平成24年度信大教育学部図画、美術教育コース 研究成果発表展

すでに公開は終了しましたが先週の日曜日2月24日に信濃教育会館で開催された平成24年度信州大学教育学部、図画工作、美術教育コースを専攻した学生の皆様の研究成果発表展に行ってきました。


長野市民新聞を見て開催を知りましたが去年信州大学教育学部の上田教授退任の個展を見に行き美術や芸術に興味を持つようになったので開催が楽しみでした。

今回の研究成果発表展では15名の学生により30作品が展示してありました。

5名の学生によるアニメーションの作品、泉小太郎は松本平に伝わる龍の民話を影絵のような絵や背景で描き幻想的なアニメーションで見応えがありました。民話や昔話等を知らない世代が増えているので良い試みだと思いました。


灯明まつりのテーマ「夢、平和、共鳴」を意識した「夢見るくじら」も見応えがありました。くじらの共鳴や幻想的な灯籠等の図柄は言葉で表現出来ない素晴らしさでした。


須坂市の蔵の街キャンパスの一環で学生の皆様が行った活動「須坂アートプロジェクト紹介」や小布施の特定非営利活動法人共生舎のロゴマーク制作等地域に根付いた活動も素晴らしかったと思いました。


長野市民新聞で紹介された栗林詩菜さんの食べたチョコレートをロウに置き換えてブロンズに加工した作品や中野未菜さんのTシャツの模様が虫の幼虫だったという作品は紹介されるだけありインパクトがありました。

個人的には今福玲さんの「無題」という作品は骸骨と瑞々しいリンゴの構図が良く値段が合えば欲しくなりました。松原利菜さんの「理科の四季、夏、冬」や「つどい」もキャラクターが良く微笑ましく感じました。丸田岳大さんの音楽科定期演奏会のポスターも妖精の音楽隊の図柄が良く演奏会の感動が蘇ってくるようでした。岩佐阿美さんの「碧」や「蒼」も幻想的だと思いました。


30作品もあり全てを伝えられなくて残念であり申し訳なく思いますが素晴らしい展示会でした。この日はあいにくの雪模様で行こうか迷いましたが行って大正解の素晴らしい展示会で学生の皆様の感性には感激するばかりでした。


自分の思っている事を芸術として形に描けるのは誰にでも出来る事でなく今回出展された学生の皆様は何万人の中の1人の人材で普通の若者とは違うな‥と思いました。これからも感性を研き続けて素晴らしい作品を創作して欲しいと思いました。


学生の皆様の作品を広く世の中の人に見て欲しいと思いました。映画館のスペースを借りての展示や病院に展示して患者や介護の方の癒しとして多くの人に見てもらいたいと思いました。

学生の皆様素晴らしい展示会をありがとうございました。出展された学生の皆様のご健康とご多幸とさらなる創作に期待しています。  


2013年02月28日 Posted by プラネマン at 06:14Comments(0)長野市周辺 ギャラリー

36才で生涯を終えたジャズピアニスト

長野ロキシーさんで公開中のドキュメンタリー映画「情熱のピアニズム」を見てきました。

この映画の主人公であるフランス人のミシェル、ペトルチアーニは全身の骨が折れた状態で生まれました。ガラスのような骨を持ち幼少時代は歩く事も出来ず成人になっても身長が1メートルほどしかありませんでした。


ミシェルの父親はミュージシャンでしたがミシェルは音楽に対して飲み込みが早い事が分かりました。表に出て遊べないミシェルでしたが父親が幼少よりマンツーマンで音楽を教え持って生まれた桁外れの音楽の才能が育っていきました。特にジャズに対しての才能が素晴らしく頭角を表してきてフランス国内では留まらずジャズの本場アメリカで評価されるようになりました。

ヨーロッパ出身のアーティストで初めて名門ブルーノートレコードと契約、フランス最高のピアニストと讃えられましたが36才で生涯を閉じたピアニストを描いたドキュメンタリー映画でした。


ミシェルは成人しても1メートルほどしか身長がないので常に誰かに抱えられていないと生きていけませんが外見からくる偏見を感じさせない明るい性格が素晴らしいと思いました。才能があるという事は凄い事で行く先々で女性に愛されたプライベートから通常の人より骨が弱いので骨折をしながら演奏を続けていたプロ魂までミシェルの魅力に惹き付けられて行きました。

ミシェルは自分の子供に障害が遺伝するかもしれない‥と悩みながらも子供を授かりますがやはり障害を持って生まれました。しかし子供はハンディを嘆かない芯の強い子供に育ちました。ミシェルの生き方が反映されているのだと感じピアノのテクニック以上に感動的でした。


ピアノ曲も難易度が増していくとペダルを使う曲があるそうですがミシェルはペダルを使いこなす機器を発明したり通常の人より何十倍も速く手首を動かすなどいろいろな工夫をしてハンディを乗り越えていった事が素晴らしいと思いました。

年間220回のツアーで世界中を駈け巡り結果的に寿命を縮めた事や骨折をしながらも演奏を続けてマネージャーなど関係者がミシェルの痛みを知って泣いた話などハンディを乗り越えて人生を駆け抜けたミシェルに圧倒された103分間でした。

ドキュメンタリー映画なので地上波で放送されたりレンタルビデオ店に置かれる可能性は少ないと予想されます。天才ジャズピアニストの短くも劇的な人生を劇場のスクリーンで体感してみて下さい。  


2013年02月27日 Posted by プラネマン at 06:04Comments(0)音楽がメインの映画

若松孝二監督作 天使の恍惚

長野ロキシーさんでは2ヶ月に一度のペースで名画特集が行われています。現在は若松孝二監督特集が上映されていて現在第4週目になりました。今回は1972年に上映された「天使の恍惚」を見ていました。


クラブみたいな場所に女性を含めた四人の若い男女が集まっている場面から物語は始まりました。彼らは革命を目指す過激派グループで一年と名乗り季節によって派閥がありました。


秋グループが突然襲われリーダー格の男が視力を失いました。秋グループのアジトを冬グループが襲い武器を強奪して行き。リーダー格が視力を無くして動けなくなり壊滅寸前の秋グループですが秋グループのメンバーを中心に爆弾闘争を描いた作品でした。


現代から見れば暴力や破壊では世の中は変わらない‥と分かり過激派グループの活動には賛同出来ませんがこの映画が公開された1972年当時では学生運動も盛んで実際にこの映画の影響で交番が爆破されたそうで影響力のあった映画だと知りました。


性とか暴力が入り交じった映画で娯楽的要素があったりデートで見る映画ではありませんが人間の本能やタブーを描いた映画だったと思います。賛同より否定的な意見が多い気がしますが方向性は間違っているとはいえ若いエネルギーが満ちあふれた映画で青春の咆哮が聞こえてくるような映画でした。若者は無限の可能性を持っていますがそれが正しい道に活かされた人は幸せだな‥と感じました。


ここは静かな最前線という劇中に登場した歌が不思議な余韻を残していました。若松孝二監督の初期の作品を3作見ましたがバックミュージックを巧みに使い不思議な余韻を残しているな‥と感じました。この時代に青春時代を過ごした人がこの映画を見てどう感じたか興味がありますが青春時代のよろめきが哀しく感じた映画でした。  


