9月21日にNHK、プレミアムで放送されたクラシック倶楽部を見ました。月曜日〜金曜日まで毎朝5時より国内外の一流演奏家の音楽が聞けます。
平日は何かと慌ただしく見ることは出来ませんが祭日も放送されるので祭日の朝早起きして見るのを楽しみにしています。
この日はヴァイオリンの滝千春さんとピアノの金子三勇士さんが出演しました。
2013年6月9日に青森県弘前市で開催されました。弘前市は人口18万人で津軽地方の中心都市になります。城下町として栄え現存する天守閣のあるお城がありリンゴの産地で有名です。
リンゴを持ちこんだのは西洋の宣教師で弘前の町には西洋の洋館が残っているそうですが故にクラシック音楽が似合う町だと紹介がありました。
ヴァイオリンの滝千春さんは1987年生まれ海外で数々のコンクールに入賞、国内外の一流オーケストラと競演した若手のホープです。
ピアノの金子三勇士さんは1989年日本人の父と競演ハンガリー人の母のもとに生まれました。11歳で飛び級で国立リスト音楽院に入学、早くから頭角を現してきました。
2人は今回初顔合わせでしたが冒頭のインタビューで若いということは向上心がある…
リスクをとりながらチャレンジしたい…と語り挑戦的な曲にチャレンジした…と語っていました。
オープニングはブラームス作曲、ヨアヒム編曲「ハンガリー舞曲第5番」でした。
ピアノ連弾曲として作曲された曲でしたがヨアヒムがピアノとヴァイオリン用に編曲しました。
続いてバルトークのピアノソナタが金子三勇士さんのソロで演奏されました。
バルトークの生きた19〜20世紀初頭は時代の変わり目で戦争を体験、故に深い作品が多く数学的作曲法、音楽理論を得意とし人間的に感じるものがあり心に響くものを感じる…と金子三勇士さんはインタビューで語っていました。
続いて20分以上演奏されたプロコフィエフ、ヴァイオリンソナタ第2番が演奏されました。
プロコフィエフはおもちゃ箱を開いたときのおもちゃのように遊び心があふれ音楽理論ではなく自分の思った通りに作曲しているとインタビューで語っていました。
当初はフルートとピアノのために作曲されましたが音楽家のススメでピアノとヴァイオリン用に編曲されたそうです。
アンコールでバルトークのルーマニア民族舞曲が演奏されあっという間に30分が終わりました。
若者のエネルギー満ちあふれる素晴らしい演奏で休日の朝早起きした価値がありました。滝千春さん金子三勇士さん素晴らしい演奏をありがとうございました。これからの活躍に期待しています。