本 日帰り宇宙旅行 プラネタリウム散歩

長野市立南部図書館さんで「日帰り宇宙旅行、プラネタリウム〜最新鋭から変わりだねまで全国48ケ所を網羅〜」を借りてきました。

僕は星が好きで地元長野市立博物館さんプラネタリウムを中心に年間30回程プラネタリウム観賞や天文のイベントに出かけています。図書館でこの本を見つけ借りてきました。


作家のいしいしんじさんのなぜプラネタリウムが好きかの巻頭インタビュー、

日本の特選プラネタリウム48、

プラネタリウムを200%楽しもう、

プラネタリウムの解説者や天文学者、制作者のKAGAYAさん等関係者のインタビュー、

プラネタリウムの歴史、という感じで編集されています。


特選プラネタリウム48の中に僕のホームといえる長野市立博物館さんが紹介されていて嬉しく思います。
長野市立博物館さんでは創立の1981年〜2011年7月現在投影されたプラネタリウム番組は全てオリジナルになるそうです。シナリオから演出まで全て自主制作で温かみのある投影が気に入っています。高速のインターチェンジから近く近くにサッカースタジアムの改修工事が始まります。近い将来サッカー観戦とセットで盛り上がって欲しいと思います。


僕は新卒で入社した会社で大阪に転勤になりました。初めて見たプラネタリウムは京都青少年科学館さんで住んでいたのは池田市で豊中市立青年の家さんが一番近く両プラネタリウムの観賞回数が多かったですが紹介されてなくて残念です。

紹介されたプラネタリウムの中で僕が行った事があるのは‥

名古屋市科学館さん‥91年2月「星の恋物語」92年8月「時空を超えて」‥新しくなる前のプラネタリウムでした。帰省の時寄りました。


明石市立天文科学館さん‥子午線が通る町のプラネタリウムです。91年6月「星の時計、原子の時代」9月「四季の月」11月「中国古代の星座」12月「星はすばる」92年2月「うるう年はなぜおくの?」3月「北斗七星の過去、未来」6月「子午線をはかる」8月「銀河のうず巻き」他に観望会に何回か参加しました。もう20年も前の話ですが懐かしいです‥


つくばエキスポセンターさん‥93年10月「夢伝説、秋、神話の世界へ」ユースホステルで知り合った人が筑波大学の卒業生で同乗して筑波大学の学園祭に連れて行ってもらいエキスポセンターまで送ってもらいました。宇宙食等が売っていたのが印象的でした。


神戸市立青少年科学館さん‥91年11月「KAGUYAHIME」92年7月「未知への航海」ポートライナー?という電車で行った記憶があります。明石市立天文科学館とのハシゴが多かったです。震災前なので現在の様子は分かりませんがもう一度神戸、明石のプラネタリウムのハシゴをしたいです。


最新鋭のプラネタリウムから子供科学館まで各地にプラネタリウム文化が根付き多くの人が楽しんだり癒されたり星の世界で有意義な時間を過ごして欲しいと思います。


マーブルブック社、2011年7月15日初版、95ページです。  


2013年01月14日 Posted by プラネマン at 20:58Comments(0)

本 愛人(エイン)剥がされた記憶 小川竜生

長野市立南部図書館さんで借りてきた小川竜生さんの「愛人(エイン)、剥がされた記憶」を読みました。

時は2002年、主人公の桐生は50才で広告代理店を経営しています。妻と17才の娘がいます。かつては羽振りが良かった会社も不況で仕事が減り四苦八苦している桐生ですが妻とは家庭内別居状態で家の近くの飲み屋に行くのが日課になっていました。桐生はいつしかその店に出入りする韓国人モデルのキムに恋心を抱くようになりました。

神戸に出張が決った桐生はキムを神戸に誘ってみましたが思わずOKの返事をもらい浮かれ気分になりました。その頃桐生は娘から「母親が夜な夜な外出している」と聞かされました。

ある夜帰りが遅くなった桐生は駐車してあるクルマの中で濃厚なキスをする妻を見つけました。仮面夫婦で肉体関係は疎か会話さえした事がない桐生ですが妻が他の男と会っているのを見ると複雑な気分になりました。


