長野市立博物館2015

僕は長野市立博物館さんの友の会の会員になっています。プラネタリウムや長野市に密着した企画展などいろいろなイベントが楽しいですが2015年は愛犬の病気があり例年に比べあまり行かれなく残念に思いました。


2015年のプラネタリウム観賞は4回…

ウィリアム、ハーシェル特集、

1、天王星を発見したウィリアム、ハーシェルの半生を描いた作品でハーシェルは売れっ子の音楽家でしたが天文学に転向、違う分野で成功してあっぱれでした。現在音楽家としてのハーシェルの作品はあまり残っていないそうですが番組の最後に流れるハーシェルの曲は素敵でした。


2、リラックスプラネタリウム、フィギアスケート特集、


長野市立博物館さんではプラネタリウムの満天の星空の元で音楽を流すリラックスプラネタリウムを開催しています。フィギアスケート特集に行きました。空のスクリーンに名曲と選手の動きに思いを馳せていました。


他に冬の星座で巡る星の一生、

光害について扱ったLOSING,THE,DARKをみました。


企画展としては…


御開帳と北陸新幹線金沢開通に合わせ「信仰の道、善光寺、戸隠、小菅、斑尾、」

飯綱山の信仰「キツネにまつわる神々」がありました。

秋には「国民の宝、文化庁購入文化財」の展示がありました。


毎年プラネタリウムを使った演劇シアトリカルプラネタリウムは2015年で20周年、グーテラーゼというアインシュタイン博士の話が演じられプラネタリウムを有効に使った演劇や天文の話など楽しめました。


4月4日に皆既月食の観望会がありましたが悪天候で見られずに残念でした。2016年もいろいろな企画に期待しています。  


2016年01月24日 Posted by プラネマン at 12:21Comments(0)長野市立博物館の催し物

新たな国民のたから/文化庁購入文化財展/長野市立博物館企画展

10月18日で公開は終了しましたが長野市立博物館さんで開催された企画展「新たな国民のたから/文化庁購入文化財展」を見に行きました。


文化庁では国宝や重要文化財の海外流出を防ぐために国が文化財を購入する事業がありこの事業により国の所有となった文化財を各地の博物館と新たな国民のたから展として公開するようになりこの度長野市立博物館さんで公開されるようになりました。


描かれた美として…

室町時代の能阿弥の絵や一休宗純の絵画、

鎌倉時代や平安時代の仏像や曼陀羅図など…美しい日本の美が描かれていました。どの作品も美しく心に響いてくる何かがありブログの文で良さが解説出来ず申し訳なく思います。

古くから残る日本人の美意識の高さに驚かされました。

武士の誉れ…として甲冑や日本刀、太刀など武士の美意識の高さや芸術的センスや格調の高さに何と表現してよいか分かりませんが…とにかく圧巻でした。


日本人の凄さや日本文化の偉大さが伝わり見に行って良かった企画展でした。長野市立博物館さん素敵な企画展をありがとうございました。日本人であることに喜びや誇りを感じた企画展でした。  


2015年10月24日 Posted by プラネマン at 22:33Comments(0)長野市立博物館の催し物

長野市立博物館の2014年

早いもので2014年が終わりました。僕は1人でプラネタリウムに出かけるほど天文が好きですが昨年はあまり楽しめないうちに1年が終了した感じでした。

僕の地元の長野市立博物館さんはプラネタリウムや天文の他にいろいろな企画展を開催していますが多い年は年間30回ほど長野市立博物館さんに行っていましたが昨年は8回だけでした。


企画展として「大震災と私」東日本大震災や長野市周辺の古い震災の展示解説がありました。


博物館まつりで「松代藩に伝わる武術」の演舞がありました。松代藩はかつて武術の宝庫と呼ばれていたそうです。伝承が途絶えた武術を復元する取り組みが素晴らしいと思いました。


