響つないで/長野市民フェスティバル/柿落とし公演2日目








予定より工期は遅れたものの今年5月8日に新市民会館といえる長野市芸術館がオープン、開館記念共催事業として6月18日〜19日の2日目「響つないで」が行われ2010年より見ていた僕は嬉しく思いました。
更新が遅くなり2ヶ月前になり申し訳ありませんが6月18日は22団体がエントリー終演予定が21時10分
2日目の6月19日は32団体がエントリー、終演予定は20時30分と2010年に響つないでが始まった頃に比べスケールが大きくなったのは素晴らしいと思います。
僕は6月18日は土曜日出勤だったので2日目の6月19日に行きました。午前中は週6勤務の疲れが抜けず午後から行きました。
9番目のフラハワイプルメリアさんは1、アイアラ、オペーレ、2、へ、ハワイアウ、3、アロハオエ、4アロハノウカラカウア、5、プアマナを演じました。
10番目信州川中島相撲甚句会さんが1、前唄揃った揃った、2、後唄さらばや、3、本唄山づくし、4、本唄新生日本、5、本唄初孫、6、本唄長野名所の公演がありました。
11番目は藤洋会さんが古典舞踊京人形を演じました。
12番目は長野市民民舞踊連盟さんが1、信濃よいとこ、2、のんのこ節、3、秋田節、4、信濃の国を演じました。
13番〜15番はダンススタジオブロードウェイさんがヒップホップやジャズダンス等のダンスの饗宴を行い世界的なバレリーナ二山治雄さんも出演しました。
その後リサイタルホールで開催されたアンサンブルバウムクーヘンさんの演奏会に行き終演後20番目NPO法人響つないで長野市民フェスティバルさん主催の音楽会を聞きました。ファゴットの山上貴司さんとピアノの鳥羽亜矢子さんが1、エルガーのロマンス、2、グリンカ、ファゴットソナタ第1楽章、3、マスネLENTO,ET,SOMBREが演奏されました。
最後まで居たかったのですが20番目のイベントで帰りましたがどの演目も楽しく見応えがありました。
次回は閉館になる篠ノ井市民会館で響つないでが行われるようですが出演された皆様の芸術が更に深まることと長野市の文化芸術の振興を願っています。
2016年08月28日 Posted by プラネマン at 21:25 │Comments(0) │観劇、舞台芸術
怪盗銀鼠/劇団空素公演






個人的には空素さんに思い入れが深く旧市民会館閉館イベントの演劇の祭典でステージの上に客席を設営して「アール」という劇を上演しました。最初は正直期待していませんでしたがストーリーと演技にぐいぐい引き込まれて旧市民会館の建物は無くなっても長野市の演劇文化は廃れないな!と感激しました。
あれから月日は流れ工期が遅れていた芸術館も完成してその開館記念共催事業に空素さんが出演すると知り小躍りしたくなり6月12日が楽しみでした。
主人公は先日定年退職した元サラリーマンでした。第2の人生をどうするか?迷っていた時に子供の頃ルパンに憧れ盗人になりたかったことを思いだしネットで情報を調べ盗人デビューしました。
主人公は初めて入った家で大切に保管されていた地図を盗みました。その時に家主が戻って来て見つかりましたがその家は鼠小僧の流れを継ぐ泥棒一家でした。後継者がいなかった家主は主人公に盗人のイロハを教え素質があった主人公は頭角を表してきました。主人公は初めて鼠小僧一門に盗人に入った時に参上!と書いていましたが足がつく名前でダメだ!と言われシルバー世代から銀をとり鼠一門に合わせ銀鼠と名乗るようになりました。
頭角を表して来た主人公に鼠一門の関係者で刑務所から出てきた男が盗んだ地図について宝があるものだと話し主人公は地図について調べることにしました。
その頃鼠一門と関わりがあった石川ごえもん一族が代が代わり若い女性が跡を継ぎました。彼女は先代のように盗人のようなことはせずにインターネットを使い個人情報の悪用に目をつけました。
主人公は盗人稼業に夢中になっていきましたがその代わり警察に目をつけられたり石川一家のネットビジネスも大きくなるにしたがい次第に巻き込まれて行きました。主人公は宝をみつけられるのか?石川一家との抗争は…
笑いの中にも老人が増えて行く時代を鋭い視線で描き盗人はさておきシルバー世代の生きるヒントになりそうな場面がたくさん出ていました。他にインターネットの個人情報についても描き時事問題も鋭く描いているので笑いの中にも説得力や斬新さがあり空素さんワールド全快でした。
石川一門とのやり取りで筋を通す大切さを感じましたがこれはサラリーマン生活で身についたもので若い時代に盗人になっていれば盗人人生は違った形になっていたと思い遠回りも時として悪いことばかりでないと思いました。
僕は後10年ちょっとで定年になります。その頃は年金もなく辛い時代になっている可能性が強いですが何故か定年が待ち遠しくなりインパクトが強いストーリーや演劇で観賞に行って正解だと思いました。
空素さん素晴らしい公演をありがとうございました。アールから更に進歩して年輪が大きくなったと思った空素さん、更なる活躍と長野市の演劇文化の振興に期待しています。
2016年08月17日 Posted by プラネマン at 00:00 │Comments(0) │観劇、舞台芸術
ハンバーガーヘブン/THEE第9回公演