桐生はキムと神戸に行きましたがキムを口説く事に成功しました。その時キムは「日本人の男の人はみんな泥棒です。」と呟きました。桐生はかつてこの言葉を聞いた事がありました。桐生は17年前に韓国に接待旅行に行った時にキーセンに惚れ羽振りが良かった桐生は妻が妊娠をしていながら何度も韓国に通いそのキーセンを愛人にしました。その愛人を初めて抱いた時桐生はキムが言った「日本人の男は泥棒」の一言を言われたのでした。


神戸でキムとの仲が急接近した桐生ですが夜な夜な妻が外出するのは変わらないようで桐生は私立探偵を雇い妻を監視しましたがある日決定的な証拠を掴みました。その頃桐生の会社にビデオテープが送られて来て再生すると奥さんと知らない男の肉体関係が映っていました。

自宅に帰り妻にそのビデオを見せた桐生ですが奥さんも開き直り離婚騒動に発展しました。桐生は行きつけの飲み屋に行くとキムがいて韓国に帰るという話をしてきました。妻と冷却期間を置きたい桐生はキムと韓国に行く事にしますが‥


予備知識が無く題名を見て借りましたがサスペンス編で一気に読み終わりました。
ストーリーは2001年、冬大磯、
1985年、釜山、
1985年冬、慶州、
1986年冬、大磯、終止符、
2002年、大磯
2002年、初春、釜山、
2002年、大磯、終焉、
の7章に分けられます。


1985年の慶州での桐生と愛人の触れ合いが羨ましくもあり眩しくも感じました。僕は韓国には行った事はありませんがソウルオリンピック前の古き良き時代の韓国の様子とキーセンとお客の関係から変わって行く過程に魅せられ引き込まれて行きました。

ソウルオリンピック前の韓国でも反日感情はあったと思います。桐生の愛人のお父さんも日本に強制連行され日本人嫌いだと思いますがあえて桐生を自宅に案内した愛人の気持ちに泣けるものがありました。


妻が知らない男とクルマの中で濃厚なキスをしていて通りすがりのクルマのライトにその姿が浮かびあがる場面や桐生が妻を問いつめる場面、キムとの情事の場面と愛人との釜山での食事の場面、東京ホテルやお菓子を食べた慶州での出来事等と官能が交じり合った混沌とした展開が面白かったです。


僕は独身、金無しで子供や愛人とは縁のない生活をしていたので桐生の身勝手さや家庭を省みない気持ちにイライラしながらも愛人との思い出や娘の優しさが羨ましかった作品でした。僕は恋人も愛人も持つ事はないと思いますがもしも持った時は誠意が大切だな‥と思いました。


小川竜生さん、1952年大阪生まれ、1993年作家デビュー、ハードボイルド系の作品が多いそうです。

「愛人(エイン)剥がされた記憶」2002年6月25日初版、祥伝社、308ページです。  


2013年01月02日 Posted by プラネマン at 22:58Comments(0)

本 あの日にかえりたい‥乾ルカ

僕は45才独身‥建設関係の仕事をしていますが肉体労働が辛くなってきました。忙しい割に収入は増えず冬のボーナスもどうなるか‥精神的にも肉体的にも辛い冬になりそうで若い頃に戻りたいな‥とそんな事ばかり考えています。


そんな時長野市立南部図書館で「あの日にかえりたい」という本を見つけました。あの日の思い出を持つすべての方へ‥という作者からのメッセージで始まります。

真夜中の動物園

翔る少年

あの日にかえりたい

へび玉

DID NOT FINHSH

夜、あるく、 の短編小説が6作品書かれています。

1作目の真夜中の動物園はいじめられっ子で両親とも上手くいってない少年が夏休みの真夜中に動物園に忍びこんだ時に飼育係のおじさんと親しくなりいろいろな事を学んでいき動物園に勤める話です。一夏の経験が後々の人生に影響を与える‥こんな夏休みを少年時代に過ごしてみたかったと思いました。


翔る少年‥は太ったおばさんとケガをした少年の儚い1日を描いた作品でしたが少年が太ったおばさんと男の人と中学生のお姉さんの写真を見ましたがストーリーが続きその写真の意味を知った時に思わず目頭が熱くなりました。


3作品目のあの日にかえりたい‥は福祉系専門学校に通っていたヒロインが老人ホームに研修に行った時知り合った老人との触れ合いを描いた話です。その老人は若い頃奥さんにいろいろと迷惑をかけたようでしたが僕も母親にいろいろと迷惑をかけてきたな‥と思い他人事とは思えず読み耽ってしまいました。老人とヒロインの不思議な関係に一気に読み終わりました。


