本 餓狼伝 夢枕獏

篠ノ井の南部図書館に久しぶりに行きました。偶然夢枕獏さんの餓狼伝を発見して大感激でした。

 
餓狼伝は14才から空手を始めた主人公丹波文七が特定の組織に所属しないで強さを求め空手の大手流派北辰館や東洋プロレスなどの敵と闘い続け成長して行く話ですが20代の僕のバイブル的な本で僕は丹波文七にだいぶ影響を受けて長野に帰ってきてから無所属自己流、もしくはフリーを名乗り各地の格闘技のオープントーナメントに参加して出場歴は30回を超えていました。(今から思えば試合数より勝つ事の方が大事だと思いますが夢枕獏さんの格闘技小説をカバンに詰め込んで各地を旅したのはよき青春の思い出です。)

夢枕獏さんも多忙で他の連載も抱えていたので餓狼伝の単行本化は年に1度あればいいペースだと思いましたが僕自身が格闘技から離れると同時に餓狼伝を見る事もなくなりいつしか記憶から消えて行きました。


何年振りかで見た餓狼伝ですが懐かしさから思わず借りてきました。図書館にあった餓狼伝は全4冊でしたが1冊6百ページほどあり読みごたえがあります。僕が最後に餓狼伝を見たのは丹波文七が試合前に控え室で葵流に襲われる所でしたがこの文庫本シリーズでは第3巻の後半でした。読み始めるとあっという間に読み終えてしまいました。4巻からは未知の領域ですので約六百ページ楽しんだ後復習もかねて第1巻から読むつもりです。


個人的に餓狼伝が好きなのは丹波文七が特定の組織に属していないで強くなった事と餓狼伝には女性がほとんど出なくて竹宮流の泉宗一郎の娘が北辰館の姫川と浮いた話が出るくらいで基本的に男女の惚れた云々は関係ない純粋な強さを求めるストーリーが気に入っています。


夢枕獏さんが山好きという事もあると思いますが松本市や信州大学がストーリーの中に出てきます。松本のプロレス興業でリングサイドで観戦していた北辰館の堤城平にプロレスラーがケンカを売って乱闘になりグレート巽がそれを収拾するシーンにはワクワクしましたが格闘技とプロレスをうまくマッチして小説に出来る夢枕獏さんの才能には脱帽しました。


竹宮流や葵流など他の作家が思いつかないような登場人物も個性的で読者を飽きさせず素晴らしいと思います。丹波文七はどこまで強くなるのか?格闘技界はどこに行くのか続編が楽しみです。休日はそこそこに充実していると思いますが平日は犬とケイタイしか楽しみがない今日この頃、しばらくは餓狼伝で楽しめそうです。  


2010年11月30日 Posted by プラネマン at 03:04Comments(2)格闘技関連の本

愛犬の日 10年11月


僕は3才になるメスのトイプードルを飼っています。愛犬が我が家に来たのが27日で僕の誕生日も27日なので毎月27日を愛犬の日として食卓に刺身と果物を1品増やし1人で盛り上がっています。

今月の愛犬の日はマツヤの七瀬店さんに行きました。信州サーモンが半額で228円、ブラジル産のマンゴーが398円でした。信州サーモンを初めて食べましたが味は本家のサーモンとあまり変わらない気がしましたが美味しかったです。ブラジル産マンゴーも甘味があり美味しかったですが種がほとんどで食べるところが少なかったです。


我が家の愛犬は子作りのため一週間ほど家を離れました。愛犬は人なつっこくて新しいご主人に連れて行かれてもすぐになついてしまうと思っていましたが1週間後戻って来た時、下痢をしていてだいぶストレスを感じていたのだと思いました。声も枯れていてかなり泣き叫んだ事が分かり我が家を離れ愛犬なりにつらい日を送っていたのが分かり心が痛みました。家族の見ている前でオリに入れられ捨てられたと愛犬なりに傷ついたかもしれませんが愛犬と過ごせる限られた時間を大切にしたいと改めて思いました。  


2010年11月29日 Posted by プラネマン at 06:32Comments(0)愛犬の日

真武館 全日本格闘技選手権回想

年末も近く押し入れの中を整理していたら懐かしいパンフレットを発見しました。毎年11月の最終日曜日に開催されていた真武館さん主催の全日本格闘技選手権のパンフレットです。

真武館さんは福岡県を中心に九州で活躍している空手団体ですが空手の枠にとらわれず総合格闘技の概念がなかった1986年から掌による顔面攻撃や投げ技、関節技を認めた大会を開催していた総合格闘技のパイオニア的な空手団体でした。

排他的なところがなく他流派の参加が大歓迎でパンフレットの表紙の写真に書いてあるように「ロシアの格闘技サンボ対空手」「空手対ボディービル」「レスリング対空手」「空手対シューティング」「古武道対ムエタイ」「空手対イラン拳法」など各格闘技の猛者が集まり公開他流試合とか格闘王前田日明さんが主催していたリングスとルールが似ていたのでアマチュアリングスと呼ばれ実戦志向の格闘家に名前が知れていました。


僕も九州の方で過激な大会が開催されていると聞き怖いもの見たさで参加した事がありました。94年と95年の第9回〜第10回大会に参加しました。


真武館さんの当時の主なルールは掌の顔面攻撃を含め反則箇所以外の打撃技、1ラウンドに25秒の寝技の攻防が認められたルールでした。第9回大会は僕は軽量級に参加、45名がエントリーしました。僕は九州の空手家と対戦しました。相手は違う大会で上位入賞した事がある強豪でしたが相手ペースで試合が進み判定負けでした。組技系の選手が上位に進出して技術体系が変わってきた印象がありました。


第10回大会も軽量級で参加、同じく45名がエントリーしました。今大会よりグランドでのボディ攻撃が認められました。僕は柔道の選手と対戦しました。グランドの攻防では終始亀になりスタミナの温存を計り打撃に活路を見いだす作戦にでました。手応えがある攻撃が何発か入りましたがグランドでの消極的さがマイナスにとられたのか2対3で判定負けでした。


第10回大会に参加してみて組技系の選手の優位が目立ち打撃技オンリーでは総合格闘技の試合に勝てない事やオリンピック関連の特需で仕事が多忙になりトレーニングに時間がとれなくなりこの試合を最後に格闘技を辞めて行く事になりました。


2大会とも負けたけど何か爽やかで数日夢を見ているようでした。真武館さんの大会は純粋に強さを求める若者が集い男のロマンが漂う素敵な空間でした。真武館さんの門下生の中には僕より強く真面目に練習に打ち込んだ門下生がいたと思いますが他流の僕に実戦の機会を与えてもらい真武館さんには感謝しています。真武館さんのホームページを見ましたが11月最終日曜日恒例だった全日本格闘技選手権は開催されていなかったようで寂しく思いました。僕が現役当時と違い技術体系や総合格闘技を取り巻く環境も変わってきましたが総合格闘技のパイオニアとして格闘技界の底上げとして真武館さんには期待しています。  


2010年11月28日 Posted by プラネマン at 13:20Comments(0)格闘技の話題

皿うどん 蕃竜 長野市吉田

僕の尊敬するまり子さんはかつてはアイドル歌手倉田まり子さんとして活躍しましたが現在は実業の世界に転身してキャリアカウンセラーとして活躍しています。先週の土曜日誕生日を迎えました。まり子さんは長崎県出身ですが長崎県ではお祝い事があると大盛りの皿うどんをみんなで食べる事があると聞きました。僕もそれにあやかりまり子さんの誕生日に皿うどんを食べようと思いました。


