本 長野オリンピック公式ガイドブック

1998年に開催された長野オリンピックから15年過ぎたというニュースを聞いて時の流れの速さを感じました。

長野市南部図書館さんに行った時、長野オリンピックの公式ガイドブックがあったので借りてきました。


1、あいさつ

2、競技解説と会場案内

3、祭典と聖火

4、つどう選手、支える人々

5、冬季オリンピックの歴史

6、観戦、観覧の手引き

7開催地案内

全7章、190ページの構成です。


入場料金表があり
フィギアスケートはフリー競技30000円〜20000円
ショートプログラム20000円〜1000円
エキビジョン30000円〜20000円


アイスホッケーは準々決勝以上は30000円〜8000円

スピードスケートは10000円〜3000円

ショートトラックは5000円〜3000円になっていました。


ウインタースポーツには全く興味がなく当時勤めていた会社の近くにビックハットがあり賑わいを見ながら何かやってるな‥と思い通勤していました。


当時僕は格闘技をしていて大会出場やそのトレーニングとしてマラソン大会に頻繁に参加して各地を旅して全国41都府県に行きました。

長野オリンピックの直前に交通事故の被害者になり慰謝料が入ったので九州の某所にマラソン大会参加と登山をするために行きました。そこは数年後に国体の会場になるそうで町中のあちこちにそのポスターを張ってありました。その時国体でこんなに盛り上がっているんだから世界規模のオリンピックをしている長野は凄いんだな‥と気がつきました。


当時は生意気に人のプレーを見るより自分で身体を動かした方が楽しいだろう‥と思いました。僕はハーフマラソンを完走した夜に荻原選手が全力を尽くして倒れている場面をテレビで見ました。20代で格闘技やマラソンを始めた僕が殴られたりマラソンを完走したところで他人に勇気や感動を与えられる事はなくトップアスリートの人達は本当に凄いな‥とショッキングで自己満足に浸っていた事に気がつきました。


長野オリンピック中の旅行が自分や地元を見直すきっかけになりました。数年後長野オリンピック記念のアイスホッケーの国際大会を観戦しました。チェコ対カナダのクラブチームの対戦でしたが度肝をぬかれた迫力でその後アイスホッケーのファンになりました。クラブチームでこれだけの迫力があったのだから世界のトップクラスはどのくらい凄かったのだろうか‥その試合を会社のすぐ近くでしていたと思うと残念に思いました。


その後スピードスケートのワールドカップを見る機会がありました。長野オリンピックでは清水選手のウイニングランに沸いたと思いますがその清水選手は出場していましたが観客はほとんどいなくてワールドカップとオリンピックの違いを感じました。ワールドカップ何連覇というのは確かに凄いですが一般の人の記憶に残る‥という意味ではオリンピックのメダルの方がインパクトが強いと思いました。そんな事を思うと世界のトップクラスのプレーを見れて歴史の証人になった事を思うと前に書いた入場料はけして高いものではないと思いました。九州の旅行も楽しかったですがオリンピックの時期は長野が最高に輝いた2週間なので何か競技を生観戦すれば良かったと思いました。


その後僕も転職したり家を建てたり紆余曲折があり長野オリンピック前に夢中になった各地への旅や格闘技やマラソン大会出場とは無縁の生活になりウインタースポーツを積極的に見に行ったり地元のサッカーやバスケットや社会人野球チームの試合を積極的に見に行くようになりましたが長野オリンピックをきっかけに地元回帰や他の競技に無関心だった反動だったかな‥と自分なりに解釈しています。

公式ガイドブックを見ながら自分の無知や殻に閉じこもっていた事で祭りを楽しむ事が出来なかったと気がつきました。ウインタースポーツや地元のスポーツを積極的に支援する事で長野オリンピックの忘れ物を取り戻して行きたいな‥と思いました。  