企画展として「信州のお化け展」がありました。信州のお化けの伝説の解説がありました。


10月8日に皆既月食観望会がありました。中庭に望遠鏡を出して職員の解説がありましたが知らない人と盛り上がり楽しかったです。

毎年1回プラネタリウムを使った演劇がありますが今年もあり楽しかったです。

プラネタリウム番組としては3回見ましたが2015年の天文現象が良かったです。


長野市立博物館さんの関係者の皆様1年間ありがとうございました。今年も素晴らしい企画を楽しみにしています。  


2015年01月01日 Posted by プラネマン at 21:06Comments(0)長野市立博物館の催し物

生きること、伝えること/大震災と私たち/長野市立博物館企画展

長野市立博物館さんで明日10月19日まで開催される企画展「生きること、伝えること/大震災と私たち」を見に行きました。


2004年の中越地震から10年が経ちました。その後2007年の能登半島地震、同年中越沖地震、08年宮城県内陸地震、東日本大震災と数々の大型地震がありました。


大型地震をきっかけに歴史的な大きな地震を学ぶ風潮が起こり地震を語り継ぐ動きが起きました。その一環として今回の企画展が開催されました。


残す…というテーマで宮城県女川町の個人宅で古くから伝わる地震の資料が被災しました。資料が入っていた箱が湾内の反対側で見つかり古い時代の資料がなくならずに済みました。


千曲市出身の楽天イーグルス所属の聖沢選手の野球道具が展示されていました。
宮城県丸森町で避難所で使っていた掲示板のチラシを捨てずに残してあり展示してありました。


善光寺地震の教訓…
飯山市小菅神社の絵、
稲荷山宿の供養碑、
松代藩が制作した4メーターの地図が展示されていました。


1852年犀川の小市から千曲川牛島村落合の絵、

田野口村の絵図、
1852年の現在の長野市信更地区の絵図、地面が1・5メートル隆起したそうです。

久米路橋の絵図…の展示がありました。


2004年中越地震で被災したストーブ等の生活用品の展示

1828年、三条地震、
1923年、関東大震災、
1858年、飛騨地方地震、
1855年、江戸地震、
1854年、安政の大地震、
1751年、越後高田地震、の資料が展示されついました。


地震の恐ろしさを感じた地震展でした。日本に住む限りは地震と背中合わせだと感じた企画展でした。  


2014年10月18日 Posted by プラネマン at 22:08Comments(0)長野市立博物館の催し物

松代藩に伝わる武術/長野市立博物館博物館まつり2014

今週の火曜日9月23日に長野市立博物館さんで開催された博物館まつり2014に行ってきました。家族連れを中心に盛り上がり各ブースには長い列が出来ていました。


今年の博物館まつりで楽しみにしていたのは「松代藩に伝わる武術」という内容でした。


江戸期信州松代は武術の宝庫と呼ばれるほど三百余藩に知れ渡っていた…といいます。しかし廃藩置県により伝承が途絶えて行きました。


この日4名の武道家が演舞しましたが年輩の方も少し前まで松代藩が武術の宝庫とは知らずに育っていました。近年藩士子孫宅に多くの資料が残されていることが確認出来ました。


この日松代藩の武術というプリントが配布され29流派の武術が松代藩で学ばれていた事が分かりました。
塚原卜傳流や北辰一刀流など僕が聞いた事がある流派も学ばれていました。松代生まれの松林左馬之助氷吉が祖の願立流という流派も興味深いです。


この日演舞された武術は「信州伝、無雙直傳流」でした。詳しい伝承や解説は長くなるのでネットで調べて欲しいと思いますがルーツをたどれば歴史的に著名な武術家長谷川蔵之介英信に縁があります。

黒い道着を着た4名の武道家が演舞しました。1対1での棒術、鎖鎌の演舞や居合いや剣術など気迫にあふれる武術を見せていただきました。


博物館内のエントランスで演舞しましたが即席の足場で動くとすぐにずれて普段練習している道場の板の間と違いやり難かったと思いますが迫真の演舞でした。

特に印象的だったのは礼に始まり礼に終わる、礼節を重視していた事でした。粗暴な振る舞いを嫌い稽古仲間を尊び家族や主君など本当に守りたい何かのために自己を研き稽古していたのではないか…と想像しました。