4作品目のへび玉‥は33才の独身の女性が主人公です。肉体的な老いを感じたり会社の中で他の女性社員と対人関係が上手くいっていないヒロインがかつての部活仲間と会う話です。「時はきらめくものを奪い去って代わりにいらないものばかりを残していく‥」今の僕には重みのある一言でした。ヒロインの苦悩が他人事とは思えなかったです。

時の残酷さや儚さを描いた秀作でした。1作目の真夜中の動物園は話のタイプが違いますが普通に過ごす日常の素晴らしさを描いていました。普通に食べているお袋の味‥些細な事でのお袋とのケンカ‥6才になった愛犬‥当たり前の日常も独身の僕には将来あの日にかえりたい‥と思うのだろうな‥と読み終えて思いました。


出来るだけ外食は控えお袋の作ってくれた料理を有り難くいただきたい‥愛犬を大事にしてあげよう‥あの日にかえりたいを読んで日常の大切さを痛感しました。

作家の乾ルカさんは1970年札幌生まれ2007年に単行本デビューをしたそうです。これからの乾ルカさんの活躍を願っています。


あの日にかえりたい
2010年5月25日初版
実業之日本社出版
267ページです。  


2012年12月01日 Posted by プラネマン at 23:45Comments(0)

本 オーロラウォッチング ガイド

明日11月25日は3連休の最終日になりいろいろなイベントや行事がたくさんありますが明日はプラネタリウムに行きたいと思っています。

長野市立博物館のプラネタリウムでは毎月最終日曜日の3時から星空の散歩道という通常のプラネタリウム投影とは違う生解説の番組があります。11月のテーマはオーロラです。

オーロラという響きには神秘的なものを感じます。僕は淋しい事に独身ですがもしも奇跡がおきて結婚出来るならハネムーンにはオーロラを見に行きたいと思っています。ハネムーンに行くのは今世紀中には無理だと思うので後15年頑張って働いて定年退職したらオーロラを見に行きたいと心の支えにしながら年下にバカにされながら働いています。


かつて長野ロキシーさんで見た「OUT」や「クリスマスのその夜に」という映画にもオーロラが出てきましたがその2本の映画の中ではオーロラは希望の灯りでした。僕は配偶者も子供もいないし出世とは無縁の人生ですが負け続けた人生の最後にオーロラを見て自分へのご褒美にしたいと思っています。


長野市立南部図書館に行ったら「宇宙の神秘に迫る、オーロラ、ウオッチング、ガイド」という本を見つけ借りてきました。


この本は5章で構成されています。

第1章、オーロラカタログ
第2章、オーロラを楽しむためのハウツー、

第3章、オーロラを表現する

第4章、オーロラQ&A

第5章、あなたはなぜオーロラを見なければいけないのか?

の構成になっています。


第1章はオーロラの美しい写真が満載です。この本の作者上出洋介氏はオーロラを何百回見ているそうですが同じものはなかったそうです。オーロラを背景にしたへールホップ彗星の写真は貴重だと思います。


第2章はオーロラ観望地ガイドでアラスカやカナダ、スカンジナビア半年などオーロラが見える所を丁寧に解説してあります。しっかり働いて健康に注意してオーロラを見たいものだと思いました。


第3章はオーロラの伝説や神話、オーロラの登場する小説やオーロラの絵画や版画、オーロラの詩などの解説や紹介があります。


オーロラ、ウオッチング、ガイド、JTBパブリッシング社出版、著者、上出洋介氏、159ページです。

オーロラが見たくなる一冊だと思います。  


2012年11月24日 Posted by プラネマン at 23:10Comments(0)

本 天使からの手紙 天満敦子

今年の1月に世界的に有名なバイオリン演奏者の天満敦子さんのコンサートが長野市でありました。

僕の母親はクラシックコンサートは初めてで友達に誘われて行ったそうですが大感激をして天満敦子さんのサイン入りCDを買いました。

時々母親の部屋から聞こえてくる天満敦子さんのバイオリンの音色に僕も癒されています。今年の8月に天満敦子さんのチャリティーコンサートが長野市であり僕は母親にコンサートの開催を知らせると申し込み行ったそうです。チャリティーコンサートのためCDなどの販売はなかったそうですが感激した‥と言っていました。