THEEさんは今年の2月に門前まち劇場で暗い日曜日を見て以来でした。暗い日曜日は3人の男性がコミカルに楽しく演じていたのが最後は題名のようになりそのギャップが良く次回公演が楽しみでした。
今回THEEさんは長野市芸術館に場所を移し開館記念事業の一環として前回の男性3人からメンバーが増え楽しみでした。
個人的にはアクトスペースは初めてでしたが雰囲気が良くここでイベントが開催されたら都合がつく限り行ってみたいと思ったほど素敵なホールでした。
主人公セイジは死期が迫ったヤクザでした。彼の号令により数人の男女が集められました。ハンバーガーを食べたり好みが違った等ヤクザ者とは縁のない感じでしたが彼らははめられた女性ボスを暗殺すべく集まった人たちでした。しかし殺し屋を呼んでも使い物にならず女性ボスの秘書とセイジが出来ていたり…と複雑な人間関係が入り交じりストーリーが展開しました。
最後に女性ボスがハンバーガーヘブンのことを話しこれが題名に繋がっていると思いましたが前作暗い日曜日のように笑って最後はやるせなさを感じ釘付けになりました。
女性の役者の演技が個性的でセイジの部下でボケをかました女性、秘書の悲しい最後、ボスが登場した時の緊張感、セイジが騙していた女医、セイジの部下の女性…とそれぞれの個性が演劇を引き立て見応えがあり開館記念共催事業に相応しい演劇でした。
ブログ内容を貯めてしまい2ヶ月過ぎて細かい場面は忘れてしまい申し訳ありませんが市民劇団の素晴らしさを感じたハンバーガーヘブンでした。THEEの皆様素晴らしい公演をありがとうございました。第10回公演や今回個人的に出演される役者の皆様の更なる活躍を願っています。
2016年08月16日 Posted by プラネマン at 22:48 │Comments(0) │観劇、舞台芸術
第52回長野市文化芸術祭2日目


昭和40年に第1回目が行われた長野市文化芸術祭は今年で52回目となり新装された長野市芸術館で開催されました。
初日10団体、2日目13団体の舞台発表と展示部門が4団体が今回エントリーされ多くの市民が文化芸術に親しんでいることを感じました。
個人的には土曜日出勤で初日は行かれず2日目の午後からの観賞でした。
午後の部のオープニングは朋友バレエさんが出演しました。パイナップルボーイという朋友バレエさんのオリジナル作品でした。小さなお子さんから高校生までオレンジのユニフォームを着て一致団結して好感がもてました。
続いて長野ハーモニカ同好会の皆様が出演しました。3つのグループが「瀬戸の花嫁」「昴」「月の砂漠」「黒い花びら」を演奏しました。授業でハーモニカを習った小学生時代を思い出していました。
午後の部3番目は神洲流吟道会さんが出演しました。吟剣詩舞の普及と芸道向上を目標に頑張っているそうです。信濃八景と海津城懐古上田城址が演じられました。
4番目に長野市無形文化財の大豆島甚句保存会さんが出演しました。7月30日土曜日に大豆島甚句祭りが開催されるそうです。
5番目に神洲流長野県吟道会さんが出演しました。詩舞海津城懐古など7つの詩舞が演じられました。
6番目は長野ベリーダンススタジオさんが出演しました。アラブの楽器ダフを使ったダンスなど異国情緒溢れる素敵なダンスが演じられました。
7番目は夢想伝心碧洲流吟詠剣詩舞道会さんが出演しました。今年で創立50周年の節目の年になるそうですが「剣舞兵児の謡」「前兵児の謡」「漫吟」「詩舞山中の月」が演じられました。
最後に長野バレエ団さんが四季、1、冬雪遊び、2、春、お花畑、3、夏、星空、4、秋を演じ倉島彩納さんがエスメラルダのヴァリエーションを演じました。タンバリンを持ち足でタンバリンを鳴らし美しさと身体能力の高さを感じました。
アイドルダンススクールの皆様がフィフスハーモニーを演じバレエの素晴らしさや美しさや芸術性を感じました。
展示部門は時間切れで観賞出来ずに残念でしたが刺激や感激が多かった今年の長野市文化芸術祭でした。
出演されたお疲れ様でした。皆様の文化芸術が更に深まることと長野市の文化芸術の振興を願っています。
2016年06月19日 Posted by プラネマン at 19:41 │Comments(0) │観劇、舞台芸術
唐組・第57回公演/秘密の花園








劇団、唐組さんは昭和を代表する劇作家、唐十郎さん率いる劇団で東京の劇団の本格的な演劇が見れることと唐十郎さんの独自の世界観がどのように演じられるか楽しみでした。
僕は公演最終日の22日に行きました。城山公園では地元箱清水の人達が売店を出し唐十郎さんや劇団員のパネル展示のテントが出て活気がありました。
特設テント内は満員で熱気が充満するなかで公演が行われました。東京日暮里を舞台に主人公アキヨシが姉双葉に似たキャバ穣一葉の部屋に通い出し一葉には大貫という夫がいて…一葉に気があるかじかという人物を交えストーリーが展開して行きました。
分かり難い場面もありましたが役者の迫真の演技にぐいぐい引っ張られストーリーより演技に魅せられ時にはドリフターズ顔負けのコントもあり見応えがありました。水をぶっかける場面は体当たりの演技で見応えがありました。最後は舞台が野外に解放され劇と街が一体になった瞬間は公園の木々にライトが照らされ幻想的でした。
演劇命!が伝わってきた熱い舞台で日常の生活の中でこれだけ熱いオーラを持っている人はあまりいないので刺激的でした。
是非来年も来て欲しいと思った熱くて楽しい舞台でした。唐組の役者、関係者の皆様素晴らしい舞台をありがとうございました。唐組さんの更なる繁栄と役者の皆様のますますの活躍を願っています。
2016年05月27日 Posted by プラネマン at 12:29 │Comments(0) │観劇、舞台芸術
舞踊と邦楽による公演/四季めぐり/第28回長野県芸術文化総合フェスティバル