2013年02月26日 Posted by プラネマン at 06:24Comments(0)長野ロキシーさん上映映画

アンサンブル NOVA  2013 冬のコンサート

昨日2月24日に若里文化ホールで開催されたアンサンブル、NOVAさんの冬のコンサートに行ってきました。

アンサンブルNOVAさんは長野県出身者か長野県に縁のあるプロ演奏者限定の楽団で極まった演奏を楽しみにしていました。

今回は「ヨハン、クリスティアン、バッハとモーツァルト、世代を超えた友情物語」というテーマで演奏がありました。


大バッハ(ヨハン、セバスティアン、バッハ)の末息子のヨハン、クリスティアン、バッハはドイツを飛び出しロンドンなどで活躍しました。1764年父親に連れられてロンドンを訪れていたモーツァルト少年はヨハン、クリスティアン、バッハと知り合い二人は年の差を超えて仲良くなり当時30才だったヨハン、クリスティアン、バッハは幼いモーツァルトを膝の上に乗せて一緒にピアノを弾いて遊んだそうです。

モーツァルトはヨハン、クリスティアン、バッハの音楽に影響を受け彼を尊敬していました。今回は2人の友情物語をテーマに演奏されました。


オープニングはヨハン、クリスティアン、バッハの「ラ、カラミータ序曲」が演奏されました。この曲はヨハン、クリスティアンの最晩年に出版された曲でオペラの上演に先立ってオーケストラだけで演奏されるそうですが演奏機会に恵まれていないそうです。5分ほどの短い曲でしたが聞き応えのある曲でした。


続いてモーツァルトのピアノ協奏曲第12番イ長調が演奏されました。モーツァルトは1782年ヨハン、クリスティアンの死を知りました。その頃モーツァルトはピアノ協奏曲第12番を作曲していましたが第2楽章はヨハン、クリスティアンのラ、カラミータの序曲の中間部に現れるメロディを使って書かれていてヨハン、クリスティアンに対する追悼の意があったそうです。モーツァルトの作品の中でも極めて重要な意味合いを持つ作品ですが桐朋学園大学3年在学中のピアニスト小宮山愛さんが素晴らしいメロディを奏でていました。特に第2章を語りかけるように演じていたのは素晴らしかったです。演奏後鳴り止まぬ拍車が演奏の成功を物語っていましたが白いドレスの小宮山愛さんは会場に一足早く春を運んできたような爽やかさがありました。


続いてフランツ、シュトラウスのノクターンOP7が演奏されました。フランツ、シュトラウスは優秀なホルン演奏者でホルンのための作品をたくさん作曲したそうですが今回演奏されたノクターンは演奏される機会の多い作品だそうです。須坂高校出身でドイツに33年間学んだのホルン演奏者水野信行さんが見事なホルンを奏でていました。


続いてモーツァルトのオーボエ協奏曲ハ長調が演奏されました。プロオーケストラのオーボエの入団試験では課題曲になる事が多い曲だそうですがかつてフレッシュコンサートで見た柳沢実花さんが素晴らしい演奏をしていました。


続いてモーツァルトの歌劇フィガロの結婚より「自分で自分がわからない」「恋とはどんなものかしら」が演奏されました。通常男装したメゾソプラノ歌手によって演奏されるそうですがメゾソプラノ歌手の加藤文絵さんが見事な歌声で歌われました。


最後にヨハン、クリスティアン、バッハのシンフォニア変ロ長調が演奏されました。この曲はヨハン、クリスティアン、バッハの作品の中でよく演奏される作品だそうですが当時最新の楽器だったクラリネットがオーケストラに使用されています。オーケストラにクラリネットが使用されるのはモーツァルト後期作品やベートーベンからでこの作品はクラリネットがオーケストラに加わった最初期のもので歴史的にも重要な作品になるそうです。

最後にアンコールが演奏されて2時間にわたる演奏会は終了しましたがプロ演奏者による極まった演奏や選曲の良さや解説の詳しさなど満足出来る演奏会でした。この日はあいにくの雪でしたが天候が気にならなかった素晴らしい演奏会でした。アンサンブルNOVAのメンバーの皆様のこれからの活躍を願っています。  


2013年02月25日 Posted by プラネマン at 06:01Comments(0)コンサート

演劇 奇想 山月記 SANGETSU

昨日2月22日にNAGANO CLUB JUNK BOXさんで公演されたNPO法人 劇空間夢幻工房さんの演劇「奇想、山月記、SANGETSU」を見てきました。


去年の夏に劇空間夢幻工房さん主催の野外劇がとても素晴らしく今回行われた公演を見に行きました。


主人公の大輝は生みの母親と生き別れになりました。父親は再婚してヒワという妹が生まれましたがヒワの母親は他界、大輝の父親は3回目の再婚をして大輝はヒワとナガオと暮らしていました。


大輝は虎のように強くなりたいと思っていますが自分は弱虫のナメクジだと思い虚無感を抱いて生きていました。中学生の時に西の大陸に引っ越した大輝はチョという同級生と知り合いますがチョの父親は虎刈りをしていて連れて行ってもらい感銘を受けました。


虎は死して皮を残し人は死して名を残す‥という言葉を知り心にあるモヤモヤを文章にして吐き出せばその文章は空を駆け生き別れの母親に届くだろう‥と思うようになり書く事に没頭するようになりました。

大学に進学した大輝は書く事の糧のために飲む打つなどを始めますが出入りしていた雀荘の店員のウグイスに恋をして結婚、子供が授かりました。大輝は生活のために働き始めますが職場の人間関係の悩みや書きたいという欲求と生活の板挟みに悩んでいました。その頃大輝が慕っていたチョさんの住む西の大陸と戦争が始まり‥


会場に入ると客席と客席で舞台を挟む囲い舞台になっていて斬新さに驚きました。役者との距離が近くて額に浮かぶ汗が見え唾が飛んで来そうな距離で迫力のある舞台でした。

小道具も最小限で舞台の上はシンプルですが照明や音響と役者の技術だけでグイグイと観客を引っ張って行きました。野外劇の解放感も素晴らしいですが狭い空間で役者と観客がその場を共有する一体感は最高でした。そしてその場のムードに合うバックミュージックを演奏するバイオリンの生演奏も聞き応えがありました。


役者の技術や演出は最高でしたがシナリオも良かったです。妻子のために自分よりダメな上司に仕える大輝ですがサラリーマン社会の悲哀を見事に描いていました。僕も会社で10才も年下に小馬鹿にされそいつをぶん殴って会社を辞めるのが夢でしたが対処のヒントを貰った感じがしました。大輝や父親との関係は希薄になっている親子関係や体罰問題にも一石を投げている気がしていろいろな要素が詰まったシナリオでした。シナリオが奥が深く文章で上手く書けずもどかしいですが素晴らしい内容で見終わった後、舞台の熱さと対称的に月が神々しく感じました。

