平成27年度/信州大学教育学部/図画工作・美術教育コース/卒業記念展覧会


ギャラリー内には9名の学生による四年間の学びの成果を表す作品が展示されていました。
パネル展示として4作品
岡玲奈さんは特別支援学校の教育過程の作業学習における染色の教育的意義について書かれていました。
清水あさぎさんはイタリアの芸術家、教育家であるブルーノ、ムナリーね広範な活動が教育現場でどう生かされるべきか書かれていました。
村松知美さんは近年、教育に芸術を取り入れたレッジョ、エミリア、アプローチに着目して日本の幼児教育現場における造形表現活動について書かれていました。
横野遼太郎さんは社会の情報化が進む中で図画工作や美術教育におけるICTの活用について書かれていました。
教職を志す学生がいろいろな分野から深めているのを知り感動的で学生の試みを知って欲しくブログアップしてみました。
大谷莉穂さんはLEDの照明ユニットによる研究制作を行っていました。
小岩井翠さんは立つことをテーマに人間表現活動に一考察を行い人体と精神というかたちあるものとないものを融合させ人間の力強さを現していました。
小岩井翠さんは受付にいてギャラリーにいた人に作品的な背景を説明してくれましたが真面目な学生でした。2メートル以上ある作品は特殊素材によって一キロ程だと教えてくれました。古代ギリシャの彫刻のような奥深さがありました。
塩入晶湖佳さんはめざめをテーマに3238×2038mmの絵画を展示していました。脳科学者セミール、ゼキの芸術論やスイスの画家アルベルト、ベックリンの死の島の解釈を試みたそうですがインパクトがありました。
武居伶さんは長野県大町市の観光周遊バス「ぐるりん号」の知名度向上を目的としたパンフレットやチケット、ポスターの制作を行い自治体の抱える問題解決に迫っていました。
浜綾沙美さんは2枚のパネルを用いて絵画における顔表現の探求と制作について発表していました。
教職を目指す9名の学生が真剣に学んでいたことを知ると信大の学生も捨てたものでもないと感じました。今回の展示会により美術や芸術の奥深さを感じました。
出展された学生の皆様素晴らしい作品を通じ有意義な時間をいただきありがとうございました。9名の学生の皆様の芸術が更に深まることと4月からの新生活が素晴らしいものになるように願っています。
2016年03月26日 Posted by プラネマン at 23:32 │Comments(0) │長野市周辺 ギャラリー
クリエイティブを魅せろ/美専展2016


僕はここ数年長野美術専門学校さんの美専展を楽しみにしています。デザインやアートや映像などの斬新な企画が素晴らしく見応えがあり毎回驚きや感動があります。
今回はビジュアルデザイン科2年生が「NAGANO、STYLE」として14作品、アート、コミュニケーション科2年生が自由設定で2作品、
ビジュアルデザイン科1年生がNAGANO、STXLEとして15作品展示されていました。
NAGANO、STYLEは出展者の目から見た長野が描かれ見応えがありました。全員の感想は書けずに申し訳ありませんが……
あくまでも個人的な感想ですが奥井理子さんのNAGANO,TRANSPORTAIONは長野電鉄をとりあげた作品だと思いますが独自のキャラクターやポスター類は斬新さがあり素晴らしかったと思います。
細野俊介さんのシンプル仮面の映像も上手に撮影されほのぼのとした気持ちになれました。もしも仕事やプライベートでプロモーションビデオを作る機会があったら真っ先に細野俊介さんのことが頭に浮かぶと思いました。
清沢快さんの「信州に根付いた民話たち」も民話を現代的に描きインパクトがありました。
他に企業や公共機関との連携活動として長野県人権ポスターデザインは人権啓発ポスターの作品展示がありどの作品も思わず見てしまうインパクトがありました。気になった作品はたくさんありましたが入場時にもらったチラシにエントリー作品が書いてあると思ったので特にメモをしなくて失敗しました。
若さ溢れるクリエイティブに魅せられ楽しくエキサイティングな時間を過ごせました。出展された皆様の感性が最も磨かれ深まって行くことを願っています。
2016年03月26日 Posted by プラネマン at 22:29 │Comments(0) │長野市周辺 ギャラリー
絵で祝う/水野美術館