ホクト文化ホールでは3月12日に開催されました。この日大ホールで舞台芸術が2公演、中ホールで4公演、ギャラリーで水彩画と書道、玄関ホールで華道の展示がありました。
個人的にはこの日2作目の日本古典芸能の会・長野さん主催の舞踊と邦楽による公演/四季めぐりを見ました。日本の四季の美しい風景と四季の色合いを舞踊と邦楽のコラボで表現したそうです。
プログラムは冬から始まり「箏曲、冬の曲」が演奏されました。晩秋から冬に移り変わる様子を立方2人、本手2人、替手1人、尺八2人で表現され非日常的な美しさがありました。
2曲目は「春」で「民謡・祝い唄」が演じられました。1曲目は黒田節で♪酒は呑め呑め〜という歌詞が有名ですがこの曲を3名の立方が演じ2曲目の広島木遣り唄が立方6人で演じられ唄が7名、三味線が14人、琴2人、尺八2人、笛1人鳴り物1人の大がかりな和風オーケストラで演じられ見応えがありました。
3番目は「夏」で日本舞踊を習っている小学生が端唄を演じました。
1、潮来出島は茨城県の菖蒲で有名な潮来地方をテーマに倉島杏衣さんと山部雪さんが立方を演じました。
2曲目は六段くずしを立方依田彩音さん、木下茉優さん、木下実優さんが演じました。解説を上手くメモできませんでしたがくずし=アレンジのことだと説明がありました。
3曲目は槍さびを立方を本間大誠さんが演じました。槍さびは♪槍は錆びてもその名は錆びぬ…という槍使いの物語ですが大人顔負けの立ち振舞いが素晴らしかったと思います。出演された7人の小学生には美しい日本の伝統芸能を語り継いでいただきたいと思いました。
4曲目は秋をテーマに「大和楽・お祭り」が演じられました。
大和楽とは古いイメージがありますが大正末から昭和にかけて日本舞踊の各流派をアレンジしたものだと解説がありました。
当時の売れっ子詩人の北原白秋が山王祭りを詩にしたそうですが立方5人、三味線21人、唄4人、鳴り物2人、笛1人の迫力ある舞踊と和風オーケストラでした。
最後に出演者全員で信濃良いとこが演じられました。見応えのあるステージでした。出演された皆様素晴らしい舞台をありがとうございました。古典芸能の更なる発展を願っています。
2016年03月21日 Posted by プラネマン at 15:41 │Comments(0) │観劇、舞台芸術
アリサの不思議な冒険/S,T,E,P/第25回長野市民演劇祭






長野市周辺で演劇活動を行う劇団の交流や演劇文化の振興を目的に平成3年から長野市民演劇祭が始まりました。
今回は高校の演劇部から働きながら演劇に打ち込む市民劇団まで9団体が参加して演劇祭が行われS,T,E,Pさんの公演は今回の演劇祭最後の公演になりました。
25回目の節目であり今年は新たに芸術館が完成して文化芸術に対する注目度が高くなるので演劇祭最後の公演のS,T,E,Pさんには期待が高まりました。
ヒロインの星咲亜里沙は友達や両親との関係がうまくいかずに引きこもり気味でした。特に祖母が亡くなってからその傾向が強まり部屋にこもるようになりファンタジーの世界に入り浸っていました。
ある日アリサの元にファンタジーの世界からラヴィという使者が現れました。ラヴィはこの世には現実世界とファンタジーの世界がありファンタジーの世界では魔女が魔法をかけ世の中がおかしくなっていると話しました。魔法の鏡がアリサを救世主だと語りラヴィがアリサを連れに来た…と語りました。
半信半疑のアリサでしたがラヴィとファンタジーの世界に行くと桃太郎や赤ずきんちゃんやピノキオやシンデレラ等のキャラクターがいました。しかし彼らは魔女の魔法により現実世界で語られている人物像とは違う人格になっていました。
アリサはファンタジーの国を救うべく彼らと魔女に会いに行くのですが…
予備知識なしにS,T,E,Pさんの公演に行きましたが会場の若里市民ホールの駐車場には収まりきれずに横のビッグハットにまで車が停まり会場は8割ほど埋まりS,T,E,Pさんは人々に愛されていると感じました。
公園も小さなお子さんから大人が皆一体になり楽しかったです。会場の一体感やライブ感は最高で演劇の醍醐味を楽しめました。
出演者も今まで知っているシンデレラ等のキャラクターのイメージを崩す熱演がストーリーを盛り上げてくれたと思います。
大魔王と対面するときの雷がなるような演出は素晴らしく終盤で魔女の気持ちを知るとストーリーも一捻りしてあると思いました。
出演者のブログを見たら出演予定の子役がインフルエンザにかかりピンチがあったそうですがそれを感じさせない素晴らしい出来でした。
見に行って良かった素晴らしいミュージカルでした。S,T,E,Pの皆様素敵な演劇をありがとうございました。来年も都合がつけば行ってみたいと思いました。出演者の皆様の仕事や勉学と演劇の両立を願っています。
2016年02月20日 Posted by プラネマン at 20:22 │Comments(0) │観劇、舞台芸術
演劇・君の瞳で光になろう/演劇集団ココロワ/第25回長野市民演劇祭