2005年5月に知り合いからチケットをもらいパンドラの小瓶を農協の倉庫のような場所で見ましたがあれから8年、さらに進化を続けていた感じがしました。出演された皆様素晴らしい舞台をありがとうございました。夏の野外劇も楽しみです。長野市の演劇文化がますます栄えて行く事を願っています。  


2013年02月24日 Posted by プラネマン at 11:09Comments(0)観劇、舞台芸術

プロバスケ BJ テレビ 13 年2月15 日号

BSフジでプロバスケットボールBJリーグの特番を月に一度放送しています。一週間過ぎてしまいましたが先週の金曜日2月15日に2月のBJテレビが放送されました。


少し遅れて見始めましたが琉球の並里選手、信州の呉屋選手、大分の清水選手はインタビューをしていました。

まず呉屋選手は信州は熱い会場だと答え第4Qのオールスタンディングの場面が映り嬉しくなりました。印象に残る外人選手として呉屋選手はディレク、ライディオ選手をあげていました。ディレク、ライディオ選手はシュートを外した事が無い‥と言っていましたが僕が観戦した去年のゲームでは大半はディレク選手がMVPや賞を貰っていました。ディレク選手は現在どこでプレーしているのか気になります。並里選手は去年横浜にいたバーレル選手、清水選手は元浜松にいたミンミン選手をあげていました。

尊敬する日本人選手として呉屋選手は並里選手を並里選手はタイシロー選手を清水選手は庄司選手をあげていました。尊敬するヘッドコーチは清水選手はボブヒール氏、呉屋選手は桶谷氏を呉屋選手は石橋氏の名前をあげ豊富として清水選手はプレーオフを並里選手、呉屋選手は優勝をあげていました。


琉球対大阪のダイジェストが放送されました。大阪ペースで進みましたが山城選手、ウッドベリー選手、与那嶺選手で反撃して残り23秒1点ビハインドで並里選手が決めて琉球が62対60で接戦を制しました。

島根対高松は島根の藪内選手が健闘して島根がウエスト2位に浮上しました。浜松対京都は今季浜松が京都に3連覇中、残り6秒72対72でイーブンでしたが浜松のスローを京都がブロックしてブザービートで京都が勝ちました。


大阪はビル、カートライトヘッドコーチに就任しました。カートライトヘッドコーチ就任後は大阪ホーム4連勝になりました。秋田対富山はアメリカの高校を卒業して秋田に入った19才富樫選手が出場しました。富樫選手は40分フル出場でしたがアウェイ群馬戦ではターンオーバーが多かったと反省していました。


他には東京対新潟は東京が序盤リードしましたが新潟が100点ゲームで大勝、横浜対埼玉は86対82で埼玉が惜しい試合を落としました。岩手対仙台は89対67で岩手が勝ちました。信州対千葉のホワイトリングのダイジェストが放送されましたが信州は8連敗、千葉は今年に入って9連勝と好調でした。


今月のMVPは千葉のマーキン、チャントラー選手が獲得しました1月の平均得点23、5チーム6連勝に貢献などが評価されたそうです。


秋田の富樫選手や琉球の並里選手など日本人選手の力が上がってきたと感じました。今季は琉球対秋田の対戦はありませんが両選手の活躍を楽しみにしています。

信州ブレイブウォリアーズは前半戦の独走が嘘のように低迷しています。新外国人選手のウォルトン選手が加入しました。低迷する信州の力になる事を願っています。BJリーグのますますの発展を願っています。  


2013年02月23日 Posted by プラネマン at 23:20Comments(0)バスケ BJリーグ

パルセイロ 2013 シーズン日程決定

3月10日のサッカーJFL開幕戦に向けてパルセイロのホームページでは開幕戦のカウントダウンが始まり連日選手とスポンサー企業の皆様が一緒に写った写真がアップされ開幕戦に向けてムードが高まってきています。スローガンも決まり後は正式な日程の発表が楽しみでした。今年の休日の予定が大半決まってしまうのでドキドキしていましたが2月21日に正式な日程が発表されました。


今年は佐久開催が夏以降6試合あります。8月11日のホンダ戦は夏休み中なので成績によりますがそこそこの動員が期待出来るかな?と思いました。10月20日の町田戦は佐久は首都圏から近いのでこちらも動員を期待出来ると思います。11月には3回佐久開催の試合がありますがこの頃には優勝争いや天皇杯での躍進などホットな話題を提供して新規のファンの開拓などを期待したいと思います。


今年の日程ではゴールデンウィーク中は南長野でのホームゲーム開催は5月1日の1試合のみの開催です。メーデーで休みの企業もありますが平日開催なので年間の平均動員に不利になりそうです。

去年山雅から秋田にレンタルされていた今井選手がMIOに移籍しました。去年の秋田戦は多くの山雅サポーターが今井選手の応援に南長野まで来ました。今年のMIO戦は5月11日ですが翌日に山雅のホームゲームがあるので古参の山雅サポーターが来てくれれば‥と思いますが今井選手は完全移籍したので去年ほどの山雅サポーターの動員は厳しいかな‥と思います。

今季山雅から藤枝に選手がレンタルされています。藤枝戦で山雅サポーターの動員を期待したいですが藤枝戦は6月29日で同日山雅ホームゲームがあり山雅サポーターの動員は無理そうです。

ゴールデンウィークのホームゲーム数が少なかったり山雅サポーターの動員は期待出来ず佐久開催も合わせ動員に不利な条件が多い今年の日程ですが選手、関係者、サポーター一丸となり盛り上がって行きたいと思います。


個人的には去年ホームゲームに14回行きましたが琉球戦、藤枝戦など土曜日出勤と重なる試合が何試合かあり去年のホームゲーム観戦回数を下回りそうですがその分佐久に多めに行ってみたいと思います。

今季は長崎が昇格、佐川滋賀が廃部となり昨シーズンの強豪2チームはいませんがJ2から降格してきた町田は向選手が加入して手強い存在になってきました。薩川監督率いる琉球もJリーガーを中心に個の力は強いので薩川監督の戦略が浸透してくれば怖い存在になりそうです。

藤枝は山雅の選手などJ2から補強したり讃岐はJFLで活躍した選手を中心に計算の立つ補強したそうで各チーム戦力の底上げが目立ち去年のイメージで望めば痛い目にあいそうです。

天皇杯でJリーグ相手に健闘した福島や準加盟の相模原など新規参入チームも侮れず昨年より厳しいシーズンになりそうですが美濃部監督の戦術やパルセイロの選手の技能はその上を行くと思います。シーズン開幕が待ち遠しい今日この頃、地域に夢をパルセイロの今季の躍進を期待しています。  


2013年02月23日 Posted by プラネマン at 06:11Comments(0)AC長野パルセイロ

唐十郎主演  犯された白衣

長野ロキシーさんで2ヶ月に一度名画特集が上映されますが今回は故若松孝二監督の追悼特集が上映されています。今回の上映作品「犯された白衣」には劇作家の唐十郎氏が主演だと聞き特に楽しみにしていました。