松代藩が武術の宝庫だった事やそれを伝承したい人がいた事を知り感動的でした。どうか武士の作法が末長く伝承して欲しいと思いながら帰りました。これからも武道家の皆様の活躍を願っています。  


2014年09月25日 Posted by プラネマン at 23:52Comments(0)長野市立博物館の催し物

博物館まつり2014/長野市立博物館

今週の火曜日9月23日に長野市立博物館さんで開催された博物館まつりに行ってきました。


年に1度開催される長野市立博物館さんのお祭りで常設の展示室が無料解放、プラネタリウムや屋上の40センチ望遠鏡の無料公開、長野市立博物館さんの各同好会の成果の発表、ザリガニ釣り、昔のおもちゃ体験など有意義で楽しい催しが行われていました。


とにかく人がたくさんいて驚きました。博物館横の駐車場に駐車しましたが満車で出る車が偶然にありなんとか駐車出来ました。僕は2時頃帰りましたが何台か駐車待ちをしていました。

ほとんどのブースには長い列が出来ていました。プラネタリウムも列が出来ていて諦めました。


友の会の写真同好会、写撮さんの「八幡原史跡公園風景写真展」がありました。
プラネタリウム館を背景に車イスマラソンの選手の走っている風景やプラネタリウム館を背景に霜月の夜の様子が描かれていました。25の素晴らしい写真が展示されていました。


子文書同好会の展示ではくずし文字を読んでみよう…という企画で10ほど展示されていました。


時間がなくゆっくり出来ませんでしたが長野市立博物館さんは僕の知らない有意義な活動をしている事を知りました。この博物館まつりに参加された人の中から長野市立博物館さんの活動に理解を示してくれる人が出る事を期待して帰りました。


長野市立博物館さんこれからも多くの文化芸術の発信を期待しています。  


2014年09月25日 Posted by プラネマン at 22:59Comments(0)長野市立博物館の催し物

おばけ展〜新・信州7不思議〜/長野市立博物館

8月31日で公開は終了してしまいましたが長野市立博物館さん企画展「おばけ展〜新・信州7不思議〜」を見てきました。


おばけや妖怪が活躍をしたのは江戸時代でお化けのルーツは今から1800年以上前に古代中国で作られた「山海経」になります。「山海経」では自分たちの住む世界の外側に別の世界があると書かれ江戸時代に何度も出版され日本のお化けは「山海経」がルーツになります。


百鬼夜行の世界…
鬼やお化けが群れをなして夜の街中を歩く事を百鬼夜行と呼びこれを絵にしたのが百鬼夜行絵巻と呼ばれています。

日常の道具が変化したものが多く長い間使われると命が宿る…という考えをしていました。


高井鴻山のおばけの絵…
高井鴻山は個性的なおばけの絵を書いています。京都や江戸に遊学して多くの文化人と交流、個性的なおばけを描きました。


新・信州7不思議

1、タヌキが残したおばけの話…

お坊さんに化けたタヌキがお寺の山門を修理するのに村を回ってお金を集めた話が県内に残っています。泰阜村にその話の掛け軸が残っています。


「白沢」という未来を予知、災難を防ぐ人間の顔と牛の身体をしたおばけの紹介がありました。


2、松代に残る1本足のおばけ…


松代の祝神社に両手がなく1本足で口に牙の生えた生き物の絵馬がありました。江戸時代に甲州を訪れた儒学者が岡神社に祭られていた「き(変換出来ずすいません)」という中国の古典に書かれたものと一致した事が分かりました。


3、鬼になった美女…
鬼無里や戸隠に伝わる都から流れて来た美女が鬼になり退治された話がありました。


4、おばけを倒した霊犬早太郎、

駒ヶ根市の光前寺で霊犬早太郎がお化け退治をした話の解説がありました。


5、山奥に住む山姥…

山姥は人間を食べる恐ろしいイメージがありますが場所によっては金太郎の母という伝承があり県内はお化けより子育てに勤しむイメージが強いといいます。長野市中条の虫倉山での伝承の解説がありました。