長野市民演劇祭は長野市で演劇活動をしている劇団の発表の場として…演劇文化の振興を目的に平成3年から始まりました。市民芸術館の開館や25回目の節目の開催でいつになく期待が高まりました。
個人的には今回の演劇祭で2作目の観賞になりココロワさんの劇としては一昨年の夏に見たアローン、アゲインは素晴らしく今回も期待していました。
主人公洋平は恋人春子とドライブ中に事故にあい洋平は無傷でしたが春子は視力を失う痛手を受けました。
春子は明るく振るまいますが洋平は悔恨の思いに苦しんでいました。春子は目が見えなくなってから足音で誰が来たか分かるようになり洋平が来るときの重い足取りに心を痛めていました。
洋平には妹がいましたが妹の友達に貴子という女性がいました。貴子は洋平が好きでしたが洋平は春子一筋で貴子は辛い思いをしていました。
ある日貴子は春子に対して洋平が苦しんでいるのを見ていられないから別れて欲しいと直談判しますが…
最近の演劇や映画はストーリーが複雑になっている傾向にあります。一昨年のココロワさんが演じたアローン、アゲインもミステリー調で展開が分からないストーリーでした。
そんな中で今回の君の瞳で光になろう…はストーリーが進むうちに展開が読めるようになりました。
今回は複雑なストーリーでなく演技力や熱意で観客を引き込み22回の公演の積み重ねの素晴らしさを感じました。
洋平と春子に影響され女医や貴子が変わって行く爽やかさが良かったと思いました。会場の一体感も良く演劇の楽しさを感じ見に行って良かったと思いました。
ココロワさん熱演をありがとうございました。これからのココロワさんの活躍と長野市の演劇文化の盛会を願っています。
2016年02月11日 Posted by プラネマン at 18:45 │Comments(0) │観劇、舞台芸術
平成27年度「響きつないで」/伝統芸能、舞踊、ダンスの祭典/若里ステージ






平成27年度の響つないでは長野市芸術館開館プレイベントとして特に期待が高まりました。
響つないでの伝統芸能、舞踊、ダンスの祭典は11月に篠ノ井ステージが2日開催されましたが2月7日に若里市民文化ホールを会場に若里ステージが行われました。
若里ステージではジャンルを問わず21の団体がエントリーして終演予定が18時45分と長野市民フェスティバルのサブタイトルに相応しい盛り上がりでした。
この日は灯明まつりと重なり長野市内各地でイベントが開催され響つないでを最後まで観賞出来ずに残念でしたが個人的には3ステージ
3番、民謡&津軽三味線の謙竹会さんが隠岐祝い音頭、津軽あいや節、津軽じょんから節を演奏
4番、民謡&津軽三味線の長野大池会さんがいわき地固め唄、南部じょんから節、津軽あいや節、津軽三味線メドレー
5番、日本舞踊の花房流多都香教室さんが舞ひとすじ、華の宴、黒田の武士、花元禄の発表がありました。
他にも伝統芸能や舞踊ダンスを見たかったですが時間の関係で見れずに残念でした。次回の響つないで長野市民フェスティバルは6月18日〜19日に長野市芸術館メインホールで開催されるそうで楽しみです。響つないでの盛会と長野市の文化芸術の振興を願っています。
会場内ではパンや飲食物の販売がありました。洋菓子を2つ買って帰りましたが美味しかったです。
2016年02月11日 Posted by プラネマン at 11:00 │Comments(0) │観劇、舞台芸術
演劇・暗い日曜日/THEE第8回公演/第6回もんぜんまち劇場






僕は灯明まつり初日の2月6日に花蔵さんで開催されたもんぜんまち劇場の一環のTHEE第8回公演/暗い日曜日を見に行きました。
THEEさんは長野市で活動する演劇ユニットで毎公演異なる顔ぶれでさまざまな手触りのコメディを演じるそうです。
傲慢な役人月原康智さん、暇な神父の雪之丞DIEさん、無邪気な製図家の鈴木大地さんの3人が出演しました。
時は日本が軍事に走り挫折して1億総懺悔になった近未来、各地に教会が出来て仕事が無くなった神父とお金に困っている製図家の元に役人から仕事がきました。
町の高台にある現在は使われていない処刑台を再び稼働させたい…と役人は命じます。
立場上処刑台を動かしたくない神父とどっちつかずの製図家と役人のある日曜日の悲喜劇でした。
役人の傲慢さと堅苦しさ、神父の突っ込み、製図家のボケが絡み合い個性が豊かな3人の楽しい展開が続きました。
特に神父から半身浴が良いと言われ右半身で風呂に浸かり右耳に水が入った話やチー運の話を真面目に語る役人に大笑いして楽しい時間を過ごしました。
しかしストーリーが進むに連れて登場人物の1人の秘密か分かりタイトル通り暗い日曜日になり前半と後半のギャップが良かったと思いました。
この日は土曜日出勤で週6勤務の疲れがありましたが出演した3人の熱演や会場の熱気や役者と観客の一体感など非日常的な時間が過ごせ行って良かったと思いました。
出演された3人の役者の皆様、見応えのある悲喜劇をありがとうございました。THEEさんとしては第9回公演ハンバーガーヘブンが6月5日に長野市芸術館アクトスペースで開催予定で楽しみです。THEEさんのこれからの活躍に期待しています。
2016年02月11日 Posted by プラネマン at 09:08 │Comments(0) │観劇、舞台芸術
あめいろ/長野日本大学中学高等学校演劇部/第25回長野市民演劇祭