水野コレクションの中から布袋や鳳凰などおめでたい題材の日本画約50作品を展示、吉祥画に触れ良い気を取り入れるのが目的だとチラシに書いてありました。
水野美術館さんは3回から観賞になりますが大観祝いづくしとして大黒、恵比寿、寿老人、鳳凰、仙人伝説など凄いパワーの絵が飾られていました。
富士は日本一の山…をテーマに横山大観3、他の巨匠13飾られ圧巻でした。
2階は吉祥の生き物…をテーマに川合玉堂、紅梅、
橋本雅邦、児玉希望、大山忠作、加山又造など凄い絵が目白押しでこれらの絵画の維持費や美術館の運営費を考えれば入館料800円は安いのではないか…と感じました。
水野美術館さんは元旦から営業していましたがその日会員カードを忘れ帰りましたが元旦から展示された絵を見ていたら絵画のパワーで心のうちも違ったのではないか…と思った素晴らしい絵画の数々でした。素晴らしい絵画に触れる喜びを感じた今回の展示会でした。
2016年03月26日 Posted by プラネマン at 21:25 │Comments(0) │長野市周辺 ギャラリー
華道展/長野県華道教育会/第28回長野県芸術文化総合フェスティバル










ホクト文化ホールでは3月12日に開催されました。この日大ホールで舞台芸術が2公演、中ホールで4公演、ギャラリーで水彩画と書道、玄関ホールで華道の展示がありました。
舞台芸術を2作品、ギャラリーで水彩画展を見てから玄関ホールで開催されていた長野県華道教育会さん主催の華道展に行ってきました。
僕は華道とは接点はないのですが飾られた花々に癒しや素敵さを感じ心に響きました。生活に花や緑があることは良いことだと思いました。敬省略で…
小原竜
古流松久流
遠州流
宏道流2作品(望月派、渡辺派)
北斗流
梶井宮御流
孤帆流
利休古流栄光会
草月流
新宏道流
11流派の皆様の作品が展示してあり流派の特色や華道については分かりませんが素敵だと感じ許可を貰い写真撮影してみました。
4月15日〜シェルシェ5階で長野県華道教育会長野支部さん主催の華道展が開催されるそうです。期間中の盛会を願っています。
出展された皆様素敵な作品をありがとうございました。皆様の華道がさらに極まることと華道が広まり繁栄することを願っています。
2016年03月21日 Posted by プラネマン at 20:33 │Comments(0) │長野市周辺 ギャラリー
第10回水彩画北信地区展/第28回長野県芸術文化総合フェスティバル






ホクト文化ホールでは3月12日に開催されました。この日大ホールで舞台芸術が2公演、中ホールで4公演、ギャラリーで水彩画と書道、玄関ホールで華道の展示がありました。
ギャラリーで開催された第10回水彩画北信地区展に行ってきました。77作品がエントリーされていましたが風景画を中心にどの作品も素晴らしく自宅に飾っておきたいものばかりでした。
個人的には動物の絵が気に入り許可を貰って撮影させてもらいました。
長野市の玉木清子さんのぬくもりは猿の親子とウグイスの組み合わせが良かったと思います。
須坂市の星沢信子さんの仲よしは2羽の鳥の美しさが良かったです。
長野市の小島伴子さんの春日和は森の中の鹿が可愛く感じました。
猿がお風呂に入っている絵は作者と作品名を書き忘れてしまい申し訳ありませんが時々4枚の絵を見て癒されています。
どの作品も皆素晴らしく僕も思っていることが描けたら人生もう少し楽しいと思いました。出展された皆様素晴らしい作品をありがとうございました。水彩画と素晴らしさが伝わって来た素敵な個展でした。出展された皆様の水彩画がさらに極まることと水彩画の良さが広く伝わって行くことを願っています。
2016年03月21日 Posted by プラネマン at 19:27 │Comments(0) │長野市周辺 ギャラリー
第13回上野の森の小さな芸術家たち展