6、河童…
駒ヶ根市では河童に教えてもらった方法で作った薬が売られていると解説がありました。


7、県内に残るキツネの話…
松代の熊野出速神社ではキツネが書いたといわれる証文が残っていました。


童心に帰るというかメルヘン的で楽しい時間を過ごせました。楽しい企画展でした。  


2014年09月23日 Posted by プラネマン at 18:27Comments(0)長野市立博物館の催し物

長野市立博物館/平成26年度友の会会員募集中

4月になり新年度が始まります。長野市内で僕のお気に入りの長野市立博物館さんから新年度の催し物の発表や友の会の新規会員募集の案内がきました。


長野市立博物館さんはプラネタリウムだけでなく地域の文化や歴史の企画展などいろいろな催しが行われています。


例年長野市立博物館さんの催し物には20回以上行くのですが昨年度は秋からあまり行かなくなり行った明細を書いた手帳を洗濯してしまい正確な記録が分からなくなりました。


新年度は心新たに楽しんで行きたいと思います。


僕が一番楽しみにしているプラネタリウムは新年度は午後から3回投影、星空の下で音楽を流すリラックスプラネタリウムは毎月第2土曜日とクリスマスシーズンに開催、


季節の星空と天文トピックスが毎月第4日曜日4時〜
天体観測会が毎月第4土曜日に固定になりました。


歴史の同好会もあり古文書同好会、史跡を歩く会、古代史同好会など歴史系同好会も充実しています。

平日開催が多くサラリーマンや学生向きでないねが残念なところです。


とまれ新年度が始まりプラネタリウム、天文、歴史と知的好奇心を長野市立博物館さんで満たして行きたいと思います。


地域の文化の発信の場として長野市立博物館さんには期待しています。  


2014年03月30日 Posted by プラネマン at 21:48Comments(0)長野市立博物館の催し物

長野市立博物館企画展、光のヒミツ、暮らしを支える光…

長野市立博物館で公開中の企画展、光のヒミツを見てきました。

まず入り口にあかりの歴史としてろうそくや提灯、石油ランプ等8点の展示がありました。

暮らしの中の光として蓄光…光ファイバー、レーザー光線、

光る鉱物…ホタル石、ウラン鉱…

光る生き物…ホタル、海ほたる、夜行虫…

自然の中の光…として星の光と町あかり、光害…

などの解説がありました。

1849年にフィソーが光の速さを計りました。現在の光の速さとの違いが出ていました。

いろいろな光で見た天の川…というコーナーがありガンマ線、エックス線、赤外線などで見た天の川の解説がありました。


最新式の光の技術でTMT30メートル望遠鏡、人口光合成等の解説…

透明人間になろう…という実験がありました。


もう1つの企画展、寄生虫に時間がとられ閉館時間になり良く見れずに残念でした。この企画展は明日9月23日までなのでもっと早い時期に時間をかけてくれば良かったと思いました。

長野市立博物館さんの次の企画展を楽しみにしています。  


2013年09月22日 Posted by プラネマン at 19:10Comments(0)長野市立博物館の催し物

長野市立博物館企画展、寄生虫、体内に潜む不思議な虫たち…

長野市立博物館さんで公開中の企画展「寄生虫〜体内に潜む不思議な虫たち〜」を見てきました。


まず庚申講と三尸虫…という話がありました。

古代中国では体内に三尸と呼ばれる虫がいて宿主の人間の行動を監視していました。

60日に一度庚申の日に三尸は人間の体内を抜け出し宿主の60日の悪事を天に報告していました。

三尸が抜け出す庚申の日に人々は集まり一晩中眠らずに語りあかし三尸が体内から抜け出さないように見張っていました。これが奈良時代に日本の貴族に伝わり江戸時代には庶民に広がり庚申講と呼ばれるようになりました。