ヒロイン種橋美空は特に目的のないまま浪人しましたが流されて過ごすうちに家族に見放され自活するようになりました。しかしバイト先が潰れたりルーズな性格の故に1文無しになりました。
パンケーキが好きな種橋美空は空腹のあまりとあるファミリーレストランでパンケーキの無銭飲食をしてしまいました。
携帯も保険証もない種橋は途方にくれますが偶然にバイトに来るはずだった高橋という人物がドタキャンしたのをきっかけに種橋と高橋が似ていることに目をつけたバイトのチーフが種橋に高橋に成り済ますように説得、種橋は高橋として住み込みで働くことになりました。
種橋は高橋としてバイトに精をだして生き生きしていましたがある日バイト仲間やマネージャーが毎日売上高が同じであることに気がつき売上金が盗まれたのではないか…と疑いだしますが…
最初は種橋のマイペースな話かと思いましたがストーリーが進むうちにミステリーのように話が絡み合い見応えがありました。
働くことやアルバイトの意味を問う話で非正規や派遣という言葉が聞かれるようになった現在の日本社会に一石を投げたようでした。
僕も中年になり人間性が向上すれば良いのですが物事を自分の都合よく考えたり労働に対する考え方がずれてきたことを今回の劇を見て痛感しいろいろと学ばせてもらいました。
劇中アルバイトはドイツ語で労働を表している…と語る場面がありましたが確かに日本ではアメリカ風のサイドビジネスという言葉は浸透せずにバイトでも1労働者と見られている風潮があると感じインパクトがありました。
最後に出演者のインタビューがありましたが中学生も出演者にいましたが高校生と言われても分からないほど大人びて驚きました。マネージャーや清掃員を演じた稲村さんもはまり役で出演者皆個性的で良かったです。
インタビューした人が出演者に目がキラキラしているね!と語っていましたが情熱的で楽しい演劇でした。会場の一体感も良く演劇の楽しさを感じた一時でした。
長野日本大学中学高等学校演劇部の皆様素晴らしい演劇をありがとうございました。これからも皆様の演劇が深まって行くことと皆様が希望の進路に進めることを願っています。
2016年02月07日 Posted by プラネマン at 22:49 │Comments(0) │観劇、舞台芸術
魔法書セフィロト/第23回創作ミュージカル/文化学園長野専門学校保育科2年生




文化学園長野専門学校保育科さんでは毎年2年生が卒業企画として創作ミュージカルを行います。企画やストーリー、曲作り、振り付け、音響、衣装に大道具等学生の手作りで行われ毎年驚きや感動があり僕の中では師走の風物詩になっています。
今年は魔法書セフィロトという題名で行われましたが先ずはオープニングで文化学園長野高等学校保育進学系の皆様による「OUR,SCHOOL,LIFE」の発表がありました。
女子高生が朝起きて授業から部活までの1日を創作ダンスで描いた作品でした。朝起きられない場面など僕も同じような感じなので思わず苦笑いしてしまいましたがフィンガー5の曲など現在の高校生がこんな昔の歌を知っているのか…と思うと驚きでした。全員での乱れぬダンスは良かったです。
人嫌いの兄妹が森で遊んでいると魔法書セフィロトと書かれた古い本が落ちていました。書かれた文字を読むと兄妹は機械仕掛けの町にいました。
そこには博士がいて住民に喜怒哀楽の感情を無くす実験をしていました。その中に実験が効かなかった心優しい女の子がいました。その女の子は兄妹に優しくしてくれましたが博士や助手に見つかると大変な目にあうと教えてくれました。その町で過ごして行くうちに人嫌いの兄妹が救われて行く話でした。
機械仕掛けの町のセットの良さや全34のオリジナル曲は場面毎にマッチしており素晴らしかったです。
20人の団結力は単純な足し算1+1+1+1……が20を超えた一体感が素晴らしく見に来て良かったと思います。
僕は東京の専門学校に行きましたが出席代わりにIDカードを通して広い講堂でマイクを使った授業に疑問を感じて学校外にいろいろなものを求めましたがそんな中で団結して何かを行ったのは羨ましく思いました。
20人の皆様素晴らしいミュージカルをありがとうございました。皆様の4月からの新生活が素晴らしいものになるように願っています。
2016年01月04日 Posted by プラネマン at 21:34 │Comments(0) │観劇、舞台芸術
伝統芸能、舞踊、ダンスの祭典/平成27年度響きつないで篠ノ井会場2日目