毎年1月の終わりから2月の初めにかけて若槻養護学校で学ぶ児童や生徒の制作した美術品や絵画の展覧会が開催されるようになり今年で13回目になりました。
タレントの三四郎さんや近くにある清泉女学院さんも今回の展覧会の支援を行い支持者が増えていることは嬉しく思います。
今回出展した児童や生徒の中には重度の障害を持つ人もいましたが持てるものを発揮して清々しさを感じる作品、魂の叫びが聞こえそうな作品、思わず持ち帰りたくなる可愛い作品などいろいろな作品が展示され楽しい時間を過ごしました。
ここ数年この展覧会に来ていますが人間の持つ可能性を強く感じ生きることの素晴らしさや芸術の素晴らしさを感じています。
今年は鯉を描いた絵画の躍動感やお菓子の森の可愛さが印象的でした。出展された皆様素晴らしい作品をありがとうございました。皆様の芸術が更に深まることを願っています。来年も都合がつけば行ってみたい素敵な展覧会でした。
2016年02月07日 Posted by プラネマン at 21:43 │Comments(0) │長野市周辺 ギャラリー
QUEST/第10回高校美術教員による美術展


毎年成人の日の頃に開催されるQUESTを楽しみにしています。個人的にはこの展覧会を見て1年が始まるんだな…という風物詩的な展覧会になっています。
今年は20人の教諭が50近い洗練された作品を出展していました。どの教諭も素晴らしく感性が豊かだった高校時代に教諭たちと出会い美術を学んでみたかった…と思わせる作品ばかりでした。
スペースの関係で20人全員の感想が書けず申し訳ありませんが…
中野西高校の斎藤澄人教諭の人物画の迫力やリアリティー、
須坂東高校の本島雅之教諭の水面の揺らぎやぶれるような感覚、。
飯山北高校の千坂経悦教諭のランプや灯りの温もり、
篠ノ井高校の長門裕幸教諭の香港の作品に混沌やカオスなど現代社会が凝縮されている感じがしました。
長野西高校の宮下由夫教諭の鉛筆で描いた仮面ライダーや新体操の絵に懐かしさを感じました。
坂城高校の田中美彦教諭の教会の絵画に神々しさを感じました。
どの教諭の作品も素晴らしく頭の中でごっちゃになり全員の作品を把握出来ず申し訳ありませんが美術の楽しさや凄さや奥行きの深さを感じた展覧会でした。
作品を出展された20人の教諭の皆様素敵な展覧会をありがとうございました。これからも皆様の美術が深まることと生徒に美術の素晴らしさを教え広めて行くことに期待しています。来年も都合がつけば行ってみたい素晴らしい展覧会でした。
2016年01月14日 Posted by プラネマン at 21:57 │Comments(0) │長野市周辺 ギャラリー
とびだすえほん展/朝陽館書店ギャラリー蔵




クリスマスにちなんだ作品やディズニーシリーズのしかけ絵本など200ほどの作品が展示販売されていました。
恐竜や昆虫、音の出る本、360度回転するメリーゴーランドの絵本、見方によっては動いているように見える本など小さなお子さんがいれば楽しそうな絵本がたくさんありました。
童心に帰った楽しい一時でした。朝陽館さん素敵な個展をありがとうございました。今年も素敵な個展を期待しています。
2016年01月04日 Posted by プラネマン at 23:21 │Comments(0) │長野市周辺 ギャラリー
草の風景、秋から冬へ2/中村眞美子ドライポイント作品展




中村眞美子さんは信濃町生まれで長野美術専門学校造形学科デザインコースを卒業後版画家の故、山下孝子氏に師事して版画を始めました。
長野県の若手芸術家支援事業のNEXTに選ばれ14年には信毎のコラムの画を書くようになり昨年は小海高原美術館で個展を開催と活躍の場が広がってきました。
今回の個展は2013年に開催された版画展草の風景、秋から冬への続編でした。
枯れゆく草の儚さ…
雨に打たれ風に吹かれ雪に埋まり…
人知れず枯れて行く草たち…
それは気にとめていませんでしたが中村眞美子さんの版画には侘びやサビに近いものを感じ生きることの儚さであり力強さなど無言の語らいのなかにいろいろなものが凝縮しているようで見応えがありました。
中村眞美子さん素敵な個展をありがとうございました。僕のブログの検索エンジンに中村眞美子さんの検索を見ることがありました。注目度が年々上がってきたと思いますがこれからの活躍に期待しています。
2016年01月04日 Posted by プラネマン at 22:18 │Comments(0) │長野市周辺 ギャラリー
金丸和雄・洋画展/屋島近代美術館