昔の医学書に記された寄生虫…という事で昔の医学書の展示がありました。


さまざまな寄生虫…

ぎょう虫、サナダムシ、回虫など15のサンプルの展示がありました。

マンガ日本寄生虫はなし…というコーナーがありサナダムシのいる豚肉を生で食べるとサナダムシが体内で何メートルにも成長する話や天然マスについている寄生虫やサバについている寄生虫の話がありました。


戦後から昭和40年代にかけて多くの製薬会社が寄生虫のクスリを製造しました。パッケージのサンプルがあり寄生虫がユーモラスに描かれていました。


日本住血吸虫と宮入慶之助

日本住血吸虫病は山梨、広島、福岡、佐賀で発生した謎の奇病と恐れられた病気でした。

長野市西寺尾出身の宮入慶之助氏は当時九州大学に赴任していましたが病気が流行った筑後川流域で調査研究を行いました。

1931年にある一種の巻き貝に寄生して成長する寄生虫を発見しました。その貝にしか寄生しない事が分かりました。宮入慶之助氏が原因を発見した後で日本住血吸虫病の発令なかったそうです。


地元出身で医学の分野に貢献した人がいると知り素晴らしく思いました。近くにいてよく知らない寄生虫についていろいろな発見のあった企画展でした。  


2013年09月19日 Posted by プラネマン at 21:43Comments(0)長野市立博物館の催し物

長野市立博物館 考古学ノススメ

長野市立博物館さんで公開中の春季企画展「考古学ノススメ」に行ってきました。

考古学ではモノから人類の歴史を復元する事を目標にしているそうです。

土器の文様パターンとして2000年〜1700年前の長野市や周辺で使われていた土器の文様の変化を変換順に17点展示してありました。


信濃には「釧(くしろ)と呼ばれる腕輪が数多く発見されました。信濃の千曲川流域と関東の一部でしか発見されていない釧が展示してありました。

塩崎遺跡群には釧を腕につけたまま葬られた遺体が発見され全国で唯一の例になるそうです。


石器が7点展示してありました。バチ鍬として使用したそうです。


菅玉は細長い円筒形をしたもので弥生〜古墳時代にかけてネックレスとして使用されました。直径2ミニしかない小さなもの1つ1つに孔が空いていました。菅玉の素材や製造の過程が展示されていました。


南長野運動公園一帯に南宮遺跡がありました。1000件を超える家の後が発見されました。平安時代の村かと思われ1993年〜4年間調査されました。

「宗清」の文字の印章が見られ長野県内では10例しか見つかっていないそうです。平安時代に読み書きが出来たのは役人など一握りで身分が高かったと思われました。

八稜鏡は細かな文様が表され県内で40面見つかっているそうです。他には役人用の石のベルト飾りや中国の陶磁器などが展示してありました。


釧をつけた女性の遺体が発見されたり中国の陶磁器など高価なものが発見され長野市周辺にも文化が根付いていたと知り感激しました。
上手くメモをとれなかった箇所もたくさんあり考古学の深さを感じた一時でした。  


2013年06月01日 Posted by プラネマン at 00:00Comments(0)長野市立博物館の催し物

長野市立博物館 2012

僕は星とか天文に興味があり1人でプラネタリウムまで出かけています。長野市に住んでいるので長野市立博物館さんがメインですが今年は長野市立博物館さんプラネタリウムに24回、他館に4回計28回プラネタリウムに行きました。

長野市立博物館さんプラネタリウムの24回の観賞の内通常の投影が6回、プラネタリウム屋上の望遠鏡を解放する観望会が5回、星空の下で音楽を流すリラックスプラネタリウムが8回、毎月最終日曜日午後3時より天文現象について生解説がある星空の散歩道が5回、プラネタリウム演劇に1回行きました。


通常投影の中で印象的だったのは「誰も知らなかった星座〜」で古代インカ人の天の川についての解説が印象的でした。

リラックスプラネタリウムは去年までは2月、3月、ゴールデンウィーク、8月、12月と期間限定でしたが今年度からは毎月第2日曜日午後4時からになりました。ムードがあって気に入っていますが今年は久石譲氏特集が良かったです。ジブリ音楽を中心に星空で聞いた音楽は格別でした。
星空の散歩道ではオーロラ特集が印象的で国際宇宙ステーションから見たオーロラは神秘的でした。