一昨年から長野市権堂のアーケード街に劇作家の唐十郎氏を慕う劇団「唐ゼミ」さんが特設の芝居小屋を作り演劇を上演するようになりました。生の演劇を見る機会が少ない長野市での唐ゼミさんの公演は楽しみになりました。毎回熱い劇を好演する唐ゼミさんですがルーツの唐十郎氏については何も知らずに若き日の唐十郎氏が主演だと知り「犯された白衣」は特に楽しみでした。


舞台は海に近い看護婦寮で6人の女性が登場します。2人の女性が肉体を絡めあいレズをしています。またやっている‥そんな感じで見ていた女性達ですが寮の庭に主人公である唐十郎氏が演じている青年がいました。


女性達は面白半分で青年を建物の中に入れレズを見せました。その時突然青年は銃を撃ち1人の女性を殺害しました。目の前で起きた出来事に唖然とする女性達ですがその中の1人が裸になり青年に命乞いをするように抱きついてきましたがその女性も銃殺されました。

言葉を発していなかった青年が突然1人の女性に「何を見ているんだ‥」と聞くと女性は「何で殺すんだ‥」と言い返してきて‥


オープニングに子守唄というか唱歌が流れてノスタルジックな気分になりましたが最初だけでした。若き日の唐十郎氏は鼻筋が通り中々のハンサムでしたがそんな事を思っていたのは最初だけでした。

突然の殺戮劇にどう表現していいか分かりませんでした。女性達と青年は初対面でしたが何故女性達を銃殺するのか解せなくてあまり良い気分がしなかった映画でした。

犯された白衣と題名にあったのでイメージ的にはモノクロの昭和の香りがするロマンポルノで白衣を着た看護婦さんが犯されていくのか‥というイメージがありましたが映画の舞台は女子寮で白衣は全く関係なく白衣という言葉が使われている意味が良く分かりませんでした。シカゴで起きた看護婦大量殺人をモチーフに描いたそうですがそれならば犯人の深層意識にもっと突っ込んで欲しかったと思います。


連合赤軍や三島由紀夫氏自害事件など狂気な事件の叫びを描いた若松孝二監督の1967年の初期の作品でしたが晩年の完成度を思えば犯された白衣はまだ発展途上で唐十郎氏の個性や良さが描ききれていないと思いました。

最後の場面で赤ちゃんの写真が登場する場面がありました。唱歌をバックに赤ちゃんの写真を見ると僕にもあんな純真な時があったのか‥と懐かしさと汚れてしまった淋しさを感じました。
消化不良の場面もありましたが血の海の中で歌っていた唱歌が不思議な余韻を残した作品でした。  


2013年02月22日 Posted by プラネマン at 06:14Comments(0)長野ロキシーさん上映映画

NHK らららクラシック歌劇 ローエングリン

先週の日曜日2月17日にNHK、Eテレで放送されたらららクラシックを見ました。

今回のテーマはワーグナーの歌劇ローエングリンについてでした。ドイツのルートヴィヒ二世という王様はローエングリンにハマってしまいローエングリン仕様のお城を作り国家財政を圧迫したそうですがそれだけ凄い歌劇だったと思い興味津々でした。


ストーリーはブラサント公国という国でエルザ姫と弟コットフリートという姉弟が登場します。ある日父親である国王が亡くなりました。そして弟がいなくなりエルザの叔父さんがエルザを弟殺しの裁判にかけました。絶対絶命のピンチのエルザ姫のもとに夢で見た騎士が現れました。騎士は素性を聞かない事を条件にエルザ姫を助けてくれる事になりましたが‥


ゲストに飯守泰次郎氏が出演しました。ローエングリンはワーグナーのロマンチックオペラで表現が桁違いに凄いので好き嫌いがはっきり分かれると解説がありました。

ローエングリンは人物、感情、場面のモチーフが物語に何度も登場するそうです。1つ目のモチーフは聖杯のモチーフで主人公である白鳥の属する聖なるイメージでおごそかな宗教性や天上の音楽のイメージ、

2つ目のモチーフは白馬の騎士、ローエングリンのモチーフで主人公のテーマ曲、

3つ目は自分の名前を聞いてはいけない禁じられた質問のモチーフ、

モチーフは道しるべで歌劇の要所要所でこの3つのモチーフが使われているそうです。


ローエングリンは3時間を超える大作ですが2012年12月7日イタリアのミラノスカラ座で上演された歌劇を約45分間にまとめ放送されました。


裁判で不利になったエルザ姫は夢の中で見た騎士が現れるように神に祈る場面、
騎士は素性を聞かない事を条件にエルザ姫を守護すると言った場面

騎士がエルザ姫の叔父さんにあたる伯爵と決闘して勝つ場面

公爵の夫人がエルザの前に現れエルザを唆す場面、

結婚式を終えた姫と騎士がつかの間の幸せを感じる場面などが放送されました。

エルザ姫は現代日本女性に例えると草食系女子にあたる‥と解説がありました。日本女子は白馬の王子など誰かが来るの待つ事が多く上手く行きそうになると不安になったり心の中に悪い種を植え付ける事が多いと話がありました。

エルザ姫はまさしく騎士がやって来て上手く行きそうになりますが不安になって行く‥という草食系のキャラクターでした。


エルザ姫が騎士の素性を尋ね名を明かす場面が放送されました。続きはあえて触れませんが思わず見入ってしまった45分間でしたが本場イタリアの歌手の上手さに圧倒されました。この番組を見なければローエングリンは一生知らなかったと思います。いろいろな芸術に親しみたいな‥と思った素晴らしい放送でした。  


2013年02月21日 Posted by プラネマン at 23:26Comments(0)NHK らららクラシック

天空の聖地高野山〜空海の贈り物

昨日2月20日にNHKで放送された歴史番組ヒストリアの「天空の聖地高野山〜空海からの贈り物〜」を見ました。


和歌山県九度町という場所に慈尊院というお寺がありますがそこには子宝や安産を願う絵馬がたくさん飾ってありました。空海の母親が高野山を見たくて讃岐から来ましたが当時の高野山は女人禁制でした。母親思いの空海は月に9回そこに降りて来たので九度山と名付けられたそうです。

今ではケーブルカーもありますが約20キロ、標高差700メートルを7〜8時間かけて歩いて行く方法もあり後宇多上皇は倒れ泥だらけになりながらも歩き切ったそうです。苦行をする事で罪が消えるという考え方があったようです。

カメラは空海が初めて作った修行の場の金堂や52箇所ある宿坊の中から阿字観という瞑想法や一人前13皿ある精進料理が紹介されていました。マンゴーや生春巻、蒲焼きにそっくりな豆腐料理など肉類を使わない料理は美味しそうでした。

高野山は東西5キロ、南北3キロになりますが奥の院という場所に向かう途中にある供養塔やお墓は20万基を超えるそうです。毎朝6時と10時半には今でも空海の食事を運んでいるそうです。空海の死後86年後に空海は生前とほとんど変わらない状態で遺体が発見され人々の尊敬を集め現在でも高野山詣でや四国88箇所の巡礼として尊敬の念が残っています。


空海は仏像など30点ほど国宝として残しています。空海は書の達人でもあり風信帖という書が残っています。当時の日本人は中国語で手紙を書いていましたが自分達の言葉で表現したいと中国にない漢字の書き方をしてひらがなの原型を作りました。