金丸和雄さんは昭和12年に長野市に生まれ昭和39年に県展に初入選以来数々の展覧会に出品や入選、
現在は炭平カルチャーセンターで油彩画教室の講師
北信美術会会員兼審査員、
信州美術会会員兼審査員
日本水彩画会会員兼審査員
など美術の普及や振興に活動に広く活躍している画家です。
今回は11月3日〜8日まで金丸和雄さんの洋画展として国展、日本水彩画展、県展出品作品を中心に約40展が展示され期間中は金丸和雄さんが美術館に滞在、個展に引き続き入場無料で11月25日まで展示されます。
迫力のある自画像、ヨーロッパや各地を旅した時の作品、地元の風景など素敵な絵が多数描かれていました。
金丸和雄さんが会社勤めをしていた頃は社内で美術活動が盛んで国や県から展覧会に補助が出ていたという話、ヨーロッパや絵画仲間との旅のエピソードなど楽しく参考になる話が聞け実りある時間を過ごせました。
絵画の販売もしていました。ポンとお金が出せれば良かったのですが僕が薄給のサラリーマンのため手ぶらで帰ることになり申し訳なく思いました。
とまれ金丸和雄さん素敵な洋画展をありがとうございました。金丸和雄さんの更なる活躍を願っています。
2015年11月14日 Posted by プラネマン at 20:33 │Comments(0) │長野市周辺 ギャラリー
大自然を謳う/写団F・第20回写真展

写団Fさんは長野市芸術文化振興事業助成金対象事業に該当し20年以上写真を通じた文化活動が認められ素晴らしいと思います。
今回は9名の会員さんが長野県内のスポットを4枚ずつ撮影しました。
田中政美さんがアルプス讃歌をテーマにアルプスの絶景を撮影、
小林寿和さんが花ざんまいをテーマに信濃町2枚、長野市で2枚撮影、
平林洋光さんが初夏の詩をテーマに志賀高原や白馬、小谷、乗鞍高原で撮影、
横地靖郎さんがわが心の山をテーマに燕岳や北穂高岳を撮影
金井一郎さんが戸隠界隈をテーマに戸隠高原や戸隠牧場を撮影
松島洋平さんが四季の彩りをテーマに中綱湖、長野市山布施、乗鞍岳、白馬を撮影
水野忠雄さんが北穂高岳をテーマに美しい山を4枚撮影
池田寛治さんが陽のあたる場所をテーマに木島平村、飯綱町、長野市七二会、美ヶ原高原を撮影、
小平尚さんが厳寒の信濃路をテーマに美ヶ原高原、北相木村、白馬、横谷渓谷を撮影しました。
どの写真も移り行く時の中で一瞬の真実を見事にとらえた作品でカレンダーに使える作品でした。
写真の素晴らしさと信濃路の美しさを現した素晴らしい写真展でした。
出展された皆様素晴らしい写真展をありがとうございました。皆様の更なる活躍と来年の写真展の盛会を願っています。
2015年11月03日 Posted by プラネマン at 22:28 │Comments(0) │長野市周辺 ギャラリー
君島翔太郎・油彩画展

君島翔太郎さんは1985年長野市生まれで現在長野市在住、
建築家のお父さんや親交のあった画家の故青山寿氏の影響を受け独学で油彩を勉強したそうです。
油彩以外にも合気道3段
NPO劇空間夢工房さんで舞台美術画を制作するなどいろいろな分野で活躍しています。
今回は30品出展されていました。4品が昨年の作品、残り26品は今年になってからの作品です。
出展作品の中で良いな!と思った作品はかなりの割合で売約済みでした。僕個人的にはザッパーンが欲しかったですがいろいろと出費が多く即決で買えない自分が情けなく思いました。
ギャラリー内に君島翔太郎さんがいましたが今年で30歳にしては若く見え好感がもてました。次回は来年3月1日〜7日まで中央通りのえちぜん画廊さんで作品展を開催予定で楽しみです。
君島翔太郎さん素晴らしい油彩画展をありがとうございました。これからも素敵な油彩画に期待しています。
2015年11月03日 Posted by プラネマン at 21:43 │Comments(0) │長野市周辺 ギャラリー
信州ゆかりの作家と日本美術院/八十二文化財団・創立30周年記念










