手、2対1で川口選手がタイトルを獲得しました。
川口選手前半の劣勢を盛り返しあっぱれでした。山本選手母親に思いは届きませんでしたがジャッジが割れた接戦で健闘しました。
両選手共に素晴らしい試合をありがとうございました。両選手のこれからの活躍とプロボクシング界の発展を願っています。