空海は仏像の世界に革命を起こし21体の仏像が曼陀羅の形になる立体曼陀羅を作ったり不動明王という密教独特の仏様を日本に持ち込みました。


空海は哀しいかな‥哀しいかな‥また哀しいかな‥という言葉を残していますが空海に秘められた弟子の物語やその言葉に対する悲話が紹介されました。


空海には智泉という弟子がいました。平安時代の初めに空海は山間で修行をしていましたが私度層と呼ばれ正式には認められていませんでした。そんな時空海の姉の子の智泉が14歳で弟子入りしました。空海は804年遣唐使として唐に行き仏教を学びに行きましたが密教に出会い日本に戻ってきました。空海は20年の留学を命じられていたので任務を放棄したとみなされ京の都には入れませんでした。


空海は智泉に密教を教えていましたが嵯峨天皇が即位すると密教に理解を示してくれるようになりました。嵯峨天皇は子宝に恵まれませんでしたが智泉が京の岩船寺で祈願をすると嵯峨天皇に子宝が恵まれました。817年に空海は44歳で高野山を造るのを認められました。しかし標高800メートル、冬には氷点下になる高野山では工事が難航して825年には智泉37歳で亡くなりました。その時に一番弟子の死を嘆き哀しいかな‥の言葉を言いました。着工から15年後の832年に高野山で初の法要が行われました。


数年後には高野山開山1200年になるそうです。江戸時代に焼失した門などを最古の文から再現します。

空海の偉大さが分かった見応えのある番組でした。僕は若気の至りで某新興宗教に入信した事がありました。その教団では神伝密教と言って密教を教えていましたがこの番組を見てとんでもない事をしていた‥と思い腹が立ってきました。その教団のある神事に参加した時にここに集まった人達は生前空海に直に会って教えを受けた人だと言ってそれを教団在籍中は信じていましたが空海に対してとんでもない事をしていた‥と胸が痛くなりました。


その教団にはかなりの額をお布施しましたがその分を高野山に寄付したかったな‥と残念に思いました。自分の中では間違った教えを学んでいた罪滅ぼしとして一生に一度は高野山に行って20キロの山道を歩きけじめをつけなければいけないな‥と思いました。


空海の偉大さと屈折した青春の痛みを感じましたが見応えのある番組でした。高野山のますますの繁栄を願っています。  


2013年02月21日 Posted by プラネマン at 06:19Comments(0)NHK、ヒストリア

若松孝二特集 胎児が密猟する時

長野ロキシーさんで2ヶ月に一度名画特集を開催しています。今回は昨年亡くなられた追悼、若松孝二監督特集でした。

連合赤軍や三島由紀夫氏の自決を通じて時代の叫びを描いた若松孝二監督の作品は個人的には好きでした。今回は1966年作の「胎児が密猟する時」が上映されました。


雨が激しく降る夜に1人の中年男と若い女性が車の中で熱い接吻をしている場面から物語は始まりました。二人は場所を変えて男のアパートに行きました。

男はデパートのオーナーで女性はそのデパートに勤める売り子さんのようでしたが二人は初めて会うようで男は女性の名前を知りませんでした。その女性は男の死んだ妻にそっくりのようでしたが二人だけになると男は女性を監禁して調教を始めました。72分間の上映時間のうち回想シーンなどを抜かせばほとんどが1つの部屋(若松孝二監督のアパートを真っ白に塗り撮影)で繰り広げられた作品でした。

若松孝二監督曰く「極限状況とは人間性を確かめる微視世界」と語りますがモノクロの画像の中で暴力と性が交差して行き‥


オープニングから旧約聖書の言葉が出てバックミュージックにはオルガンの曲や教会で使われるような曲が流れて神秘的とか崇高な雰囲気がありましたがモノクロの画像と狭いアパートの一室での暴力と監禁、女性の叫びが音楽と目の前で繰り広げられている光景のギャップがあり不思議な感じでした。


主人公の男はかつて結婚していて妻が子供が欲しい‥と言った事で喧嘩になりました。主人公曰く胎児が母親の体内にいるうちは良いが体内から外に出てくる事には大反対だ‥と言っていました。主人公には屈折した幼少時代があったようですが心の叫びはスポーツや芸術に昇華するか、国家権力や社会的な悪に向けて欲しいな‥と思いました。


ヒロインの志摩みはるさんは70年後半〜80年初頭に活躍したアイドル歌手に似た雰囲気があり綺麗な女性でしたがその女性が極限状態の中で食べ物を貪り食うという姿を演じ迫真の演技をしたと思います。

悩みとかコンプレックスを内に向けてはいけないな‥と思った作品でした。  


2013年02月20日 Posted by プラネマン at 05:52Comments(0)長野ロキシーさん上映映画

考古学が解き明かす縄文人の食卓

この冬の間千曲市にある長野県立歴史館さんでやさしい信濃の歴史講座というイベントが開催されていています。期間中7回14講座のお話がありますが今回は4回目の「考古学が解き明かす縄文人の食卓」というテーマでお話がありました。


現代人は買い物〜調理〜食卓という手順で食事になりますが縄文人は調達〜煮炊き〜食卓という手順で食卓にありつけ現代人より食べるという事はハードな事でした。


更埴インター近くの屋代遺跡群から出土した動物の骨は5千年前の縄文中期前葉はニホンジカが108、イノシシが108、その他ツキノワグマが1、ホンドテンが1、約4200年前の中期後葉はニホンシカ52、イノシン278、トリが10、野うさぎ3などになっていてイノシシやニホンシカが圧倒的に多い状態でした。

イノシシのあごの骨が10頭前後見つかり血や骨髄液を塩の代わりに使っていたそうです。イノシシを捕まえると村人の食糧が潤いイノシシを捕まえるのはステータスでイノシシの骨をアクセサリーとして飾っていた人骨が見つかっています。

昭和初期まで千曲川やその支流で鮭が捕れ平安時代の法典には信濃国では都への租税として鮭の加工品を納めていた文献がありました。屋代遺跡群では鮭属の骨が550見つかり鯉科の骨の発見が20だったので鮭が食べられていたのが分かります。


縄文人はイノシシは肉を削いで土器で煮ましたが鮭類は火であぶって一部は燻製にして冬場に食べていたようです。縄文人は最低限必要な分以外は乱獲をせずに自然と共存していたそうです。


千曲川に鮭がいた事や縄文人は落とし穴や柵を作り犬を使って獲物を追い込みながら集団で猟を行い犬を食べる事はなくこの時代から人間と犬が共存していたのは興味深い話でした。時間に限りはありましたが内容の濃いお話でした。  


2013年02月19日 Posted by プラネマン at 05:07Comments(0)長野県立歴史館の催し物

長野フィルハーモニー演奏会13 冬

昨日2月17日にホクト文化ホールで開催された長野フィルハーモニー管弦楽団さんの演奏会に行ってきました。

ルーツを辿れば1988年にスタートした長野フィルハーモニー管弦楽団さん、今年で25年の歴史を持つ伝統ある管弦楽団です。毎年2月と9月に定期演奏会があり楽しみにしています。