長野市立南部図書館に行った時天満敦子さんが書いた「天使からの手紙 バイオリンで紡ぐ絆」という本があり借りてきました。


この本は6章からなっています。

第1章、チャリティーコンサートに参加して‥

第2章、天使からの手紙‥1988年7月21日に生まれた双子の小林姉妹の絵や詩の紹介、養護学校で学び卒業後も夢に向かって頑張る二人の詩や絵に励まされました。

第3章、フィランソロピープロジェクト(社会貢献)の足跡、

天満敦子さんは埼玉県秩父市の秩父養護学校でチャリティーコンサートを開催して収益金で障害者の就労支援をする軽乗用車やワゴン車を購入したそうです。


第4章ではルーマニアでの活動、

第5章では中近東四ヶ国演奏旅行記、

第6章では日本とモンゴル国交35周年記念コンサートの様子が語られています。
天満敦子さんはバイオリンの演奏だけでなく社会貢献や国際舞台で活躍している事が分かりました。天満敦子さんのバイオリンで世界中の人々を癒して欲しいと思います。


この本はCDサイズで持ち運びに便利な事や見やすくなっています。多くの人々に天満敦子さんの魅力を知ってもらいたいと思いました。

CDサイズの本シリーズNo.3「天使からの手紙〜バイオリンで紡ぐ絆〜」

銀の鈴社発行、71ページ、2007年11月8日発売、71ページです  


2012年11月01日 Posted by プラネマン at 22:46Comments(0)

本 仮面幻双曲  大山誠一郎

長野市立南部図書館で借りてきた大山誠一郎さんの仮面幻双曲という本を読みました。予備知識は無く題名や表紙のデザインを見て思わず借りました。


時は昭和22年晩秋、舞台は滋賀県湖北の双竜町という場所です。地元の一流企業である占部製糸という紡績会社の跡取りである占部文彦という人物から東京で私立探偵事務所を開業している主人公の川宮圭介と奈緒子という兄妹に依頼があった事から物語は始まりました。

占部文彦は双子で占部武彦という弟がいますが双子でありながら兄弟仲は悪く何かにつけてはすれ違っていました。占部武彦は社内の工員の女性と交際していましたが町内に中傷の手紙が出回った事を苦にして工員の女性は自殺しました。中傷の手紙を出したのは文彦だと思い込んだ武彦は双竜町を飛び出しました。


しばらくして東京で腕は良いが酒に溺れた整形外科医が殺された事件がありました。その整形外科医はかつてドイツに留学して全く別の顔に出来るほど腕が立ちましたが入院患者に殺されました。外科医を殺した入院患者は占部武彦だと分かりましたが外科医は殺されカルテの写真も剥ぎ取られ別の顔になったまま行方不明になりました。


女性工員が自殺してから1年目の命日が近づいた時占部文彦は整形した占部武彦に襲われないように川宮圭介兄妹に身辺警護を頼みました。川宮圭介と奈緒子は一晩中占部文彦の部屋のドアの前で警備して占部文彦には絶対に窓を開けないようにお願いしました。翌朝起きてこない占部文彦を疑問に思った占部家の人は文彦の部屋の鍵を開けましたが占部文彦の部屋の窓が開いていて占部文彦は殺されていました。犯人は整形手術をして別人の顔になった占部武彦なのでしょうか‥真犯人は‥真犯人の目的は‥ そして第2の殺人が起こりました‥


久々に本を読みましたが展開の速さやトリックなど手が込んでいて面白かったです。真犯人は指紋を一切残さないほど用意周到な人物で顔の分からない犯人を登場人物に当てはめながら考え楽しむ事が出来ました。
もしも真犯人が現代に生きていたら殺人事件にはならなかったと思いました。時代に振り回された真犯人の哀しさと題名の仮面幻双曲の意味が分かった時の切なさが強烈な作品で読み応えがありました。


作者の大山誠一郎さんの名前は初めて聞きましたが1971年生まれ、京都大学在学中は推理小説研究会に所属していたそうです。本格的な作家活動の傍ら翻訳も手がけているそうです。

「仮面幻双曲」2006年7月20日初版、小学館、250ページです。大山誠一郎さんのこれからの活躍を期待しています。  


2012年09月25日 Posted by プラネマン at 21:44Comments(0)