僕は見る側ではありますがその流れに賛同して都合がつく限り観賞に行くようになりました。そして新市民会館もほぼ完成して以前に増して響きつないでに注目するようになりました。
今回の響つないでの伝統芸能、舞踊、ダンスステージは11月28日〜29日まで篠ノ井市民会館で2月7日に若里市民ホールで開催されることになりました。
11月28日は用事があり行かれず2日目の29日午前中だけ観賞に行きました。
オープニングは三登山太鼓の皆様の迫力ある太鼓でイベントがある時はこの太鼓で迎えられたら良いと思いました。
2番目はフラダンスサークルチームHOALOHAな皆様のフラダンスがありました。フラダンスの魅力に浸りました。
3番目は華村流さんが安曇野、大川ながし、絆川を演じました。
4番目はナーレイイリマオカラニ寺澤フラスタジオさんがアロハノーオ、ホノルル、クウレイ、アワプヒを踊りました。晩秋の長野市が常夏の雰囲気に包まれた一時でした。
5番目は深山豊升会さんが長唄や民謡三味線とコラボなど普段の生活では無縁な伝統芸能の素晴らしさを演じてくれました。
6番目は夢想伝心碧洲流吟詠剣詩舞道会さんが剣舞川中島や剣詩舞龍虎川中島、詩舞花月吟等を披露しました。
7番目に藤洋会さんが長唄越後獅子、童謡花かげ、童謡まりと殿様等を披露しました。
最後まで居たかったのですが所要がありここで帰り残念でした。午後の部として…
8、琴城流大正琴ハープアンサンブルさん、
9、創作舞踊銀扇流銀扇会さん
10、しぶき会さん
11、長野市エアロビック協会さん
12、フラハワイプルメリアさん
13、ダンススタジオブロードウェイさんの舞台発表がありました。
伝統芸能からフラダンス、エアロビックとジャンルが広くそれぞれの分野で頑張っている人を見ると長野市も捨てたものではないと思いました。違うジャンルとの交流の場として響つないでがさらに盛り上がって欲しいと思いました。
受付では入れたてのコーヒーや篠ノ井駅前通りにあるマツキさんのサンドイッチも販売して盛り上げようとするスタッフの気持ちが伝わってきました。
出演された皆様お疲れ様でした。皆様の舞台芸術が更に深まって行くことを願っています。
2016年01月04日 Posted by プラネマン at 20:16 │Comments(0) │観劇、舞台芸術
プラネタリウム演劇/ぐーてらいぜ!




雑貨団さんはプラネタリウムを有効に活用した宇宙や天体を題材にしたオリジナルな演劇シアトリカルプラネタリウムを開催しています。他の劇団にないオリジナルな活動で毎年の公演を楽しみにしています。主催者の小林善紹さんは篠ノ井出身で今から20年前のに長野市立博物館プラネタリウムで初演して現在はミッション32にまでいきました。
今年2015年は国際光年になるそうですがアインシュタイン博士が相対性理論を発表してから100年になりアインシュタイン博士を題材にオリジナルな脚本にしたそうです。
主人公の小石ルンバは実家が温泉旅館を営む漫画家ですが一攫千金を夢みています。ルンバのおじいさんは京都でアインシュタイン博士と知り合い手紙をもらいましたがルンバはそれをお金に変えようとしていました。
アインシュタイン博士は日本に滞在した時に各地に何かを残したのではないかと思われマフィアも1枚絡んできてそのドタバタを楽しく描き考えさせられる内容も含め見応えがありました。出演者が1人何役も兼ねてそれぞれ違う個性を出して楽しかったです。
個人的には相対性理論とかよく分からず今までのミッションの中では馴染めない部分もありましたがスクリーンを有効に使い限られたスペースの中で宇宙一体流空手のアクションを交え楽しい時間が過ごせ見に行って良かったと思いました。
僕はプラネタリウム演劇を知ったのはここ数年ですがオリジナルな企画の発祥地が長野市立博物館プラネタリウムだと思うと親しみがもてます。
雑貨団さん今年も楽しいシアトリカルプラネタリウムをありがとうございました。雑貨団さんの更なる活躍を期待しています。
2015年09月06日 Posted by プラネマン at 19:57 │Comments(0) │観劇、舞台芸術
ファンタスティックナイト/月夜のフェスティバル/ナショナルムーブメント3ー2ー1第23回発表会


僕がナショナルムーブメント3ー2ー1さんを注目するようになったのは旧長野市民会館閉館時のダンス舞踊の祭典を見てからでした。躍動感が素晴らしく旧長野市民会館の最後の舞台に相応しいダンスでした。
その後旧南長野運動公園でパルセイロのハーフタイムでの踊りや最近では1週間前の住まいのワクワクフェアのステージでも素晴らしいダンスを披露していました。
個人的には発表会を見るのは昨年に続き2回目、ホクト文化ホールの大ホールが満席になる凄い熱気や活気がありました。
ストーリーはファンタジーの世界でファンタスティックナイトが開催されることになりました。このフェスティバルは現実の人間には見ることができませんが特別に現実の世界の人間も招待されることになりました。
ゲームばかりしている少年、友達とうまく付き合えない少女、仕事に追われてくたびれ果てたサラリーマンがファンタジーの世界に招待されました。
ゲーム少年とサラリーマンはファンタジーの世界で充電でき現実の世界に帰りましたが少女はファンタジーの世界から離れたくなくなり逃走しました。
日付の変わる午前0時までに戻らないと少女は永遠に現実の世界に戻れなくなります。少女は魔女の森で捕まりファンタジーの世界に連れてきた使者の魔法が効かなくなりました。時間は刻々と過ぎて行きましたが少女が心の底から現実に戻りたいと思った時に奇跡がおきて…
小さな子供から専門家の本格的なダンスまで全40場面がノンストップで行われ見応えがありました。最後に出場者全員がステージに上がった時大ホールのステージが狭く感じました。終始迫力に魅せられました。
1人1人のダンスが好きだ!という気持ちが伝わりそれが相乗効果で凄いムーブメントを作くり満員のお客さんも加わり現実とは別世界でした。
劇中ファンタジーの世界に行ったサラリーマンに近いものを感じましたが僕もダンサーの熱気に触れ生命の息吹というか忘れていたものが甦った気持ちになり見に行って良かったと思いました。
出演された皆様素敵なダンスをありがとうございました。来年も都合がつけば行きたいと思った素晴らしいダンスでした。出演された皆様のダンスが深まって行くことを願っています。
2015年08月09日 Posted by プラネマン at 09:18 │Comments(0) │観劇、舞台芸術
第51回長野市文化芸術祭/2日目