今回の演奏会では指揮に全国の主要交響楽団やイタリアで指揮をした事がある松村秀明さん、長野市出身で大阪フィルハーモニー交響楽団に所属するクラリネット演奏者の田本摂理さん、大阪交響楽団首席ソロコンサートマスターの森下幸路さん、東京シティ、フィルハーモニック管弦楽団首席奏者の原ゆかりさんを迎えて演奏会が行われました。

オープニングはシューマンの歌劇「ゲノフェーファ」序曲作品81が演奏されました。シューマンが唯一完成させたオペラ作品ですがスタートの部分が幻想的で素晴らしい作品でした。


続いてブラームスのクラリネットソナタ第1番へ短調が演奏されました。ブラームス最後の室内楽曲で最後のソナタです。4楽章が演奏され管弦楽版の素晴らしい演奏でした。


休憩後ベートーベン交響曲第6番へ長調が演奏されました。ウィーン郊外のハイリゲンシュタットで書き上げられたベートーベン創作中期の作品で「田園」というタイトルがついています。

1、田舎に到着したときの晴れやかな気分、

2、小川のほとりの情景、
3、農民たちの楽しい集い
4、落雷、嵐

5、牧人の歌、嵐の後の喜ばしく感謝に満ちた気分

5楽章が演奏されました。第2楽章の終結部でフルートでナイチンゲール、オーボエでウズラ、クラリネットでカッコウなどの鳴き声が表現され素晴らしい演奏でした。


終了後割れんばかりの拍手の嵐が演奏会の成功を物語っていましたがリクエストでシューマンのABENDLIEDが演奏され冬バージョンの演奏会は終了しました。出演された皆様素晴らしい演奏をありがとうございました。


次回の長野フィルハーモニー管弦楽団さんの演奏会は9月23日にホクト文化ホールで県民文化会館開館30周年としてベートーベン第九演奏が行われる予定でこちらも楽しみです。長野フィルハーモニー管弦楽団さんのますますの活躍を願っています。  


2013年02月18日 Posted by プラネマン at 05:33Comments(0)コンサート

名曲の秘密を数学で解き明かす

2月15日金曜日にNHKで放送された頭がしひれるテレビを見ました。タイトルは「谷原章介が名曲の秘密を数学で解き明かす」でした。

谷原章介さんと釈由美子さんが経営するギャラリーマティ、マティコンというカフェにシンガーソングライターの福田彩乃さんとマネージャーの小堺一機さんが登場する事から始まりました。福田彩乃さんはこれまでに星の数ほど曲が誕生してもう出尽くしたのではないか?と悩んでいましたが谷原章介さんは数字を使い天文学的な曲が出来る可能性を説明してくれました。ここは上手くメモがとれず申し訳ありません。


続いて「名曲にたくされた音の秘密」という解説がありました。唱歌夕焼け小焼けやラブイズオーバー、なぎさのハイカラ人形などが流れてこの曲に共通項があると話がありました。

これらの曲はペンタトニック、スケールと言ってオクターブが7つでなく5つの音で構成されているそうです。ファとシを抜かした5つの音で構成されていて聞いている方には安定感があり明治政府はファとシを抜かした唱歌を作り奨励したので日本人的にはノスタルジックさがあるそうです。

ドレミソラを発見したのはピタコラスでドの音程を1とするとその音の長さの1/2で違う音階のドになり2/3でソ、8/9でレ、16/27でラ、64/81でミを発見したそうです。ピタコラス音律は12ありピアノの鍵盤数になったそうです。


続いて「美しいハーモニーは数学的に美しい」というタイトルで解説がありました。音の美しさ=数の美しさと言われ音=空気の振動でソの音の波動は1秒間に392回振動して人間の耳に伝わるそうです。ドとソを同時に鳴らすと空気の振動数は2対3の割合になり最小公倍数は6、ドとドは1対2で最小公倍数は2、ドとファは3対4で最小公倍数は12、ドとラは3対5で最小公倍数は15、ドとミは4対5で最小公倍数は20、ドとレは8対9で最小公倍数は72。ドとシは8対15で最小公倍数は120、ド、ミ、ソは空気の振動数の比率が4対5対6で最小公倍数は60と3和音の中で最も小さく美しいハーモニーと言われる組み合わせほど数学的には美しいという話がありました。


続いて「音楽は数学だった」という話がありました。中世ヨーロッパでは音楽は哲学や幾何学に近い分野にあり古代日本では神と会話する事は音楽だと考えられていたそうです。


「5線譜はX軸とY軸のグラフ」という解説がありました。5線譜は音楽の設計図であり巨大なコンクリートの建物を造る時は設計図が必要、かつては感覚だけで音楽が作られていましたが作曲=設計になったという話がありました。

ビートルズの名曲も数学的要素が使われていたと解説がありました。複雑な音の集合体もパターンと数学的トリックを使っていた‥と解説がありましたが消化しきれず文章に出来ず見てくれた人には申し訳なく思います。


数学甲子園という団体戦で数学の能力を競う大会があり出場したメンバーに数学を使って曲を作って欲しいと頼んでみました。円周率を使って作曲した作品が放送されました。音の高低さを円周率を使って作曲した作品、統計的手法でバッハを再現した作品、バッハのクセをコンピュータ上で再現させた作品などが放送されました。アルコリズムと言って0と1だけで表す手法を使った作品などが放送されました。流行りの初音ミクも数学的手法を使っていると解説がありました。

書いている本人が音楽にも数学にも疎いので上手く伝わっていなくてこのブログを訪問してくれた人には申し訳ないですがこういう番組があった‥という紹介だと思って欲しいと思います。音楽関係者や数学関係者ならもっと溶け込んで行くと思うので探して見て下さい。


僕も歌や曲は枯渇して出尽くしたのではないかと思っていたのでまだまだ曲や歌が生まれる要素がある事が分かり良かったです。内容の濃い45分間でした。  


2013年02月17日 Posted by プラネマン at 12:51Comments(0)音楽系番組、演奏会TV放送

鉄道・絶景の旅 豪雪秘境飯山線

今週の木曜日2月14日にBS朝日で放送された鉄道・絶景の旅という番組で「奥信濃の豪雪地帯と湯の里を巡る飯山線」という特番があり地元飯山線が登場しました。正確に言えば2011年1月27日放送分の再放送ですが地元の事が放送され嬉しく思いました。

飯山線は豊野駅が始発駅でしばらくは信越本線と平行に走り千曲川に沿って奥信濃を行きます。最初にカメラは替佐駅に着きました。ホームには唱歌ふるさとが流れていました。駅を出てしばらく行くと赤茶の建物が見えそこはグランメール末広さんというレストランでした。洋食のお店ながら地元の人に親しんでもらえるようにお座敷がありました。シェフは帝国ホテルで修行した事があり地卵3個を使ったオムライスは美味しそうでした。


カメラは飯山駅に着きました。飯山駅のホームには鐘があり誰でも自由につく事が出来て駅舎は寺院風で飯山市内には22の寺社があり仏壇作りは300年の歴史があるそうです。飯山市内にある高橋まゆみ人形館が映され笑顔の人形が多いのが印象的でした。