かつてファミレスのバーミヤンさんで皿うどんを食べた事があり行ってみましたがメニューの入れ替えをして現在では扱っていないと聞きました。「あんかけ焼きそばならありますよ!」と店員が言っていましたがお祝い事で皿うどんにこだわりたかったので帰りました。


ナガブロサイトを検索して皿うどんを探しましたがナガブロガーまつおかさんのブログで長野市内に皿うどんを扱っている蕃竜さんを発見しました。蕃竜さんは長野市の北部旧SBC通りにあります。今日11月27日ちょうど仕事で近くまで行ったので蕃竜さんに寄ってみました。


1時頃蕃竜さんに入りましたが店はカウンターまで満席で家族連れの人が席を空くのを待っていました。メニューにはあんかけ焼きそばと書いてありましたが本場長崎県から取り寄せているそうです。さっそく注文しました。細麺で僕が描いていた皿うどんそのものでした。ボリュームがありギョウザを頼まなくてもよかったと思いました。食べるたびに麺にあんかけが溶け込んで来てその食感がなんともいえず美味しかったです。値段は800円でしたが腹持ちがよく大満足でした。


僕は若い頃、ユースホステルという簡易宿舎に泊まり時間とお金の都合がつく度に旅をして全国41都府県に行きました。長崎県はまだ行った事はなかったですが47都道府県を全て制覇した最後に長崎県に行って本州最西端の五島列島に行き夕日を見ながら青春のけじめにしたいと思っていましたがまり子さんが長崎県出身と知り長崎県に行ってみたくなりました。


まり子さんは諫早市出身ですが諫早市は長崎県では3番目に九州では12番目の規模の都市だそうです。海に近く長崎県下最大の穀倉地帯で大地が豊穣でまり子さんが幼少時代に過ごした街の海と空と風と星と食べ物を五感で体験したいと思っています。


長野の蕎麦も戸隠や更級の違いがあるように本場の皿うどんでも太麺、細麺の違いなど違いがあるそうですが店によってはオリジナルの酢もあるそうで海の幸と大地の恵みの交じった諫早市の皿うどんが楽しみです。僕の中では一番行きたい街、諫早市で皿うどんとチャンポンに思い切り浸るのを夢に頑張って行きたいと思います。
  


2010年11月27日 Posted by プラネマン at 18:20Comments(2)まり子さん

鮨仁 長野市北尾張部


忘年会シーズンには少し早いですが先週末社内で慰労会がありました。僕は酒が苦手なのでこうした集いは何かにつけて拒んでいるのですが寿司屋さんで開催すると聞き珍しくOKしました。廻る寿司ですら何年も行っていなくて本格的な寿司屋は今度はいつ行けるか分からないので開催が楽しみでした。

今回の会場になった鮨仁さんは長野市の東和田運動公園近くで東郵便局を須坂方面に進みすぐ近くにマクドナルドやカラオケ屋があり道を挟んで反対側にありました。

大きな写真でアップ出来なくて残念ですが始めに小さな写真のメニューが置いてありました。カキフライ、アジフライ、野沢菜、ホウレン草のお浸し、刺身(いが、マグロ、鯛)きんぴらごぼう、鰆の焼き魚、サラダでした。カキフライがスーパーで売っているものより大粒で美味しかったです。寿司はシャリやネタが廻る寿司屋とは全然違いました。会社の飲み会の煩わしさより料理や寿司が勝り行ってよかったと思いました。  


2010年11月26日 Posted by プラネマン at 05:56Comments(0)長野市周辺、寿司、鰻、魚

年収七百万円のダンナでも不満‥

新聞の整理をしていたら11月9日の読売新聞の人生相談の記事を見つけ深く印象に残りました。


「結婚生活が楽しくない‥」という見出しで30代の主婦から相談がありました。この主婦は3才年下のダンナがいますが年収が700万円あり身長が180センチありこの主婦がお金の管理をしているので浮気の可能性が少ないそうです。

共働きが当たり前の時代に「私、こんなに幸せです。」と惚気るならご馳走さまで終わりですがこの主婦はダンナが管理職になり多忙になったのが不満で「仕事に追われている姿を見ると尊敬より嘲笑してしまう。「休日はマンガを見たりテレビゲームをしたり、1日中寝ている事もあり休日を無駄にしているようでイライラする」「結婚前はスポーツなど活動的に過ごしていて仕事も遊びも全力投球だったのに今は別人で騙された気分」「夕食の支度がばかばかしい、寝室も分けたい、単身赴任してもらうので海外勤務になって欲しい」だけど離婚する気はなく離婚以外で解決する方法はないか?と相談していました。


読売新聞の記事なのでヤラセはないと思いますが今の時代にこんな人がいるんだ‥と驚いてしまいました。

<結婚前は仕事も遊びも全力投球だったところが好きだったのにだまされた気分です‥……ダンナは2年前に管理職になったそうですが結婚前と立場が違っているのに奥さんだけ結婚前と同じつもりで同じ事を求めるのは無理があると思います。


<休日をムダに過ごしているようでイライラする‥……家で寝ている分にはムダな消費をしていないので構わないと思うが‥機械だって油を足すなどメンテナンスをしなければいい仕事が出来ないのだから人間だって一緒だと思うが…年収300万円時代の生き方という題名の本がベストセラーになる時代に人の倍稼いでくるのに文句を言われダンナも気の毒だと思う。


根本的に他人の夫婦関係をとやかくいうのはよくないが一番驚いたのは<仕事に追われている姿を見ると尊敬より嘲笑してしまう………という発言です。バブル経済の頃は土地を転がしたり株や財テクで一儲けした人がたくさんいて汗水流して働く事を見下す雰囲気はありましたが時代は変わりバブル期で肩で風を切って歩いた人や美味しい思いをした人のほとんどが淘汰されて行き地道に働く事が見直されている時代に必死で働く人を嘲笑する人がまだいるのか…と驚いています。


かつて落合信彦さんの本を読んだ時、某銀行員がボーナス80万をもらったが某銀行はボーナス80万円でこき使うとネットに投稿したそうです。この行員の投稿を読んで支持した人はいなくて酒の席で「こんなヤツボーナス8万円でももったいない。」「銀行員はもっと頭のいい人種だと思っていたが‥」と立場をわきまえない発言に皆のひんしゅくをかった事があったそうです。その後某銀行は合併しましたが文句を垂れていた行員はどうなったのか‥気になります。


この行員と人生相談の主婦は立場が違いますが自分の恵まれた環境に気付かずに不満ばかり言っていたのが共通すると思います。人間与えられた環境の中で努力する事が一番大切だと思いますが足りる事を知るという事も現実に不満を洩らす傾向のある僕には大事だとこの人生相談を見て思いました。  


2010年11月25日 Posted by プラネマン at 06:39Comments(0)つぶやき

秋のまどろみコンサート

昨日11月23日松代文化ホールで開催された秋のまどろみコンサートに行ってきました。

このコンサート別名スリーピングコンサートといい眠ってもいいコンサートです。この日演奏した久保田千裕さんが以前コンサート会場で気持ち良く寝てしまった事があり音楽によって身体を休ませるコンサートを思いついたのがきっかけだそうです。