2013年03月08日 Posted by プラネマン at 06:42Comments(0)長野市周辺が登場する本

本 一度は訪ねたい信州の日本一、長野県一

長野市南部図書館さんで「一度は訪ねたい信州の日本一、長野県一」を借りてきました。

僕は地元の高校を卒業後東京に4年、大阪に2年住んでいてから地元長野市に帰ってきました。長野市に戻ってから20年になりますが地元が特集されたテレビを見れば知らない事ばかりでもっと地元について知りたいと思っていました。そんな時にこの本を見つけました。一番といえば他のものにない何かを持っていると思います。この本の中では‥

1、名所、旧跡にとらわれずまず日本一、長野県一が条件、

2、他ではあまり見られないその地域の生活や歴史とのかかわりの深い地域独特のものを大事にする。

3、国の文化財として特に重要と認められているものを積極的にとりあげる

4、日本一、長野県一であっても見学の条件が面倒なものは取り上げない

5、取り上げる数については地域やバランスを考慮しない

これらを条件に書かれています。日本一、長野県一を紹介した後で寄り道ガイドという事で近くの名所や旧跡の紹介がされているのは嬉しいです。僕の住んでいる北信地方の日本一、長野県一をリストアップしますがどんな日本一、長野県一かは本書を見て下さい。


飯山市、「寺のまち」「神戸の大イチョウ」

中野市「中山晋平記念館」
山ノ内町「地獄谷噴泉と野猿公苑」

野沢温泉村「日本スキー博物館」「道祖神祭り」

小布施町「日本のあかり博物館」

須坂市「米子大瀑布と米子不動尊」「五味池高原のレンゲツツジ」

信濃町「小林一茶旧宅」「野尻湖発掘調査」「黒姫高原コスモス花園」「苗名滝」

飯綱町「天の浮橋」「トウギョ(闘魚)」

旧鬼無里「水芭蕉の大群生地」

長野市「善光寺本堂」「素桜神社の神代桜」「松代大本営跡、象山地下壕」「旧文武学校」「真田信重霊屋」

千曲市、「森将軍塚古墳」「雨宮の神事芸能」「あんずの里」「清水製鉄址」

この中で行った事があるのは善光寺だけでいかに地元を知らないか実感しました。ここに紹介されてなかったですが日本最古級の映画館長野ロキシーさんと温泉の成分がずば抜けて多い松代温泉も加えてもいいかな‥と思っています。この本は今から20年前に発行されたので手に入らないかもしれませんが長野市立南部図書館さんで見て下さい。


一度は訪ねたい信州の日本一、長野県一

著者、藤井哲士

1993年3月31日初版発行

銀河書房発行  


2013年02月07日 Posted by プラネマン at 05:58Comments(0)長野市周辺が登場する本

本 長野市民会館50年の記憶

ナガブロガー「転校生さようならあなた日記」のひがしさわさんのブログに今月末に閉館になる長野市民会館の歴史が綴られた「長野市民会館50年の記憶」という本が発売されると書いてありました。


3月20日に長野市民会館で開催された「響つないで 音楽の祭典」を見に行った時、「長野市民会館50年の記憶」が発売初日だったので買ってきました。信濃毎日新聞者出版、定価税込みで1050円、88ページです。


市民会館が出来る1961年以前はそこは牧場だったそうで着工が始まった1961年当時周辺の道は土でそんな色褪せた写真を見ると改めて歴史の重みを感じてしまいます。


色々な人達の投稿を読んだり石積みやブロック積み、煉瓦積みなど長野市民会館の独自の建築技術を見ると壊してしまうには惜しい建物だと思いました。


公演記録や工事年表があり時代の変化を感じさせてくれます。長野市民会館の古い新聞の切り抜きも紹介されていて1988年5月に光GENJIのコンサートにチケットを持たない人を含め3000人ほど集まった‥という記事もあり僕よりも少し若いと思われる彼女達も今ではお母さんになり芸能人に夢中になっている子供達に何を思うのか気になってしまいます。


長野市民必見の一冊、消えゆく長野市民会館の思い出に浸ってみて下さい。  


2011年03月24日 Posted by プラネマン at 06:18Comments(0)長野市周辺が登場する本