カメラは戸狩野沢温泉駅に着きました。そこからバスで15分で野沢温泉に着きました。13の外湯があり浴場によって効能が違うそうです。


森宮野原駅にカメラは着きました。1945年に7メートル85センチの積雪がありJR最高積雪地になります。交流館ふきのとうがあり食品や民芸品を販売していますがトマトも名産品でこの地のトマトは甘味が強くそれを利用したナポリタンは本当に美味しそうでした。


カメラは新潟県に入り津南駅に着きました。津南温泉雪国さんに宿泊しましたが温泉は単純温泉で筋肉痛や間接痛に効くそうです。料理は鮎の炭火焼き、和牛ステーキ、七輪で一晩煮込んだ鯉こくなどが美味しそうでした。津南駅には温泉があり蕎麦が食べられるそうです。蕎麦豆腐、蕎麦かき、盛り蕎麦をつゆにつけず藻塩をふりかけて食べていて美味しそうでした。この地の蕎麦には山ごぼうが入っていてコシがあるそうです。


カメラは十日町駅に着きました。道の駅クロステンでは物産ホールがありコシヒカリが有名で町の至るところにおぎにりの幟が立っていました。中越地震ではこの地のコシヒカリでおにぎりの炊き出しを行い絆を結んできたのでおにぎりには思い入れがあるそうです。カメラは越後川口駅に着き上越線と接続になり飯山線の旅は終わりましたが楽しい一時で地元でもまだまだ知らない事がたくさんあると感じました。  


2013年02月16日 Posted by プラネマン at 12:09Comments(0)長野市周辺登場テレビ番組

レスリング五輪除外に思う

2月13日付けの読売新聞一面にレスリング五輪除外へという記事がありました。

え?なんで?とにかく疑問でした。

僕は専門学校在学中にボクシングジムに就職してからキックのジムにそれぞれ2年通いました。高校時代は柔道部で初段を獲得しました(初段は中学生でもとれるので対した事はありませんが‥)ボクシングやキックのエキスパートには勝てないものの実際に他の格闘家と闘えばどうなるか興味があり総合格闘技の試合に出場した事がありました。そこでレスリングの選手と対戦しました。試合前はボディブローで動きを止めてやる‥とかカウンターでヒザを合わせてやる‥とか考えて望みましたがタックルを面白いように決められました。簡単にバックをとられ寝技に制限時間がなければ絞め落とされていたかもしれませんでした。


レスリングの選手に総合格闘技で完敗してからレスリングの全日本選手権を見に東京まで行きました。実際にトップクラスのレスラーの高速タックルは打撃技の域に達し実際にタックルを食らえば地面に頭をぶつけ大ケガをするか簡単に転ばされ絞め落とされると思い喧嘩がどうしたとか思うのをやめました。自分ではレスリングを習う機会はありませんでしたが競技の完成度や強さには一目おいていました。


戦慄を受けたレスリングの凄さですが悲しいかなオリンピックの時以外はレスリングが注目されたり見る機会がないのが現実でした。レスリングは学校教育に取り入れられた柔道に比べれば普及率が低かったり競技人口が少ないのが現実ですがそんな環境でも世界と真っ向勝負が出来て日本が世界に通じる競技で選手、関係者の頑張りには頭が下がる思いです。そんなレスリング関係者が輝けるオリンピックの機会を奪うのはひどい話だと思いました。


エジプトのピラミッドにはレスリングの原型といえる格闘技の絵があった‥と聞いた事があり古代ギリシャではレスリングの原型といえるパンクラチオンという格闘技や闘技場もあり歴史的にもオリンピックに一番相応しい競技ではないかと思います。第1回アテネ大会からレスリングは行われオリンピックの象徴的競技ではないのか?と個人的には思っています。


野球はバットやグローブなど用具の面で発展途上国での普及は見込めないので五輪除外は仕方ないと思います。レスリングマットだけあれば途上国の人々でも打ち込め世界的な普及が可能だと思います。レスリングより知名度がなさそうな競技やチケットが売れそうもない競技や世界的な普及が見込めない競技はたくさんあると思います。歴史的にも普及面でもオリンピックに相応しいレスリングがなぜ除外の対象となるのか全く理解出来ません。

いろいろな利害が絡んでいるのでしょうが解せない話です。2020年には東京でレスリングの生観戦をする事を願いつつIOCの判断が覆る事を願っています。  


2013年02月16日 Posted by プラネマン at 00:15Comments(0)格闘技の話題

17才で娘を生んだ母親の家族の形

長野ロキシーさんで公開中のグッモーエビアンを見てきました。

麻生久美子さん演じるアキは元パンクバンドのギタリストで17才で母親となり中学3年生の娘三吉彩花さん演じるハツキと住んでいます。アキと同じバンドでボーカルだった大泉洋さん演じるヤグは中卒、万年プータローで自由人ですがシングルマザーの2才年上のアキに15才でプロポーズして自分の子どもではないハツキが生まれる前からアキと一緒に暮らしていました。

ヤグは自転車事故で示談金が入りそのお金をもとに自分のロックで世界を変えると言い放浪の旅に出ますが2年ぶりに帰ってきました。ハツキは働いている母親のために食事を作ったり家計を管理するしっかりした娘ですが家計は赤字で塾を辞めようか悩んでいるのに無神経な発言をしたり働かないでいるヤグやそれを許しているアキを内心面白く思いませんでした。


ハツキには能年玲奈さん演じるトモちゃんという親友がいます。トモちゃんは裕福な家に育っていますがヤグの事を慕っていました。ある日トモちゃんはピアノのレッスンを休んでハツキとお茶を飲みに行きました。トモちゃんはヤグが父親だといいな‥と言いますがヤグをウザイと思っているハツキはその発言にキレてしまいトモちゃんと喧嘩になりました。翌日トモちゃんは登校せずに両親が離婚して突然に鹿児島に行く事になった‥と知りました。トモちゃんは両親が不仲で和気あいあいと暮らしているハツキを羨ましく思っていましたがそれを知らずにキレてしまった事をハツキは後悔しました。空港に向かうアキちゃんと偶然あったヤグはアキちゃんが転向する事を知りハツキの学校に行き「サヨナラとありがとうは言える時に言うように‥」と言い空港にお見送りに行くように言いますが‥

最初は自由人のヤグをウザイ存在だと思っていました。映画だから良いですがこんな人物が身近にいたら相手にはしていないだろうな‥と思っていました。進路を巡りアキとハツキが喧嘩してハツキが家を飛び出してヤグの過去やヤグとの関係や本当のお父さんについてアキがハツキに話す場面がありました。本音でぶつかって行くアキに本来の家族関係はこうあるべきだな‥と思いました。


僕は45才独身、収入も同年代の人と比べるとかなり少なくお金が幸せの要因でもう少し収入が増えればといつも思っていましたが裕福なトモちゃんが両親の不仲で悩んでいた事を思うとお金も大切ですが本音でぶつかって行ける人間関係がある方が幸せなのかな‥と思い収入が少ないからいけないのではなく本音で話せる人間関係がないのが悲劇なのだと考えさせられました。