1985年に創立された八十二文化財団さんが今年で30周年になった記念として今回の企画展が開催されました。
日本美術院は岡村天心氏により創立された美術団体で公募展である日本美術院展覧会は百年を超える歴史があるそうで日本美術院に関係した信州ゆかりの作家を日本美術院の歴史を振り返りながら14名の作品が展示されました。敬省略で…
前期日本美術院…菱田春草、西郷孤月
彫刻…石井鶴三、武井直也、中村直人
戦後〜現代の作家…荘司福、長谷川青澄、
再興日本美術院、洋画…倉田白羊、山本鼎、村山槐多
疎開作家…奥村土牛、中島清之
現代作家…倉島重友、中島千波
時代を超えて伝わってくるインパクト!
作品から醸し出される芸術性の濃さ!
圧巻というか言葉で現せない重み!
芸術の深さや素晴らしさを感じた素晴らしい展覧会で行って良かったと思いました。欲を言えば1人1人の作品をもっと見たかったと思います。
信州の風土も今回出展した芸術家を育んだのかな?と考えてしまいましたが八十二文化財団さん素晴らしい展覧会をありがとうございました。これからも信州ゆかりの芸術家の企画展に期待しています。
2015年11月03日 Posted by プラネマン at 20:51 │Comments(0) │長野市周辺 ギャラリー
上條喜美子、小山利枝子、山岸恵子/3人展






長野市在住の女性画家小山利枝子さんは東京芸術大学を卒業、国費でアムステルダムに留学した経験があり定期的に長野市民新聞にコラムを書いています。
僕は美術や芸術に全く無縁な人生を送っていましたがある出来事があり40代になってからクラシック音楽や芸術に興味を持つようになりました。
小山利枝子さんの個展に行った時に「アムステルダムの夜景」という絵が飾ってありました。
暗さの中に明るさがある…初めて見た時そう思いました。小山利枝子さんがいたので直に話を聞きました。
小山利枝子さんがアムステルダムに留学した時、住んでいた部屋の窓から見えた夜景を描いた…と聞きました。
小山利枝子さんはアムステルダムの夜景を見ながら最も描きたい…最も上手くなりたい…そう思いながら書いていたのか…と思うとぜひ欲しくなりボーナスまで待ってもらいました。
数年後の個展ではSummer2014という絵を買いました。絵に描かれている花たちのように僕も一花咲かせてみたいものだ…と思い本棚の一番高い場所に飾ってあります。
久々に小山利枝子さんの絵画が見れ嬉しかったですが今回は小山利枝子さんの画家仲間の山岸恵子さんと上條喜美子さんの3人展でした。
ギャラリーの中にそれぞれの個性が放たれ素敵で楽しい空間になっていました。目録がなかったので細かい作品まで覚えてなくて残念ですが…
小山利枝子さんは「誕生」
山岸恵子さんは「ハンター」
上條喜美子さんは「熱帯植物園」を案内のハガキに載せていました。
その写真をブログに貼っておきました。他に「アムステルダムの夜景」と「Summer2014」を載せてみました。
小山利枝子さん中心になってしまいましたが他の2人も個性的で素敵な作品でした。
出展された皆様素晴らしい作品をありがとうございました。皆様の絵画で世の中を照らしていくことを願っています。
2015年10月04日 Posted by プラネマン at 20:22 │Comments(0) │長野市周辺 ギャラリー
きらめく女性たち/水野美術館