このコンサートには快適なまどろみをするためにいくつもの工夫がしてあります。横になって眠ると脳が本格的に寝てしまうため、座ったままでの15分〜30分位のうたた寝がベストでお昼時会場のリクライニングシートで座位で眠るのが心地よいまどろみを誘うそうです。


このコンサートではコーヒーのサービスがありましたがカフェインは一定以上の時間を経ないと効き目を表さないそうでマイルドコーヒーを一杯飲んでおくと短時間の睡眠の時には最高の目覚めが出来るそうです。

アイマスクを着用する事により耳からのみ与えられる優しい音色の刺激に身をゆだねる事でゆったりした時間を過ごせるようになっているそうです。アイマスクは音感効果がありお天道様の下でお昼寝しているような気分になりリラックス出来ました。


プログラムも工夫してあり全8曲で「モーツァルト、アダージョ ロ単調 作品540」「ベートーヴェン ピアノソナタ14番 月光」「シューマン、トロイメライ」「ブラームス、ピアノ小品集 作品117」「ラブェル 亡き王女のためのパヴァーヌ」「ドビュッシー、月の光」とプログラムが進むにつれて眠気を誘発する曲が続き、ラスト2曲で元気が出る曲で締めくくるようになっています。

始めは咳払いの音や騒めきもありましたがプログラムが進むに連れてリラックスした雰囲気になって行きました。ラスト2曲はショパン幻想即興曲とポロネーズ6番英雄でしめくくられ快適なまどろみをもらったコンサートでした。アンコールにショパンのワルツが演奏され名曲とまどろみに癒された充実した一時でした。

この日演奏した久保田千裕さんは先日オーケストラとの素晴らしい出会いというコンサートでプロ演奏家のアンサンブルNOVAの皆さんと共演したばかりで素晴らしい演奏を再び聞けて嬉しかったです。今回の企画はワンコイン500円で行われ財布に優しくリラックス出来た充実した一時でした。久保田千裕さんのますますの活躍を願っています。  


2010年11月24日 Posted by プラネマン at 04:40Comments(0)コンサート

信州大学吹奏楽団第27回演奏会

一昨日11月21日ホクト文化会館で開催された信州大学吹奏楽団さんの定期演奏会に行ってきました。
14時より中ホールで同じく信州大学の交響楽団さん、16時30分より大ホールで信州大学の吹奏楽団さんの同日同会場で演奏会があり若者の持つ爽やかさと音楽の素晴らしさを満喫できた1日でした。


第1部はSライニキー作曲のここに鷲が舞い上がるで始まりました。解説にあるように木管楽器と金管楽器が繰り成すサウンドが魅力的でした。

2曲目に広瀬勇人氏作曲のモマン、ムジカルが演奏されました。広瀬氏が結婚前に妻と過ごした日々の思い出をインスピレーションに作曲したロマンチックな曲で個人的にはこの日の10曲の中で一番好きな曲でした。


3曲目は天馬の道〜吹奏楽のためにが演奏されました。この曲は2008年全日本吹奏楽コンクールの課題曲として作曲されたそうで題名通り天馬が駆け抜けるイメージの美しい曲でした。

第1部最後に吹奏楽のための詩曲、はてしなき大空への讃歌が演奏されました。千葉県市川市立新浜小学校吹奏楽部の顧問の先生の願いを曲に反映させた作品だそうです。空は平和の象徴であって欲しいという感謝や祈りというものを描いた作品になっているそうです。


第2部は映画音楽など一般の人にも馴染みがある「バック、トュー、ザ、フューチャー」「タイタニックの主題歌「マイ、ハート、ウィル、ゴー、オン」「ウエスト、サイド、ストーリー」「パイレーツ、オブ、カリビアン」が演奏されました。


第3部は信州の清流をイメージした清流讃歌と作曲者Nヘスがアメリカ東海岸を旅した時その風土や人々から受けた感動を3つの風景 描写したイーストコーストの風景が演奏されました。

あっという間の2時間で吹奏楽の魅力を満喫出来ました。団員の皆様はタコ足大学のハンディを乗り越えこの演奏会に向かい勉学やバイトの合間に合宿を繰り返したり県内のあちこちに移動して練習してきたと思います。そんな情熱を感じさせる素晴らしい演奏会でした。来年も都合がつけばぜひ行ってみたいと思いました。12月4日に松本でも開催されますが4年生はこれが最後のステージになると思います。最後の演奏会を思い切り楽しんで欲しいと思います。そして4月からの新生活を頑張って欲しいと思います。在校生の皆様はさらなる進歩に期待したいと思います。団員の皆様素晴らしい演奏会をありがとうございました。団員の皆様のキャンパスライフの充実を祈っています。  


2010年11月23日 Posted by プラネマン at 10:32Comments(4)コンサート

信州大学交響楽団50周年演奏会

昨日11月21日にホクト文化会館で開催された信州大学交響楽団さんの50周年記念演奏会に行ってきました。

今年の5月にホクト文化会館で開催された信州大学交響楽団さんの演奏会に初めて行きました。タコ足大学と言われるように広い長野県内各地にキャンパスを持ち集まっての練習が中々出来ないなどのハンディを乗り越えての素晴らしい演奏や学生が持つ爽やかさが信州大学交響楽団さんの魅力だと思い春からどれだけ成長したか秋の演奏会を楽しみにしていました。


会場内には今までに開催された演奏会のポスターが貼ってあり半世紀に渡る伝統を感じて演奏が楽しみでした。


オープニングはドヴォルザークのスラブ舞曲の第1集から1番と8番が演奏されました。ボヘミアの伝統的な舞曲フリアントのリズムを基調に明るい感じの曲調でした。


前半最後の曲にチャイコフスキーのロミオとジュリエットが演奏されました。ロミオとジュリエットの恋を描いたホルンとヴィオラによるシーンが印象的でした。

後半はドヴォルザークの新世界が演奏されました。4楽章が演奏され役1時間の演奏でした。団員の皆様はこの日のためにバイトをして資金を作り、合宿を繰り返してきてタコ足大学のハンディを超えて来たんだな‥と改めて思いました。会場の皆様も同じ事を感じたのか演奏後割れんばかりの拍手を送っていました。


11月27日に松本で公演があり4年生は引退すると思いますが来年の5月の演奏会にはさらにパワーアップした演奏会に期待したいと思います。50周年の節目を飾るにふさわしい演奏会でした。団員の皆様素晴らしい演奏会をありがとうございました。  


2010年11月22日 Posted by プラネマン at 05:38Comments(0)コンサート

アルゼンチン国内13部門受賞作

長野ロキシーさんで公開中のアルゼンチン映画瞳の奥の秘密を見てきました。この映画はおくりびとの受賞で注目されたアカデミー賞の外国映画賞の本年度受賞作品でアルゼンチン国内のアカデミー賞13部門を受賞した秀作です。

アルゼンチンで歴史的大ヒット作品で人口に対する入場者の比率は6・2%で日本に当てはめるとROOKIES-卒業-と同じ割合になるそうです。中々見る事の出来ないアルゼンチン映画の上映が楽しみでした。