ハツキ達家族はフリーマーケットに行き500円を元手に楽しんでいました。ハツキの家にはゲーム機器とか高価な物が登場しませんが親友のように接するハツキ達3人に人間関係が希薄になっている現代社会に一石を投げている映画のように思えました。


ダメ男のヤグがストーリーが進むに連れて偏見が無くなって行き幸せの形について考えさせられた映画でした。麻生久美子さんが今までにない役柄で好演したり三吉彩花さんや能年玲奈さんのフレッシュさや大泉洋さんの自由奔放さが光り出演者の個性が活かされて面白い映画でした。  


2013年02月15日 Posted by プラネマン at 06:23Comments(0)長野ロキシーさん上映映画

夫のDVに悩む妻と迷惑オヤジの出会い

長野ロキシーさんで公開中のイギリス映画「思秋期」を見てきました。

主人公のジョセフは数年前に奥さんに先立たれ現在は失業中の中年のオヤジです。飲んだくれで酔っ払って愛犬を蹴り殺したり不良少年と乱闘したり犬小屋を壊して大きな音を出して隣人とトラブルになったりとトラブルメーカーであり迷惑オヤジでした。

ある日乱闘した不良少年に返り討ちにされたジョセフはチャリティーショップに逃げ込みますがそこで働くハンナという中年女性に会いました。ハンナの夫は資産家で高級住宅街にすんでいましたがハンナは夫とはすでに肉体関係はなく心が離れていました。

ハンナはクリスチャンでジョセフは友人の祈願をお願いした事で二人は親しくなりましたがハンナの夫がジョセフと親密にしている事に気付きハンナに暴力をふるうようになりました。ハンナは家を飛び出しジョセフの家に避難しました。ジョセフは合鍵を使いハンナの家に行き夫に抗議しようとしましたがそこであるものを見ました。ジョセフは家に帰りハンナの家に行った事を話すと言い合いになりました。ジョセフはハンナの家で何を見たのでしょうか‥


迷惑オヤジの主人公のジョセフは自分では止められない衝動的な怒りと暴力の中に生きていて精神的に激しい消耗をしていて自己崩壊寸前でした。僕も独身で精神的に満たされずカリカリしている事が多いのでジョセフに未来の自分を見ているような気がしました。ハンナも子無しで公園で遊ぶ子供を見てコンプレックスを感じたりジョセフに子供の事を言われショックを受けたりしていました。


僕も45才になり人生の後半戦に突入しました。若い頃に思い描いていた人生とは大違いで孤独や傷を抱えているジョセフやハンナを他人事とは思えませんでした。悲哀に満ちた人生の秋を生きているジョセフやハンナに親しみが持て甘く切ないラブストーリーより身近に感じられました。


英国アカデミー賞や国際映画祭にて25部門以上の受賞ノミネートを果たした作品で多くの人から共感を得た作品だと思います。傷ついた大人達のリアリティーに見応えがあった作品でした。  


2013年02月14日 Posted by プラネマン at 06:11Comments(0)長野ロキシーさん上映映画

もんぜんまち劇場 ともしび

2月9日より灯明祭りが始まりましたがそれに伴いもんぜんまち劇場が開催されています。善光寺界隈の各地で期間中11の舞台芸術が行われていますがその中で豆蔵さんで開催された1人芝居「ともしび」を見に行きました。


もんぜんまち劇場は今回で3回目ですが過去2回信州大学教育学部の芸術分野専攻の学生による自主制作映画の公開がありました。公開した場所が豆蔵という場所で江戸時代から続く古い蔵でした。江戸時代から続く古い小屋から若者が文化を発信する‥というスタンスが良かったですが今回は上映がなく残念でした。


しかし自主制作映画の代わりに信州大学教育学部の演劇サークル「劇団おまつり研究会」さんのイベントがあると知り楽しみでした。劇団おまつり研究会さんは30年以上の歴史があるそうですが今年も江戸時代の古い蔵から文化が発信されると思うと楽しみでした。

今回は1人芝居「ともしび」が公開されました。職場での人間関係が上手くいってないOLさんが仕事をサボって普段使うバスと違うバスに乗り日帰りの旅をする‥という話でした。バスの運転手とのふれあいや普段住んでいる街をともしびとして見て何かを得る‥というちょっぴりシリアスでちょっぴり切なくてちょっぴり心が温まる話を1人で演じていました。


僕も職場での人間関係が上手くいっているとはいえないのでOLさんの気持ちに親しみが持てました。バスの運転手とのふれあいや自分の住んでいる街のともしびを見つけた話に小さな幸せは案外身近にあるものだと思いました。


ヒロインはあまり友達がいなくてかつて仲良くしていたともちゃんという女の子から象のぬいぐるみをもらいとも象と名付けましたが今となってはともちゃんの名前を覚えていない‥という場面がありました。僕は20年前に大阪に住んでいて長野に戻る時いろいろ選別を貰いました。その時は嬉しかったですが今となっては誰から何を貰ったか覚えていなくて仕事で失敗して怒られた‥とか嫌な事の方が印象深くともちゃんの話に親しみが持てました。

心温まる楽しい一時を過ごせました。素晴らしい劇をありがとうございました。劇団おまつり研究会さんも定期的に豆蔵から文化を発信して欲しいな‥と思いました。劇団おまつり研究会さんのこれからのご活躍を願っています。  


2013年02月13日 Posted by プラネマン at 05:41Comments(0)観劇、舞台芸術

長野五輪 金メダル里谷多英引退

1998年に開催された長野オリンピックから15年が過ぎたと聞きました。15年といえば生まれたばかりの子供が中学3年生になる月日で時の流れを感じます。

先日中学生のスケート大会を見に行きましたが出場した選手は長野オリンピックを知らないんだな‥とふと思いました。アイスホッケー女子がソチオリンピックに出場が決まりましたが高校生の選手が3名いて現役世代には長野オリンピックを知らない選手が増え長野オリンピックがどんどん遠くに行ってしまったな‥と感じました。

そんな中で長野オリンピックの金メダリストの里谷多英選手が現役を引退したと知りました。里谷多英選手は36才でスポーツ選手としてはだいぶベテランの部類になり長野オリンピックから日本のウインタースポーツ界を背負いよく頑張ってきたと思います。


長野オリンピック金メダル、ソルトレイクオリンピック銅メダルと素晴らしい記録を残しました。引退を伝えた新聞記事には記録にも記憶にも残るスキーヤーとありましたがメダル以外でも金メダルを獲得した飯綱スキー場に里谷多英コースという名前を残した良い記憶もあれば酒場での乱闘?をした悪い記憶もあり悪い記憶が功績を消し去ってしまったのは残念に思います。厳しく指導してくれたり公人としてのけじめを教えてくれる側近がいなかった事が里谷多英選手の悲劇だったと思います。


里谷多英選手はフジテレビ所属で引退後も会社に残れそうなのは朗報だと思います。長い間お疲れ様でした。長野の地に感動をよびありがとうございました。里谷多英選手の今後の健康とご多幸を願っています。  


2013年02月12日 Posted by プラネマン at 23:23Comments(0)ウインタースポーツ