水野美術館さんはエレベーターで上がり3階から観賞しますが入り口に宮下ひしのり氏(漢字が分からず申し訳ありません)の花宴源氏物語の凄い屏風があり展示の期待が高まりました。
上村松園氏の「夏の美人園」
池田焦園氏「貝合わせ」
下村観山氏、洋風の中に中国風弁財天を描いた「西洋夫人」等が印象に残りました。
2階は現代作家の作品が展示されていました。杉山寧氏はエジプトやギリシャに取材、ピラミッドやスフィンクスを描いた作品を描いていますがそれを生かした絵画が描かれていました。
他に佐久市の並木功氏は平成20年まで佐久長聖中高の美術教師を務め平成22年より佐久市近代美術館の館長になりました。その経験を生かした絵画が描かれていました。
塩尻市の瀧川照子氏は11年勤務した教師を辞めて画業に専念したそうですがその情熱が詰まった素敵な作品が描かれていました。
長野市の古川哲子氏は女性の目線から見た女性の美しさを描き牧野伸英氏は僕と同じ年ですが同じ年を生きても積み重ねたものによってこんなに差が出るのか…と目的意識をもつ大切さを感じました。
美術史に名を残す偉大な画家から地元出身の画家までそれぞれの視線から見た女性像が素敵に描かれ全作品を紹介出来ず残念です。絵画から描かれるパワーや癒しの力が凄かった素敵な展示会でした。とまれ水野美術館さんこれからも素晴らしい美術品の展示を通じ地域の文化芸術の振興を期待しています。
2015年04月25日 Posted by プラネマン at 08:45 │Comments(0) │長野市周辺 ギャラリー
美専展2015/長野美術専門学校




昨年は大雪のために行かれませんでしたが春先に開催される長野美術専門学校さんの卒業制作展を楽しみにしていました。
これまでは進級制作展と卒業制作展とそれぞれ別々に開催されていましたが今年は一緒に開催するそうです。今回は長野という地の独自性や長野で暮らす学生の独自性をもとにクリエイティブの力を表現することを目的としているそうで若者の豊かな感性や表現力が楽しみでした。
2年生…デザイン14、
アート6
ドローイング4、
映像4作品
1年生…ポスター16作品が展示されていました。
どの作品も素晴らしかったですが個人的には川村翠さんのロゴマーク「DIARY,CAFE,LIGHT」のインパクトと因幡真輝さんの「加賀井温泉一陽館」の鉄分で汚れた洗面器のシンプルだけどインパクトがあるのが良かったと思いました。
長張園さんのイラストレーション「空想喫茶」のアンティークさが良かったです。寺沢美咲さんのイラストレーション「ほっこりながの」も心温まる絵柄でした。
どの作品も素晴らしく見て楽しかったです。全員の作品を紹介したいのですがスペースの関係で申し訳なく思います。
自分の描いていることを形にできるのは羨ましいな…と思いました。とまれ素晴らしい美専展をありがとうございました。出展された皆様の美術がさらに深まっていくことと皆様が希望の進路に就けることを願っています。
写真はパンフレットとお礼のハガキと学校案内です。
2015年03月29日 Posted by プラネマン at 21:24 │Comments(0) │長野市周辺 ギャラリー
千葉紘子染色展〜魂の軌跡




日展、現代工芸美術展各入選20回記念と作家活動を支えて続けた亡夫の故郷の復興を願って今回の個展は開催されたそうです。
とりわけ素晴らしかったのは千葉紘子さんはアフリカのナミブ砂漠を何度も訪ねこの砂漠に分布するウェルウィッチアという植物に魅せられそれを描いていました。
その植物は千年以上も生きているそうですが大自然や生きる…という事が絵から伝わり考えさせられました。僕は高校時代にアントニオ猪木さんを父親以上に尊敬していました。
猪木さんがブラジルでサトウキビに薬品を加え豚の餌にして世界の食料危機を救いたい…とプロレスの枠を超えて動いた事がありました。その頃通学の電車で向かいの席の人が見ていた日経に砂漠で野菜がスクスク…と見出しがあり鳥取大学農学部が砂漠の緑化に取り組んでいるのを知り就職希望から進学希望になりました。
結果は失敗しましたが…その母校が今春統合され高校時代は…と考えていた頃にこの個展で砂漠の絵を見て不思議な縁を感じいろいろなことを考えさせられました。
作品を見て感想をメモした紙を洗濯して分からなくなっていましたが芳名用紙に名前を記入したら千葉紘子さん本人からお礼の手紙をいただき感激しました。
2月13日の信毎の金曜アートというコーナーに千葉紘子さんが特集されコピーをいただきました。
千葉紘子さんは本格的に染色を始めたのは結婚後で大学の通信教育で染色の技法や歴史を学び5年前に修士号を取得した努力家であり個展でチャリティーボックスを設け募金を夫の故郷の宮城県に寄付した…と知り感激しました。
書けば長くなるので…形にもなっていないので別の機会にしますが今回の個展でおぼろげながら方向性が見えインパクトのある個展でした。
とまれ千葉紘子さん素晴らしい個展をありがとうございました。更なる活躍を願っています。
2015年03月29日 Posted by プラネマン at 20:30 │Comments(2) │長野市周辺 ギャラリー
信濃路の四季/第7回写友四季写真展