1974年ブエノスアイレスで結婚したばかりの若妻が殺害される残虐な事件がありました。妻を奪われた銀行員の夫は仕事帰りに毎日駅に来て犯人を捜している事を主人公は知ります。裁判所に勤める主人公は最愛の妻を無くした夫の悲しみを知り独自に犯人を捜します。ようやく容疑者にたどり着きますが‥


25年後、裁判所を引退した主人公は忘れがたい事件を小説に書き始めます。自身の人生を振り返る主人公ですが上司だったヒロインの存在が甦ってきます。主人公は事件に潜む謎とヒロインの思いに過去との決別の意味も含め立ち上がります。主人公は未解決の事件の謎を解き、失われた月日を取り戻せるのでしょうか‥


ヒロインはいいとこのお嬢さんで大学卒のエリートで婚約者があり主人公は高卒で宮仕えで堅物と対象的な二人でしたが70年代の時代背景や身分や立場の違いなど上手く行きそうで超えられない壁が胸を打ちました。


俳優陣も素晴らしく出番は少なかったですが殺された新妻がもの凄い美人で被害者の銀行員の落胆が痛々しかったでした。美人さんがあまり出番がなく無惨に殺されたため事件の残虐さを余計に感じました。

主人公とヒロインの過去と現在のメイクに不自然さがなく素晴らしいと思いました。主人公が被害者の夫の銀行が駅で張り込みをしている事を上司に報告しようとした時、何か一瞬期待した顔とか細かい演技が所々にありそれがストーリーを盛り上げていました。見た人のブログを読みましたが、なるほど‥と思う箇所がたくさんあり誰かと見て盛り上がったり出来る作品だと思います。2回目に見たら新たな発見がありそうだな‥と見た人のブログを読んで思いました。


スタジアムのシーンは大迫力があった事や主人公とヒロインの25年と妻を失った銀行のそれぞれの月日の流れが印象的でした。ラストシーンは見た人によって感想が分かれそうですが個人的にはよかったと思います。


映画評論家のおすぎさんが絶賛していますが俳優陣の演技力の高さやストーリーの所々に張られた伏線など見所はあったと思い見てよかった作品だと思いました。公開する劇場数もそんなに多くないみたいでメディアに扱われる機会も少ないと思いますがその分見る価値があった作品だと思いました。バックミュージックも良く個人的には面白い作品でした。隠れた秀作を東京に行かずとも長野市で上映してくれた長野ロキシーさんには感謝しています。  


2010年11月21日 Posted by プラネマン at 08:31Comments(0)長野ロキシーさん上映映画

作詞 黒髪の女(ひと)

今日11月20日は僕の尊敬するまり子さんの誕生日です。誕生日おめでとうございます。


まり子さんはかつてアイドル歌手倉田まり子として活躍しましたが現在は芸能界と一線をひき東京学芸大学特任准教授になるなど実業の世界で活躍しています。アイドル歌手から実業の世界で成功した例は稀だそうで畑違いの分野で大活躍するまり子さんを尊敬してしまいます。


最近日本経済新聞の電子版でまり子さんが2週連続で出演していました。元アイドル歌手が日本経済新聞に載る事はあまり無いと思いますがその記事を読んでますますまり子さんを尊敬してしまいました。記事の写真に現在のまり子さんが載っていましたが黒い髪が印象的でした。


僕は趣味で作詞の真似事をしていて未完成を含め20作品ほど作りました。その中で黒髪の女という作品がありますが現在のまり子さんのイメージに一番近いと思い誕生日プレゼントとして送りたいと思います。まり子さんに喜んでもらえるような作品を作るのを目標に頑張って行きたいと思います。


〓別れた女の温もりを忘れられずに、あの日から日記を付け始めた。

〓恨みとつらみと思い出が行間を埋めて、心の痛みはあの頃のままだった。

〓傷ついた魂は空を飛ぶ事はなく、失望の海に沈んでいたけれど、君と出会ったときめきが全てを変えた、君のいない人生なんて考えたくないよ‥

〓唇も黒髪も崩れそうな細い肩も、全てを愛してる、OH MY まり子

〓愛しさと切なさは愛の深さだと、君だけを愛してるOH MY まり子




〓あいつと過ごした時間を取り戻したくて、あの日から後を向き始めた。

〓嘆きと悔やみと慟哭が自分の全てで、いつしか追憶の世界に生きていた、

〓閉ざされた心には、灯りはいらなくて、明日が来る意味はなかったけれど、君と出会ったときめきが未来を変えた、君のいない人生なんて考えられないよ‥

〓唇も黒髪も崩れそうな細い肩も全てを愛してるOH
MYまり子、

〓淋しさと温もりは愛の形だと、君だけを愛してる、OH MY まり子‥


まり子さん誕生日おめでとうございます。これからの健康とご多幸を願っています。  


2010年11月20日 Posted by プラネマン at 06:32Comments(0)作詞

京都サンガ10 J2 降格決定

僕は個人的に京都の街が好きでその縁からサッカーJリーグの京都サンガを応援していました。実際は年に何度か放送されるテレビ中継を見て昇格と降格を繰り返す様子を試合結果だけ見て一喜一憂するだけでしたが今年のワールドカップで日本が活躍した縁で京都サンガのファンクラブに入会しました。


シーズン開始当初は勝ち星をあげナビスコ杯もあと少しで決勝トーナメントまで行けるところに位置していましたが途中から失速を始めました。ラッキーな事に今年はワールドカップによる中断がありワールドカップに選手を派遣しなかった京都は立て替え建て直しのチャンスがあり期待していましたが失速は止まらず監督の途中交代に出ましたが時すでに遅しの感じがしました。


湘南と共に降格争いの最先端にいましたが先日29節で4期ぶり降格が決定しました。後4試合を残し今年のシーズンは終了、残りは消化試合になってしまいました。ふがいない試合にホームのゴール裏で味方サポーター同士の乱闘騒ぎがあったり天皇杯で2階級下で前の試合から1日しか休養していない佐川印刷に本戦で勝ちきれず同じく天皇杯でJ2の千葉に0対4と大敗、試合後元京都の佐藤選手から京都には勝とうとする気持ちが感じられないと強烈な批判をされました。監督交代後まともに勝った試合は相手ゴールキーパーが退場してディフェンスの選手がキーパーを務めた神戸戦のみでした。


同じく降格候補だった仙台は補強で赤嶺選手を獲得、ツボを得た補強で降格争いをしていた京都、大宮に赤嶺選手のゴールで勝利をあげました。仙台と京都の残留に対する思いの違いを感じさせられましたが2006年シーズンも低迷していて同じく残留争いをしていた福岡から2勝あげた以外は32試合で2勝しか出来ないシーズンでした。あの年は前年にJ2をぶっちぎりで優勝、補強もせずJ1に望み洗礼をうけました。補強をして入れ替えをしないと厳しい闘いになるという事を体験したと思うのにそれを生かせなかった事やあの年もワールドカップによる中断期間があったのに建て直しが出来ず4年前の失敗から何も学んでいなかった京都サンガのフロントにはガッカリしました。


写真はファンクラブ入会でもらったコップですが去年のシリーズも降格争いをしていましたが第33節の浦和戦で勝利をあげて自力で残留を決めたと同時にJ1通算100勝の節目の勝利をあげた時の写真を印刷したコップです。まさか1年後にこんなにボロボロで降格するとはサポーターもスタッフも思わなかったでしょうが残念でした。現在のメンバーのほとんどが降格と共にチームを去って行くと思いますがプロ野球の巨人軍みたいにピークの過ぎた有名選手を高いギャラで引っ張ってこないように願うばかりです。来期は京都に見に行きたいな‥という試合をしてくれる事を願っています。  