本 その借金なんとかしましょう

人生を救った一冊の本といえば、その借金なんとかしましょう、朝日新聞社刊、2004年出版をあげたいと思います。


多重債務で困っていた頃、偶然長野市の南部図書館で見つけました。


大袈裟でなく人生の岐路に対して破滅から救ってくれた一冊、人生の潮流が変わった一冊でお金の悩み事に対してはどこかの新興宗教よりすごい救済力を発揮してくれた一冊でした。


著者吉田猫次郎さんは財閥系の商社に勤務していましたが、実家の商売の連帯保証人になり退職したそうです。


以後多重債務に苦しみ、手形の不渡りをだし、ヤミ金に監禁されたそうです。


一時は自殺を考えたそうですが、ヤミ金の700万円を140万円に、7500万円の借金を2000万円台に合法的に減らしたそうです。


こんな人がいたのか!一気に読み終えてしまい人生の暴風雨は読み終わった瞬間に止み、暴風雨の止んだ後空を見たら雲間から星が見えていたそんな気持ちでした。今までの人生で絶えて久しい希望を与えてくれた一冊でした。


第1章は吉田さんの借金地獄体験記が書いてあります。

第2章が吉田さんのノウハウの公開で、借金が返せなくなったらどうするか?差し押さえやブラックリスト、マイホームを守る方法など人に聞けないことの説明

第3章は多重債務、連帯保証人、商工ローン、銀行や競売、失敗談などの実例、

第4章は借金や倒産のQアンドAが書かれています。

弁護士や司法書士は世間一般の人は敷居が高い感じがします。学校や親もお金については教えてくれない事が多い中で吉田猫次郎さんはお金の問題では現代の駆け込み寺だと思います。


ナガブロを御覧になっている方は無縁だと思いますが、転ばぬ先の杖ではありませんが頭の片隅にでも留めていただき周りでお金の悩み事がある人に教えていただければと思います。


僕も多重債務だったと黙っていればよかったと思いますが、僕も吉田さんに助けられた身、自分の恥をさらしてもお金の悩み事に苦しむ人が吉田さんの事を知って悩みから解放されて欲しいと思い自分のブログに書いて見ました。


ちなみに僕の母親の知り合いの息子さんが多重債務でしたが吉田さんの本を紹介して司法書士に依頼して立ち直ったそうです。  


2009年07月18日 Posted by プラネマン at 23:52Comments(0)

本 騙しのカラクリ

南部図書館にあった本で作者は横田濱夫さん、2003年出版、PHP研究所、251ページ、


作者の横田濱夫さんは〈港が見える丘銀行〉に在職中に出版したはみ出し銀行マンシリーズがベストセラーになります。現在はマネー評論や金融のコメントで活躍しています。


詐欺、ひっかけ商法の手口を9つあげていて反省点と予防策が書いてあります。

僕が一番印象に残っているのは、〈魅惑のサプリメントに潜む罠〉で56才の中小企業の社長がスポーツ新聞の記事に興味をもちます。

真面目に生きてきた社長はときめきの出会いに無縁だったので冷やかし半分で問い合わせてしまいます。


電話に出た女性と話をしていると銀座のクラブにいるような気になってしまい目の前にぶらさがる誘惑話にがまんできなくなってしまい…


古くは美人局、最近ではデート商法、男のスケベ心に巧みに取り入り大金を巻き上げられる話は独身の僕には他人事ではありません。

うっとりと心地よい気分にさせてくれる代償は高くつくんだと考えさせてくれる話でした。  


2009年05月29日 Posted by プラネマン at 06:44Comments(0)

本 年金大貧民時代生き抜く知恵

年金大貧民時代を生き抜く知恵、 サブタイトルは一目でわかる年代別のサバイバル術


2004年、萩原博子、徳間書店、221ページ


年金については不安がありますが詳しい事は解らずにいました、南部図書館で詳しく書いてある本を見つけました。


年金は若い世代ほど負担が重く、給付が少なく相互援助の限界を越えて世代間で不公平を生み出しているそうです。


僕は42才、払った分はもらえない可能性が強く、完全に65才支給、順調に行って60で退職しても5年間は無収入でかなりの蓄えがなければ惨めな事になることに気がつきました。


以前生命保険会社の個人年金に加入していましたが、借金の返済で解約してしまいました。


バブル期だったので利回りは5・5%、現在は1%前後、

1%なら貯金するよりいいと思いましたが、1万円の年金保険料から1000円が手数料や保障料で引かれ9000円が1%で運用され最初から元本割れをしていてまったく魅力が無い事が解りました。