写友四季さんは平成18年5月に設立され平成19年に長野県写真連盟に加盟、その後数々の公募展に入賞するようになりました。今回は撮影地を長野県に限定して「信濃路の四季」をテーマに写真展が開催されました。
講師の岩田賢甫氏の高ボッチ高原の「霧氷の朝」、長野市七二会五十平の「川霧の朝」は共に幻想的でした。
他に20名の会員の方が2作品出展しました。戸隠の牧場や高山村の山田牧場他や志賀高原等非日常的な場所から南長野運動公園の夜景や城山動物園等身近な場所までシャッターチャンスを生かして一瞬の真実を見事に写して見応えがありました。
信濃路の良さと写真の美しさが伝わってきた素敵な写真展でした。出展された皆様素晴らしい写真展をありがとうございました。次回作も楽しみにしています。
2015年03月29日 Posted by プラネマン at 19:32 │Comments(0) │長野市周辺 ギャラリー
レトロチック・ジャパンマイセン/海を渡れなかった人形たち展

第2次大戦後瀬戸地方で作られた中世ロココ様式の陶磁器製人形はドイツのマイセンで作られていた人形を模したことからジャパンマイセンと呼ばれていました。
当時はアメリカとの契約でこの商品は販売されず日本では西洋風の陶磁器製人形を飾る習慣がなかったのでジャパンマイセンを知る人は少なかった…といいます。
戦後本家ドイツのマイセンは戦災で輸出が困難になり代わりに瀬戸地方のジャパンマイセンが生産を拡大しつ昭和30年代〜40年代に最盛期を迎えましたが昭和50年代に円高や東南アジア諸国で生産された類似品の影響で輸出が急落して昭和の終わりと共に歴史に幕を閉じたそうです。
近年テレビの「なんでも鑑定団」にジャパンマイセンが出品され高値がつき関心が高まった…といいます。
西洋風ながらも作り手の思いが時空を超えて伝わってきたかのように温もりや懐かしさがあり見入ってしまいました。
展示会場内にオルゴールの音色が響き幼き日に姉が持っていたオルゴールの音色を思いだし何かホロリときました。
ジャパンマイセンの輸出基準は厳しく細かな破損や色むらやピンホールでさえ不良品扱いされ輸出出来ず国内販売が禁止されていたので不良品は行き場のないまま瀬戸の倉庫に保管されそれが今回展示されることになりました。
平成も27年になり昭和の頃と社会の様式はすっかり変わりましたが素晴らしいものはダイレクトに伝わってくるものだと思いました。現在では失われた技術もあるそうですがこの場所に来なければ一生知らない文化遺産を間近に見れ有意義な時間が過ごせました。
主催者の皆様素敵な展示会をありがとうございました。ジャパンマイセンが今以上に認められることと主催者の皆様には素敵な文化芸術の発信をお願いしたいと思います。
2015年03月29日 Posted by プラネマン at 18:34 │Comments(0) │長野市周辺 ギャラリー
信州の古街道と石仏写真展


市内風間に在住の西澤寛晃氏が県内の旧街道筋で撮影した石仏や石仏群の写真が約60点展示されていました。
須坂市臥竜山の百体観音、松代虫強山の観世音菩薩、長野市若里の仏導寺の姫塚、
長野市中千田の仏瑠璃光寺の阿弥陀如来像、
須坂市福島区の馬頭観音等が印象的でした。
石仏に込められた先人の願いが伝わってきた素敵な写真展でした。これからも忘れ去られて行く美しいものを発信して欲しいと思いながら帰りました。