2010年11月19日 Posted by プラネマン at 06:33Comments(0)サッカーその他

ヌードの夜 愛は惜しみなく奪う

長野ロキシーさんで上映中の「ヌードの夜 愛は惜しみなく奪う」を見ました。

大竹しのぶさん演じる母親役あゆみ、井上晴美さん演じる長女桃、佐藤寛子さん演じる次女れんは親子でバーを経営していますが桃が愛人を殺してしまう場面から始まります。証拠隠滅のため遺体をバラバラにして富士の樹海に捨てにいきますがその時、高級腕時計も一緒に捨てた事に気が付きます。


桃はれんに腕時計を捜してくるように命令します。れんはなんでも代行屋の竹中直人さん演じる紅次郎に散骨の時一緒にばらまいてしまった形見の腕時計を捜して欲しいと頼みます。富士の樹海の中で腕時計を発見した紅次郎ですが状況に疑問をもった紅次郎は知り合いの東風万智子さん演じる女刑事に腕時計を調べてもらうようにお願いします。

れんは紅次郎にたえという少女を捜して欲しいと頼みます。その頃紅次郎が持ち込んだ腕時計に人肉がついていた事が判りました。たえを捜索中に紅次郎は犯罪に巻き込まれていきます。れんとたえの関係とは‥


主演の竹中直人さんが純情な男役を見事に演じます。れんと会えば会うほどれんに夢中になっていきれんの心の闇を癒してあげようとする紅次郎にスクリーンに引き込まれてしまいました。れんを演じる佐藤寛子さんは初めて見ましたがフルヌードで体当たりで演じます。可憐な少女の奥に潜む闇と狂気を見事に演じます。大竹しのぶさんと宍戸錠さんも狂気を見事に演じ大竹しのぶさんは後半を最高に盛り上げてくれ宍戸錠さんはれんの心の闇の一因を見事に演じました。佐藤寛子さんの体当たり演技を竹中直人さん、大竹しのぶさん、宍戸錠さんのベテラン俳優たちがアシストしてよく出来た作品で面白かったです。


スリリングな展開で一度も時計を見る事なくストーリーが進みました。れんの心の闇は地上波で放送出来ない内容ですがそれを見事に演じ切った出演者の皆さんに大いなる拍手を送りたくなる面白い作品でした。19日までの上映です。劇場の大スクリーンでご覧下さい。  


2010年11月18日 Posted by プラネマン at 06:05Comments(0)長野ロキシーさん上映映画

NAGANO映画祭 鳥たちの越冬

11月13日に開催されたNAGANO映画祭で「鳥たちの越冬」という短編映画が上映されました。この作品は日本大学芸術学部を卒業した松下恵監督が2008年に卒業制作の作品として長野市信更町で撮影された作品です。NAGANO映画祭では従来の作品ばかりでなく日本大学芸術学部の学生の作品も積極的に公開して未来の映画監督候補の育成に力を入れているのに好感がもてます。


主人公は長野市出身で映画や舞台の裏方の仕事をしています。長野市で仕事があった帰り篠ノ井駅でハイヒールの片足が折れて転んでしまった美女と会います。

主人公の実家は学校の廃屋を利用してバレエ教室を経営しています。バレエに馴染めなかった主人公は8年前に家を出てから母親は亡くなり父親とは疎遠になっています。主人公は仕事で長野に来たついでに8年ぶりに実家を訪ねてみました。そこで篠ノ井駅で転んだ美女と会いました。美女はバレエ教室の生徒で主人公の母親が亡くなってから主人公の父親の身の回りの世話をしているそうです。


主人公は8年ぶりに父親と再開しますが父親は目が見えなくなっていました。父親は自分には息子はいない‥と言い張り‥


疎遠になっている親子に第3者が加わる事で心を開いて行く様子が描かれた秀作でした。バレエをしていた両親を白鳥に例え雪が積もったアルプスを背景に白鳥が飛び立つシーンは本当に美しく信州特有の景色を上手に活用していて必見の価値があります。クラシックコンサートで演奏するシーンやバレエを踊るシーンもあり映画は総合芸術だな‥と改めて思いました。時間制限があったと思いますがコンサートやバレエのシーンに時間をかけて欲しかったと思いました。暗闇の中で主人公と篠ノ井駅で転んだ美女が話をするシーンがありましたが真っ暗で何も見えずもう少し工夫すればよかったと思いました。


鳥たちの越冬を撮影した松下恵監督は母親が長野県出身で信州に縁があり、今回長野市信更町をロケ地に選んだのはながのフィルムコミッションといい長野市で映画やドラマの撮影を通じ街起こしを推進する団体のホームページで撮影の舞台となった学校の廃屋の写真を見た松下恵監督は気に入ってホームページにあった長野市信更町吉原の地名を頼りにレンタカーを借りて学校の廃屋を発見して気に入って撮影しようと決心したそうです。若者の持つ行動力、映画に対する情熱を感じて見に行って本当によかったと思いました。松下恵監督の今後の活躍に期待と注目をしたくなった作品でした。


今年のNAGANO映画祭は活弁で映画文化の原点を感じ、未来の映画監督の育成があり、あまりテレビで見れないドキュメンタリー作品を見て映画の魅力や奥行きの深さを感じた素晴らしい映画祭でした。シンポジウムも素晴らしく映画館の魅力を再発見して改めて映画の良さにふれました。長野県出身の映画関係者もたくさんいた事を知り長野県に映画文化が根付いて欲しいと思いました。とまれ映画祭の関係者の皆様素晴らしい映画祭をありがとうございました。来年も楽しみです。  


2010年11月17日 Posted by プラネマン at 06:03Comments(0)NAGANO映画祭

NAGANO映画祭 ビルマVJ

11月13日に開催されたNAGANO映画祭でビルマVJ消された革命を見ました。アカデミー賞の長編ドキュメンタリー部門にノミネートされた作品で惜しくもザ、コーヴに敗れはしたもののギチャード、ギア氏など著名人に評価され40以上の国際的賞を受賞した力作です。


2007年9月、僧侶が先頭に立ち民衆がビルマ軍事政権に抗議の声を挙げた消された革命。情報統制をくぐり抜け、命懸けの隠し撮りで全世界にその状況を配信したビデオジャーナリスト=VJたちのドキュメンタリー映画です。


ビルマという国は全く馴染みがなくビルマに素手で闘うムエタイを過激にした幻の格闘技があると聞いた事があるくらいで東南アジアの地図を広げビルマの場所は何処か?と聞かれても全く分かりませんでした。アウンサンスーチーさんがニュースになる事がありましたが世界の片隅での別世界の事だと思い全く興味がなくほとんど白紙の状態での鑑賞でした。


初めに1988年の革命についての話がありました。学生を中心に軍事政権に立ち上がったものの3千人を超える死者を出し制圧された事件があったそうです。僕は当時21才の専門学校生でした。天安門事件があった少し前だと思いましたが全く知らず自分と同年代の若者が命懸けで生きていた頃にバブルの真っ只中といえ平和ボケしていたな‥と反省の気分から見始めました。