2日目は午前中に5団体、午後から8団体がジャンルを超えて公演がありました。時間の関係で午前中しか観賞できませんでしたが…
初めに北信三曲協会さんの公演をみました。千鳥五重想とことうた〜日本の歌が演奏されました。箏と尺八の演奏が素敵でした。
続いて長野杵屋会の皆様の公演があり〔長唄、京鹿子、娘道成寺〕が歌われました。能の道成寺をモチーフにした道成寺ものの集大成になるそうですが見応えのある公演でした。
続いて榊原栄光舞踊研究所さんが1、華の宴、2、末広の舞、3、元禄花見踊り…の公演がありました。
榊原栄光舞踊研究所さんは約90年前に発足、日舞、インド、インドネシア、韓国、中国、タイ等のアジア舞踊、モダンジャズ、琉球舞踊等を研究する団体です。桜を中心に素敵な舞踊の連続でした。
午後からはバレエ等普段見れない公演がたくさんあり見たかったですが用事があり残念でした。長野市の文化芸術も捨てたものではないな…と感じた週末でした。出演された皆様お疲れ様でした。皆様の芸術がさらに極まっていくことと長野市の文化芸術の発展を願っています。
2015年05月28日 Posted by プラネマン at 22:33 │Comments(0) │観劇、舞台芸術
第51回長野市文化芸術祭1日目


初日の23日は舞台部門に11の団体が出演しました。朝から行きたかったのですが時間の都合がつかず3時頃より3団体のみの観賞でした。
個人的に最初に観賞したのが神洲流吟道会さんでした。日本古来の伝統芸能である吟剣詩舞の普及振興を目的に頑張っている団体です。
1、柔
2、一茶、
3、祝い船、
4、不識庵機山を撃つの図に課す…が演じられました。
続いて大豆島甚句保存会さんの出演でした。大豆島甚句は長野市の無形文化財に指定されています。甚句とは7、7、7、5調の詩に曲を付け1コーラスを形成、大豆島甚句は養蚕の作業動作を踊りの型にしたものになるそうです。今年の7月25日土曜日に大豆島公園で大豆島甚句まつりが開催されるそうで盛会を願っています。
1日目の最後に長野バレエ団の皆様が出演しました。今回はアイドルダンススクールや大人のためのバレエクラスの皆様の出演も交えバラエティーに富んだ舞台になりました。
アイドルダンススクールでは小さなお子さんを中心にほのぼのとしたダンスがありました。
続いてドンキホーテより7部門が演じられました。長野市の文化芸術祭に相応しく一般のバレリーナから長野バレエ団プリマ副団長の倉島彩納さんの本格的バレエまで多くのバレエを愛する人々の踊りにバレエの素晴らしさや文化芸術祭の素晴らしさを感じました。特に倉島彩納さんの本格的バレエは1日目の最後を締めるに相応しい美しく華麗なバレエで見応えがありました。
出演された皆様お疲れ様でした。皆様の芸術がますます深まって行く事と長野市の文化芸術が発展して行く事を願っています。
2015年05月23日 Posted by プラネマン at 21:06 │Comments(2) │観劇、舞台芸術
創作ミュージカル/黒姫物語/平成26年度、信大教育学部音楽教育分野、卒業演奏会


僕が中学2年生の音楽の先生が信大を卒業していましたがその先生に音楽の楽しさを教えてもらいました。その先生は翌年転勤になり次の先生とは相性が合いませんでしたが…信大の演奏会を聞くと音楽に憧れた初々しい気持ちがよみがえります。
例年卒業演奏会は学生が1人1人自分の専攻した分野を演奏しますが今年は創作ミュージカルを行うと聞きました。
黒姫山の麓に伝わる民話を脚本から音楽までミュージカルにしたそうですが薄れ行く地元の民話を学生が現代風にアレンジするか楽しみでした。
ヒロインの美しく優しいお姫様の黒姫はある日弱っていた蛇に水を与えました。この蛇は黒龍の仮の姿でしたが黒龍は黒姫の優しさに惚れ込み妻としたく屋敷に挨拶に行きました。
黒姫の母親は良く思いませんでしたが黒姫はいつしか黒龍の熱意に負けて惹かれていくようになりました。黒姫の母親は黒龍に難題を出しましたが黒龍はクリアしました。しかしそれを良く思わない屋敷のものたちは…
作詞作曲は学生で行われましたが箏の音色を交えたりストーリー毎に上手く雰囲気に合い洗練されていました。
客席を使い観客と演出者の距離を縮め黒龍が怒った場面はスクリーンを使い迫力を出し演出も良かったです。
配役も和服が似合う黒姫役の金田光季さん、落ち着いた雰囲気の母親役の小渕雅代さん、ボーイッシュな雰囲気で黒龍を演じた仙石芹歌さんと適役で素晴らしいものにしました。
屋敷のものたちを演じた…服山桜子さん、天野めぐみさん、片桐沙貴さん…
賛助出演の松浦祐甫さん、井上彩菜さん、関崎深園さん、三井直さんもストーリーに花を添え素晴らしかったです。12月の定期演奏会から2ヶ月でよくまとまっていたと思いあっぱれな素晴らしいミュージカルでした。
出演された10名の学生の皆様素敵なミュージカルをありがとうございました。皆様が長野市で過ごした3年間と共に学んだ仲間たちを心の支えに4月からの新生活が素晴らしいものになるように願っています。
2015年02月22日 Posted by プラネマン at 19:22 │Comments(0) │観劇、舞台芸術
青鬼/演劇集団「虹」/第24回長野市民演劇祭




