交響詩・魔法使いの弟子・デュカス/完璧男のマジカルワールド/

プラネマン

2015年12月13日 03:33


時間が過ぎましたが11月14日にNHK、Eテレで放送されたらららクラシックを見ました。毎回クラシック音楽の名曲を1曲特集しますが今回はデュカスの交響詩魔法使いの弟子でした。毎回クラシックファンのゲストが登場しますが今回は女優の本仮屋ユイカさんが出演しました。本仮屋ユイカさんは映画スイングガールでトランペットを演奏、2010年にはN響と共演したことがありました。

番組は3つのテーマで進行しました。最初のテーマは〔オーケストラが描き出す物〕でした。この曲はゲーテの魔法使いの詩を音楽にしたものでした。

老師が出かけるために弟子に留守を任せました。弟子は魔法の呪文を唱えるとほうきが水を汲みに行きました。しかし弟子は止める呪文を知らなかったので斧で倒すと分裂して収拾がつかなくなりました。老師が帰ってきて落ち着きましたがゲーテのコミカルな詩の世界を描いた作品でした。

孤高の芸術家の到着点

デュカスは16歳でパリ音楽院に入学しましたが若手選手の登竜門のローマ賞に応募しましたが結果は2位で完璧主義者のデュカスは音楽院を止めこのました。

その後デュカスは兵役につきますが乗馬、水泳、厳しい訓練、上下関係、集団生活と慣れない軍隊生活に四苦八苦していました。

しかし音楽に理解のある軍楽隊長に出会い2ヶ月管オペラの上演を手伝うことになりました。オペラは大成功でデュカスは自分には音楽しかないことを悟り除隊後は音楽評論家などもして頑固主義者がより進んだと言われましたがゲーテの作品紹介に出会い創作意欲が刺激されたようでした。

弟子でしたは70以上の作品を作ったそうですがほとんど破棄して僅か10曲しか発表しなかったそうですが魔法使いの弟子は完璧な作品のようでした。

魔法の音の使い方

ホルンの音などに全音階級が含まれていると解説がありました。文章で上手く表現出来ずに申し訳ありませんがカエルの歌を題材に解説がありました

軍隊生活から自分の生きる道を見つけたデュカスは素晴らしいと思いました。クラシック音楽の深さを感じた番組でした。

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