画像は全て隠し撮りで見つかったら捕まってしまうという緊張感が伝わって来てスクリーンに釘付けになってしまいます。民衆に僧侶が加わり大規模な行進をしてアウンサンスーチーさんに会いに行った時は何か目頭が熱くなってしまいました。


日本でもニュースになった日本人ジャーナリスト長井健司氏の殺害の現場もVJの画像に写っていました。日本人の中でも閉ざされた国の真実を伝えようとしたジャーナリストがいたのか‥と思うと惜しい人を無くしたと思います。人が命懸けでした事は第三者の魂を揺さ振る事が多いですが拷問や投獄の恐怖に対して真実を伝えようとするVJに感動した熱いドキュメンタリーでした。

上映終了後長野県御代田町出身のフォトジャーナリスト山本宗補さんのトークショーがありました。山本宗補さんはかつてアウンサンスーチーさんのインタビューをした事があり現在はビルマ政府のブラックリストに載っていてビルマに入国が出来ないそうですが日本のマスコミが伝えないビルマの話が聞けて見に行った甲斐がありました。


アウンサンスーチーさんは軟禁されていて15年間家から出られない事や外国に行ってビルマの現状を訴える事が出来るのにそれをしなくて国の中から変えて行こうとしている事など興味深い話が聞けました。


日本とビルマの関係ですがビルマは旧日本軍の植民地でタイ国国境の鉄道は現地の人の強制労働で作られたもので現軍事政権が旧日本軍の悪い伝統を引き継いでいて今だに無茶な強制労働をしているそうです。日本はビルマに対して道義的責任があり民間レベルでもどうにかしなければいけないと思いました。


21世紀になってもこんな閉ざされた国があるのか‥と驚きでしたが上映後アウンサンスーチーさん解放のニュースが流れると大きな拍車が起きました。閉ざされた国が早く民主化するように願うばかりです。映画というのは地理や歴史を含めた総合学習だな‥と改めて思いました。  


2010年11月16日 Posted by プラネマン at 06:18Comments(0)NAGANO映画祭

映画館がある風景 新映画館主義

昨日11月14日にNAGANO映画祭のイベントの一つとして「映画館のある風景」〜新、映画館主義というシンポジウムが開催されました。


シンポジウムの始まりは長野市出身の映画研究者の森本純一郎さんより全国的映画館の傾向から見た長野市の映画館状況のお話がありました。全国的傾向では大手のシネコンが出来ると古くからある地元の映画館が無くなる傾向にあり松本市でもシネコンが出来たため街中の映画館が姿を消して行ったのに長野市では古くからある2映画館が独自の企画を打ち出しシネコンと住み分けをして残っているのは全国的に珍しいという話がありました。


次に長野市内3館の各代表による映画館状況のお話がありました。千石劇場さんは昭和25年に設立の老舗です。東映系の作品を中心に単館系を上映しているそうです。固定費をやり繰りして頑張っているそうです。長野ロキシーさんは90年を超える日本最古級の老舗の映画館で僕のお気に入りですが他の2館より大手配給会社の作品が少ない分名画特集などお客さんのリクエストに合わせ上映して他の2館よりお客さんとの距離が近い感じがしました市街地の空洞化で権堂もかつての活気はありませんが逆風に負けず頑張って欲しいと思います。長野グランドシネマズさんはいつ前を通っても人がたくさんいて繁盛しているイメージがありましたが他県のシネコンは郊外に駐車場付きのワンフローのタイプが多いそうですがグランドシネマズさんは子供やお年寄りでも公共の交通機関を使い気軽に来れるように街中にこだわったために4階建てにしたり街中で家賃が割高になったり規模が大きい分スタッフの給料など想像以上に固定費がかっているそうです。グランドシネマズさんも独自のイベ
ントを考えているそうで楽しみにしています。市内3館共にお客さんには分からない苦労もあるようですが不景気や娯楽の多様化の中で頑張っている事を知り嬉しく思いました。


次にゲストのお話で東京でポレポレ東中野、下北沢トリウッド支配人の大槻貴宏さんのお話がありました。大槻貴宏さんは長野県出身で短編作品中心のトリウッドとドキュメンタリー作品中心のポレポレ東中野と独自の映画館経営をしているそうです。


十日町シネマパラダイスを経営する岡本眞弓さんのお話がありました。中越地震で十日町に唯一あった映画館が半壊して閉鎖になり地震から3年後に映画館を立ち上げたそうです。テレビで宣伝していたり話題作の上映がないため中々客足は伸びなかったそうですが市内の小中学校に学校鑑賞会の話を持ちかけ未来の映画ファンの育成に力を注ぐなど独自の活動に注目したいと思います。


上越映画鑑賞会の増村俊一さんの話がありました。新潟県上越市で街中に残る古い映画館の再生についてお話がありました。雨漏りがひどいとか受け継ぐにあたり椅子の入れ替えに苦労したなど興味深い話が聞けました。地元の活性化や劇場の再生に熱く語る増村さんのお話に引き込まれてしまいました。


見る側の代表として大阪芸術大学教授の重村隆文さんのお話がありました。重村さんは40年近く一貫して映画館主義者でそのこだわりにはだだ脱帽するばかりでした。重村さんの影響を受けて映画館にハマってしまう学生が年に何人か出るそうですが若い頃に重村さんに出会いたかったな‥と思いながらお話を聞いていました。


映画祭に出演した映画業界からのゲストとして中西健二さん長野市出身の小林雄次さんから映画館についてお話がありました。映画館を運営する立場の人、制作サイドの人、見る側の人いろいろな立場の人から映画館に対する熱い思いが伝わってきてシンポジウムに参加して改めて映画館で映画が見れる喜びを感じてしまいました。長野市内には3館の映画館があり長野市はいい街だな‥と思いました。


僕はケーブルテレビを引いているので洋画、邦画共に24時間見れます。しかし映画館で映画を見る喜びを知ってしまうと物足りなく感じてしまいます。テレビやDVDで簡単に見れると面白くないから早送りしよう‥とか真剣に見ない傾向があります。劇場に足を運ぶとつまらないなりにも何か見つけて帰ろ‥と思い作品に対する思いが違ってくると思います。最近見た作品の中では袴田事件やビルマの消された革命、温暖化で沈んでしまうツバルという島などテレビ、新聞では深く取り上げてくれない分野を詳しく描いてもらい知的好奇心が満たされDVD化されたり人があまり話題にしない作品の中に面白さがあるのではないか‥と思っています。今回のシンポジウムに参加してみて長野県近郊でも個性的な活動をしている映画館がある事を知りました。知らないだけで独自の活動をしている映画館があると思いますがそちらにも機会があったら出かけてみたいと思いました。ゲストの皆様関係者の皆様素晴らしいシンポジウムの機会を与えていただきありがとうございました。  


2010年11月15日 Posted by プラネマン at 06:06Comments(0)NAGANO映画祭

NAGANO映画祭映画原点満喫

個人的に毎年楽しみにしている晩秋の風物詩NAGANO映画祭が始まりました。昨日11月13日に映画祭会場の長野ロキシーさんに行ってきました。


初めに見たのは無声映画の活弁ライブです。活弁とは無声映画や活動写真などに語りを入れる大人版の紙芝居みたいなイメージをしてもらえばいいと思います。2年前の5月に長野ロキシーさんで初めて活弁を見てからその面白さに映画の奥行きの深さを感じファンになりましたが中々上映の機会は無く久しぶりの開催の朗報を聞き上映当日が待ち遠しかったです。