長野市立博物館さんでは特別展を開催する事があります。今年は5回長野市立博物館さんで開催された特別展に行きました。

「学校資料展」では閉校になる後町小学校を中心に学校教育の歴史を展示してありました。

「西山地域展」では西山地区の資源の豊かさに驚かされました。

「よみがえれ!恐竜たち」展では恐竜のレプリカも展示してあり盛り上がっていました。

「昭和の道具展」では家電品などのルーツにあたる古い道具が展示してあり古さ故に新鮮でした。

「若穂清水寺展」には長野市にもこんなに由緒あるお寺があったのか‥と驚かされました。


長野市立博物館さんの付属施設として戸隠地質化石博物館さんに「貝の世界」を見に行きました。貝の種類の豊富さに驚かされました。

長野市立博物館さんでは友の会があり年会費1500円で通常のプラネタリウム投影、博物館の展示、戸隠地質化石博物館さんなどの付属施設の入場が自由になりますが僕は今年プラネタリウム24回、博物館特別展6回、計30回長野市立博物館さんに行ったので元は充分にとれました。


長野市立博物館さん友の会は3月いっぱいまで有効ですが来年は信州新町にある付属施設にも行ってみたいと思います。高速道路のインターに近いので観光客の皆様や長野市民の方にも長野市立博物館さんをご利用いただき盛り上がって欲しいと思います。

長野市立博物館さんの関係者の皆様一年間楽しませていただきありがとうございました。来年もいろいろなイベントを期待しています。写真は友の会の会員証と最新のプラネタリウム案内です。  


2012年12月27日 Posted by プラネマン at 05:41Comments(0)長野市立博物館の催し物

長野市立博物館 学校資料展

長野市立博物館さんで公開中の企画展「学校資料展」に行ってきました。

今回の企画展は2012年に閉校する長野市立後町小学校に残った資料を中心に後町小学校のルーツの1876年に開校した朝陽学校から136年間の後町小学校の歴史を展示する企画展でした。


まず目についたのは木製の下駄箱と運動会で使われた金太郎と桃太郎の幟でした。70年以上前に作られた物で今では2代目の物が使われているそうです。


明治時代になると全国統一の教育制度が作られ明治9年に後町小学校の前進の第91番小学朝陽学校が開校されたそうです。


戦時下では剣道、相撲、薙刀などの武道訓練が奨められ強制参拝と行って後町小学校〜戸隠神社まで往復40キロを歩く授業があったそうです。チェックポイントがあり遅れた子は先に進めなかったそうです。


明治時代、大正7年、昭和2年の卒業写真が展示してありました。亡くなった僕の父親が昭和8年生まれだったので後町小学校の歴史の古さを感じます。


時代の流れとはいえ消えてしまうのは惜しい歴史の深さでした。長野市立博物館さんの一角にでも後町小学校に残った歴史的に価値のあるものを展示して市民の宝として残して欲しかったと思います。


写真は長野市立博物館さんの年間予定表から撮りました。歴史的に価値のある企画展をありがとうございました。長野市歴史や風土を利用した独特の企画展を期待しています。  


2012年11月21日 Posted by プラネマン at 23:10Comments(0)長野市立博物館の催し物

長野市立博物館 西山地区の文化

長野市立博物館さんで開催中の企画展「西山地区の文化」に行ってきました。

長野盆地は善光寺平、川中島平と呼ばれる平地とその周囲を囲む山間部に分けられますが長野市は平成19年と21年に2町4村と合併しました。これを機会に長野市西部の山間地域の西山地区の暮らしに焦点を当て企画展をしたそうです。

西山地区の歴史的背景‥
戸隠神社は明治維新までは顕光寺と呼ばれていたそうです。平安時代の書物にはすでに名前があり東は飯綱山東麓〜西は中条村付近まで勢力があったそうです。戦国時代には顕光寺は小川村に移され顕光寺の西の境は中条付近で歴史的に大きな役割があったそうです。