借金は今でこそ完済しましたがその代償として老後の資金を食い潰したのかと思うと叫びだしたい気持ちでした。


老後の不安も大きいが、リストラや給料カットの不安も大きい今日この頃、老後まで後20年ありますが、学校を卒業してから20年の早さを思うとあっという間に20年が過ぎていきそうです。


何も知らなくていざ老後になりあたふたするより、このままで行けば大変な事になるというのがわかっただけよかったと思っています。


国はあてにできないというのと、将来は自分で切り開かないといけないと実感した一冊でした。  


2009年05月21日 Posted by プラネマン at 06:01Comments(0)

本 金持ちへの道しるべ

南部図書館で借りてきました。

長野県出身の経済ジャーナリスト萩原博子さんの本です

サブタイトルは、今のままならあなたはカモ、

2003年、講談社、202ページ、


実際にこんなはずではなかった、という金融トラブルに巻き込まれた人の話を参考に、知らない間に広がっている怖い現実の紹介があります。


子宮ガンになってもガン保険の出ない話、

身に覚えのない買い物で高額請求がきた話

個人年金に入っても老後が保証されない?話

無条件で入れても、保険金は無条件に出ない話

安い保険料で大きな補償のカラクリ

など、目からウロコの話がたくさんありました。

まえがきで、法律に触れなければ何をしてもいい、騙されたほうがマヌケの生き馬の目を抜く時代になった、と書いてあり我々庶民もアンテナを張らなければいけないと思いました。  


2009年05月06日 Posted by プラネマン at 09:43Comments(0)

本 新お笑い北朝鮮

南部図書館に行ったらこの本があったので借りてみました。

テリー伊藤さん ダイヤモンド社 2004年4月発行 316ページ


テリー伊藤さんは、金日成時代の1994年に第1作目のお笑い北朝鮮を出版した北朝鮮ウオッチャーです。

現地とのパイプラインを生かし、よど号ハイジャックメンバーと連絡をとり、暗号を解読して日本で得られる情報だけではない北朝鮮を紹介しています。


食糧難でも外国人旅行者に見栄を張って名物料理を提供する北朝鮮のグルメガイドが印象に残っています。

平壌冷麺
韓国のオリョン冷麺に比べ観光客向けに手加減して辛くないようです。

ハマグリのガソリン焼き
ボッと焼く迫力が、視覚的に美味を直感させるみたいで、ガソリン臭はしないようです。

アヒルの焼き肉
牛に似た味のようです。日本円で4000円位で現地の人は食べられない高級料理みたいです。 



かつて北朝鮮は国力をかけて高さ300メートルの柳京ホテルを建設しようとしましたが挫折しました。

十分な安全を確認しないまま無理な高所作業をしたため犠牲者が出た模様です。
犠牲者の幽霊が出るという噂でここを舞台にホラー映画を撮影したいハリウッドのプロデューサーがいるそうです。


近くて遠い隣人北朝鮮についてぜひ一読してみて下さい。  


2009年04月17日 Posted by プラネマン at 06:21Comments(0)

年収三百万時代を生き抜く経済学

図書館で、年収三百万時代を生き抜く経済学、という本を借りてきました。 〈森永卓郎さん、光文社〉

2003年出版の本で、小泉首相時代の本ですが、年収三百万円を稼ぐのも楽じゃなくなるのという話と、3百万円生活の防衛術が書かれてました。

2003年に東京都がハローワークを通じて就職した正社員1万2千人を調査した結果、就職時の賃金は、35才から44才までで、21万9千円だったそうです。


年間240万円でボーナスを含め年収3百万円、これも正社員の雇用にありつけた人達で、残りは年収100万円台のパートタイマーになってしまいます


6月迄に職を失う非正規の労働者は全国で19万人になるといい、長野県の有効求人倍率が0.51倍というと本当に厳しい世の中だと思います。


会社の傘の下にいるので何とかやって行かれますが、裸で世の中に放り出されれば吹き飛ばされそうです。

正社員の職がある、年収3百万円あるというのは今の時代実は運がいいのだと感じてしまいます。 


6年前の本ですが今の時代には一読の価値はあると思います。  


2009年04月03日 Posted by プラネマン at 06:23Comments(0)