開演10分前頃に会場に入りましたがロキシーさんで一番大きなロキシー1はすでに満員で熱気がムンムンしていて僕と同じように活弁の開催を楽しみにしていた人が多かったと思うと何か嬉しかったです。


今回の弁士は2年前と同じ澤登翠さんでした。澤登翠さんは1973年にデビューした日本を代表する弁士で500本以上のいろいろなジャンルの無声映画の活弁を勤めたそうです。先月末には茅野市で開催された蓼科映画祭でも活弁を上映して各地の映画祭を中心に全国から講演の依頼があるそうです。来週は海外から来る映画関係者と活弁についての商談があるそうで活弁の面白さは知る人は知っているんだな‥と嬉しく思います。


今回の活弁は2本立てで最初に1935年の作品子宝騒動が上映されました。子宝に恵まれている福田家には6人の子供がいますが妻は7人目を妊娠しています。これからお金がいるのにご主人は失業中で電気、ガス、水道と止められてしまいます。子供が生まれそうになり産婆を呼びに行きますが産婆は福田さんがお金を持っていない事を知り相手にしません。


産婆は違う家に行ってしまいますがその家はお金持ちで産婆が見ていたのは豚だと知り福田さんは女房が豚に生まれてくれたら‥と嘆きます。出産費用が無くて弱っている福田さんですがお金持ちの家の豚が逃げ出してしまい捕まえた人には500円の懸賞金が出ると聞きます。勇んで豚を捕まえようとする福田さんですが500円の懸賞金が出ると聞くと皆それぞれの役目を放棄して豚を捕まえに行きます。福田さんは豚を捕まえ懸賞金をゲット出来るでしょうか‥

34分と短めの作品でしたがドタバタコメディで終始笑い続けていました。澤登翠さんの語りは最高でしたがラクビーのシーンは大笑いしてしまいました。今年一年分くらい大笑いした作品でした。


休憩後2作品目の瞼の母が上映されました。1931年の作品でヤクザ者の忠太郎は5才の時母親と生き別れになります。瞼に焼き付いている母の面影を支えに生きてきますが風の噂で忠太郎の母親らしい人物の存在を知ります。


忠太郎は生き別れになった母親が惨めな暮らしをしていてはいけないと思い百両の大金を常に懐に入れていました。道中自分の母親と同年代の女性が困っているのを見ると暖かい手を差し伸べます。その中の1人の女性が忠太郎の出身地にいた事がある女性を知っていると言います。忠太郎はその女性の情報を頼りに会いに行きますが‥


上映時間65分の人情時代劇でした。澤登翠さんの語りにウルウルさせられてしまいました。10代の山田五十鈴さんが可憐な娘役を演じ強烈な個性を放っていました。


ドタバタコメディで大笑いして人情時代劇でしんみりして活弁の魅力を満喫出来た素敵な1日でした。今回の活弁には澤登翠さんの他に無声映画の生演奏を担当する楽団カラード、モノトーンさんが特別出演しました。湯浅ジョウ一イチさんのギターと三味線を上手く使い分けた生演奏が最高でした。バイオリンの古橋ユキさんは桐朋学園音楽学部在学中にプロとしてアルゼンチンのブエノスアイレスでタンゴクラシックの演奏活動をしたそうで現在もブエノスアイレスで演奏活動をしている本格的なバイオリストで活弁に素敵なバイオリンの音色で花を添えてくれました。休憩中におせんにキャラメルの販売もあり映画の原点にめぐりあったみたいで古き良き時代の映画の原点にめぐりあったみたいで最高でした。


中々見る事が出来ない活弁ですが日本最古級のロキシーさんが活弁のメッカになって映画の原点を語り継いで欲しいな‥と思いました。とまれ澤登翠さんと生演奏で盛り上げてくれた湯浅ジョウイチさんと古橋ユキさん、映画祭の関係者の皆様日日常的な空間を演出していただきありがとうございました。楽しい一時でした。  


2010年11月14日 Posted by プラネマン at 09:58Comments(0)NAGANO映画祭

マーシャルアーツドリーム 石和

以前自分のブログにキックボクシングの記事を書いた時、関係者の方よりコメントをいただいたのが縁で先月末に横浜にキックボクシング観戦に行きました。

興業の主催者のタイ人会長は以前僕を指導してくれた事がありました。約20年ぶりの再会でしたが僕の事を覚えていてくれてとても嬉しかったです。最近学生のコンサートや野球などの団体で行うスポーツやサークルを見に行く事が多く人と人との繋がりが羨ましいな‥と思う事が多かったですが僕も若い頃は強さを求めたジムの先輩後輩がいた事を思い出しまんざら悪い事ばかりでもなかったな‥と思いました。


約10年ぶりのキックボクシング観戦でしたが長野県では体験出来ない格闘技の熱さや盛り上がりに大満足で横浜に行った甲斐がありました。僕は3戦で消えてしまい大した戦績も残せませんでしたがリングの上はかつて夢があった場所で格闘技の話もする事がない日常生活の中で同窓会に行ったような懐かしさを感じました。


横浜から帰りしばらくは夢心地でしたが僕が最後に試合をしたのはいつだったかな?と気になって調べてみました。最後の試合は1995年11月12日山梨県石和市で開催された宮川道場さんの13年記念大会の「若者よ夢を持て!マーシャルアーツドリーム」という大会でした。


宮川道場さんは昭和57年に設立以来実戦系の大会に選手を送り続け強さを求める選手にはキックボクシングの参戦を認め、とかく他流を認めない傾向にある格闘技の世界ではオープンで素晴らしいと思います。実戦系の空手では初めて日本スポーツ少年団の加入が認められて青少年の育成にも力をいれて格闘技の世界の地位向上や社会普及に力を入れている素晴らしい団体です。


僕が現役だった当時、僕が所属していた団体と宮川道場さんが交流があり僕が長野県在住と知ると山梨県で興業をする時声をかけてくれたのが出場の経緯でした。嬉しかったのは宮川道場さん主催の試合で初めてファイトマネーをもらいました。実戦系の空手の大会に出場する時は参加費を払っていました。僕が所属していた団体はチケットを売りさばいてファイトマネーにするシステムでした。知り合いはいないのでチケットは売れずノーマネーでしたが空手の試合は参加費を払っていたので無料で試合出来るだけでも有り難かったですが僕の技術でファイトマネーをもらえただけでも大満足でした。


試合前日は石和ユースホステルに泊まりました。大会に参加する格闘技関係者が宿泊していれば嬉しいな‥と思いましたが宿泊者は格闘技とは縁がない旅好きな人ばかりでした。旅の話で盛り上がってしまい緊張感がなくてまずいな‥とも思いましたがお風呂は少し狭かったですが温泉でした。