期間中長野市内の施設を使い9演劇団体の上演がありました。灯明まつり期間中は他のイベントが重なり都合がつきませんでしたが2月14日に勤労者女性会館しなのきで上演された演劇集団「虹」さんの「青鬼」を見に行きました。
主人公の気の弱い青鬼ですが大鬼様から招集がありました。数日後に大鬼様の家来になり人間を襲ったり暴れることになり乗り気ではありませんでした。
青鬼の恋人のキツネのコンちゃんも心配して大鬼様のもとに行かなくてよい方法を考えていました。角を折るとか…いろいろと知恵を出しあったりコンちゃんが青鬼を叩いて「人間も反撃してくるけど私のこと攻撃できる?」と問いかけ悩み苦しみ最後は青鬼は洞窟の中で1人で過ごしたり葛藤が伝わって見応えがありました。
結局青鬼とコンちゃんは知らない場所に逃げることにしましたが途中コンちゃんは人間に殺され青鬼は人間を殺し返して大鬼様に招集される前に名実共に鬼になりました。
青鬼はその後大鬼様の片腕として大暴れして悪名を響かせますがある日襲った人間が命乞いをしました。よく見るとコンちゃんに瓜二つで青鬼はどうしても殺す事が出来ず見逃しました。
しかし見逃したはずの娘から刺され殺されました。鬼の軍団は大騒動になりましたが時が経つにつれ青鬼について語る人間や鬼はいなくなりナレーションが懐かしむように青鬼のことを語り物語は終了しました。
長野オリンピックを例に出すと現在の中学生は長野オリンピックをリアルタイムで知らず後何年かすると感動を与えてくれたメダリストも歴史の中の人になると思います。
僕個人に当てはめると昭和61年に高校を卒業しました。その後毎年卒業生は出ましたが来春廃校になります。母校の歴史は終わりましたが卒業生は皆当時は悩み苦しみ笑い十代を精一杯生きていたと思います。
長野オリンピックも母校も忘れ去られても皆当時は青鬼の葛藤のように真剣に生きていました。
忘れさられようと真剣に生きてきた人間に幸あれ!と温かいものを感じた素敵な演劇でした。
僕も独身で子無し、命を繋ぐことが出来ずご先祖様に申し訳ありませんがいずれ忘れられてしまう75才の母親や愛犬と残された時間を大切に過ごしたいな…と思いました。
もしも若い頃この劇を見ても何も感じなかったと思いますが47才の僕の心に残る演劇でした。
演劇集団「虹」さん素敵な演劇をありがとうございました。皆様のこれからの活躍を願っています。長野市民演劇祭もこれからも続き演劇文化が根付いていくことを願っています。
2015年02月18日 Posted by プラネマン at 13:10 │Comments(2) │観劇、舞台芸術
第22回創作ミュージカル3つのブレスレット/文化学園長野専門学校卒業共同研究


文化学園長野専門学校さんでは保育科2年生が毎年卒業共同研究企画として創作ミュージカルを行います。卒業共同研究企画としては33回目、創作ミュージカルとしては22回目になり活動が認められ長野市の芸術文化振興事業の助成金対象事業になっています。
脚本、演出、ダンス、作詞作曲、大道具の調達まで基本的に保育科の学生で行うオリジナルな企画で毎年12月の開催を楽しみにしています。
初めに保育科1年生の創作ダンスが行われ3つのブレスレットの上演が始まりました。
ある国の王様は自分の事しか考えない高慢な王様で兵士や家来は不満を持っていました。そんな様子を心配した妖精は家来や兵士に魔法をかけて動物の姿にしました。
それを見た王様はそんな家来や兵士は必要がないと相手にしなくなりました。妖精から精霊が3人の精霊がそれぞれブレスレットを持っていて3つ合わさると何でも願い事が叶う…と聞き兵士や家来はブレスレットを集める旅に出ました。
お城から抜け出した家来の活躍で水の精霊からブレスレットを奪ったものの相変わらず家来や兵士に無頓着な王様は妖精に魔法をかけられて動物の姿にされました。動物になると王様は動くようになり火の精霊退治に向かいました。動物になっても高慢な王様は兵士や家来と距離がさらに開いて行き…
配役は動物と人間で2役をこなし笑いありホロリとする場面ありと楽しめたストーリーでした。音楽も場面場面に適していて大道具もストーリーにマッチして良かったと思いました。元劇団四季の岡本氏から指導を受け広報宣伝も自分たちで行い団結力のあった素晴らしい舞台だったと思います。
ここ数年文化学園長野専門学校保育科の皆様の卒業共同研究企画を見に来てますが自分もこうした密度の濃い専門学校に行ってみたかった…という思いがあるからだと思います。1+1+1+1…は23ではなく小さな1人でもまとまると23以上のパワーを発揮する人間の可能性や教育の力を感じた素晴らしい舞台でした。
僕は東京の専門学校を卒業しましたが少子化の波に飲まれ母校は閉校になりました。親の収入が伸びない時代は無目的に東京に行くよりも地域に密着したカリキュラムがある学校の方が良いな…と創作ミュージカルを見て思いました。
とまれ出演した23名の皆様素晴らしい舞台をありがとうございました。皆様の来春からの新生活の充実と文化学園長野専門学校さんの発展を願っています。