試合はメインイベントがK-1にも出場した事があるイラン出身のアキバ、タレイ選手のタイトルマッチでセミファイナルが宮川道場門下生でプロ格闘家だった阿部吉彦選手対当時東京プロレス所属の松崎駿馬選手のプロレス対空手の異種格闘技戦、同じく宮川道場会長の娘さん宮川ひろ実選手が藤原組のサンダー、クラック選手と空手対プロレスの異種格闘技戦が組まれました。宮川ひろ実選手はかつてジャパン女子プロレスのリングに上がり空手家として異種格闘技戦を行った事があり雑誌に載っていたのを見た覚えがあり同じリングに上がれ嬉しかったです。

僕は通常のキックボクシングルールの3分3ラウンド休憩1分ルールで行わました。僕の対戦相手は障害があったそうですが宮川道場さんに入門して厳しい空手の稽古をしているうちに克服してキックボクシングにチャレンジしてきたそうです。地元テレビで当日の試合や練習風景や日々の仕事の様子が撮影されて特番として放送されるそうです。

ローカル放送とはいえ僕の試合がテレビ放送されるとは嬉しいような申し訳ないようなくすぐったいような気持ちでしたがどんな形であれテレビに写るというのは光栄な事だと思います。初めてプロレスのリングに上がりましたがフカフカしていて軸足がマットにめり込んでしまいそうな感じがしました。


試合が始まると相手が突っ込んできましたが僕は防戦一方になってしまいサンドバックを蹴るのと実戦の違いを痛いほど感じてしまいました。当時1人で練習していましたが限界を感じてしまいました。2ラウンドは僕のローキックが効いてきましたが攻め込めず3ラウンドになるとお互いがスタミナ切れになり見るのと実際にやるのとの違いを感じ僕の判定負けでした。後日試合のビデオを送ってもらいました。僕の攻撃シーンはカットされている場面が多かったですが弱いな‥と我ながら情けなく思いました。


試合後充実感はありましたが僕は当時28才で年齢的に引き際だと思った事、オリンピック関係で前年比何百%など今の時代には考えられない特需があり仕事が多忙になってきた事、サンドバックを借りていたジムが閉鎖になった事、家を建てた事が重なりキックボクシングから離れそして15年になりました。その後格闘技の話を人とする事がなく現役時代より辞めた後の方が長くなりました。


映画にプラネタリウム、コンサート、社会人野球、アイスホッケー、バスケットボール面白い物はたくさんあります。最近プラネタリウム演劇を見て演劇も面白そうだと思い機会があったら演劇や舞台芸術も見たいと思います。しかしキックボクシングは関わってきたエネルギーが強い分他の興味ある分野より思い入れが強くなります。


大阪のジムに通っていた頃、一緒にトレーニングした先輩やジム生が勝てば自分の事のように嬉しかったし後輩のミット持ちをして後輩の上達を感じ後輩に感謝されると無償の喜びという世界もあるんだな‥とキックボクシングの世界を離れてみて分かりました。


僕にキックボクシングのジムを作る指導力も経済力もありませんが人間関係が希薄になりつつある風潮の中で無償の喜びを再び感じたいと夢みたいな事を思っています。  


2010年11月13日 Posted by プラネマン at 12:37Comments(0)20世紀のキックボクシング

権堂奈良堂 ビルマ写真展開催中

今日11月12日より個人的に楽しみにしているNAGANO映画祭が開催されます。11月13日には長野ロキシーさんで「ビルマVJ消された革命」という2007年にビルマで起きた「消された革命」で情報統制をくぐり抜け命がけの隠し撮りで全世界にその状況を配信したビデオジャーナリストたちのドキュメンタリーが公開されます。


映画祭期間中いろいろなイベントがありますが11月15日まで権堂にある喫茶奈良堂さんで御代田町出身のフォトジャーナリストの山本宗補氏の撮影したビルマ写真展が開催されます。

奈良堂さんは閉館になった映画館旧東宝中劇の近くにあります。いろいろなブロガーさんに紹介された事があり前から行ってみたいと思っていたので映画祭にあたり昨日11月11日に行ってきました。


仕事が終わった9時過ぎに行きました。時間的に営業しているのか心配でしたが営業していてよかったです。店内は落ち着いた雰囲気で歴史ある店内は居心地がよかったです。写真展は店内の壁に写真が張られていましたが2階にも写真が張ってあり馴染みのないビルマに興味を持ち公開が待ち遠しくなりました。


飲み物は写真のホットココア525円を頼みました。クリームがたくさん入っていて自動販売機で買う缶のココアと大違いで身体が心底から暖まりぼんやりしていると1日の疲れが癒され長野市内にこんなにゆっくり出来て美味しいココアを出す店があるのか‥と驚きでした。


店内には映画やコンサートなどの催し物のチラシがおいてありいろいろな情報を知りありがたかったです。写真展も素晴らしく映画祭当日が待ち遠しですが美味しいココアに大満足でした。奈良堂さんのメニューを全て制覇してみたくなりました。1日の疲れが癒され美味しいココアで身体が暖まった素敵な夜でした。  


2010年11月12日 Posted by プラネマン at 06:53Comments(0)NAGANO映画祭

今週土曜日ロキシーさん活弁上映

今週末NAGANO映画祭が開催されます。長野市内の3映画館を会場に開催されますが土曜日13日は長野ロキシーさんが主会場になります。いろいろなイベントが開催されて楽しみですが特に楽しみにしているのは活弁が開催される事です。

一般の人は活弁といっても馴染みがないと思いますが活動写真、無声映画などの上映中にその内容を語りで表現して解説する専門家の事をいうそうです。


僕が初めて活弁を見たのは2年前になります。当時相生座名画特集として小津安二郎特集があり小津監督作品が期間中6作上演されました。初めは何かモノクロの世界だな‥という感じでしたが結婚適齢期の父娘の気持ちに共感出来たり現代にも通じる人間の営みを見事に描いて期間中全作品を見ました。


小津安二郎特集のフィナーレと長野ロキシーさん設立90年のイベントとして「生まれてはみたけれど」が活動弁士澤登翠さんを招いて上映されました。チケットは完売して満員で熱気ある中で開催されました。


「生まれてはみたけれどは」は昭和7年の作品で小津監督の戦前に制作した代表作品であり日本のサイレント映画を代表する作品のひとつだそうです。大人の見る絵本というサブタイトルがついているそうです。


前半は開発される前の東京を舞台にある兄弟を主人公に子供たちの遊びを中心に子供たちの世界をユーモアに描いています。後半は主人公の兄弟が父親と友達の家に映画を見に行きます。主人公の友達をA君としますが子供の世界では主人公の方がA君より強いですが大人の世界ではA君の父親が経営者で主人公の父親はサラリーマンの関係になります。主人公の父親は映画の鑑賞中終始A君のお父さんに気を使っているのを見て主人公のお父さんは偉くないんだ‥とショックを受けます。サラリーマン社会の悲哀を子供たちの目を通じて見事に描いていてスクリーンに釘付けになってしまいました。満員で熱気が充満していた館内から表に出ると夜風が心地よく映画の全盛期はこんな感じだったんだろうな‥と感動的気分で帰りました。


あれから約2年半過ぎましたが再び活弁が見る事が出来て楽しみです。撮影技術も日々進歩して新しいサイレント映画が出来る事はないと思いますが滅多に見れない活弁を見る事が出来て嬉しく思います。13日は歴史ある長野ロキシーさんでレトロな活弁を見て古きよき時代の中の非日常的な時間を楽しみたいと思います。  


2010年11月11日 Posted by プラネマン at 06:29Comments(0)NAGANO映画祭