江戸時代の西山地区は森林資源によって豊かな生活を送っていたようです。西山地区には松代藩の「御林」という木材確保の場所があり松代藩の城の修理などに使われていたそうです。木材供給の見返りに鎧兜が松代藩から西山地区に贈られたそうです。


西山地区では麻の栽培が盛んで1666年には麻畑があったようです。大正時代には軍需で麻の用途が広がったそうですが昭和28年頃に外国産の値段が安いものや化学製品が広まり西山地区の麻の栽培は終わったそうです。麻の関係する展示品がありました。


西山地区は木材でも栄え鬼無里や虫倉山では裾花川で木材を流し下流の丹波島で陸揚げしたそうです。ノコギリの関係の展示品がありました。


江戸時代に善光寺平では綿花の栽培が盛んで着物に仕立てるのに使う藍が盛んに行われていたそうです。藍染めに使った桶の展示品がありました。

また西山地区は和紙の生産が盛んで水が豊富な事や原料のニレが自生していて善光寺平や松代など消費地が近く和紙作りが栄えたそうです。

自然資源に恵まれた西山地区ですが当時の繁栄を想いながら西山地区を散策したいと思いました。


今度の日曜日、11月25日までの公開です。長野市立博物館さんこれからも地域に密着した企画展を楽しみにしています。  


2012年11月18日 Posted by プラネマン at 20:24Comments(0)長野市立博物館の催し物

長野市立博物館よみがえれ恐竜達

長野市立博物館さんで公開中の特別展「よみがえれ!恐竜たち〜大昔の生命をさぐる〜」を見に行ってきました。


1999年5月に七二会でクジラの背骨の化石が発見されたそうです。岩を取り除くクリーニングに8時間かかったそうで固い地層から発見されたそうです。


約5億4200万年前〜2億5100年前は古生代と呼ばれ前半は海の中にたくさんの動物が現れ後半は陸に上陸したようです。最初の魚類が現れ顎がなく頭や胸が固い甲羅で覆われていたそうです。

2億5100万年〜6550万年前は中生代と呼ばれ恐竜やアンモナイトが栄えたそうです。

6550万年〜現代が新生代と呼ばれ恐竜が滅びほ乳類が栄え長野市で見つかる化石はこの時代のものになるそうです。年代毎にその時代に栄えた動物の化石や復元模型が展示してあり丁寧な解説で分かりやすかったです。


アンモナイトの復元模型がありました。アンモナイトは中生代の海を代表する生き物で中生代に栄え中生代の終わりに絶滅したそうです。殻の形がヒツジの角を持つ神様AMMONにそっくりでAMMONと石を意味するITEを合わせてアンモナイトというそうです。


フタバスズキリュウのレプリカも展示してありました。日本で初めて発見されたクビナガリュウでレプリカを見るとスケールの大きさを感じます。今回の展示会の目玉はティラノサウルスの復元模型で圧倒されました。ティラノサウルスと記念撮影が出来て子供たちに好評でした。


長野県では小谷村で恐竜の足跡の化石が発見され日本で一番古い恐竜の足跡の化石になるそうです。パネル展もありカブトガニやシーラカンスやイチョウなど生きた化石の解説がありました。イチョウが生きた化石になるとは以外でした。


展示品も多く解説も丁寧で見応えがあった展示会でした。この展示会は今週の日曜日9月23日で終了してしまい残念ですが個人的にはこの夏中野市と横浜市のプラネタリウムで恐竜の話を見たのでその締めくくり的に良かったと思いました。続編を期待したい素晴らしい展示会でした。  


2012年09月20日 Posted by プラネマン at 22:44Comments(0)長野市立博物館の催し物

戸隠地質化石博物館 貝の世界

長野市立博物館さん分館の戸隠地質化石博物館さんに行ってきました。

戸隠地質化石博物館さんは長野市から鬼無里に向かう途中の柵集落の旧柵小学校の校舎を再利用しています。しばらく来ていませんでしたが9月2日で夏の企画展が終わってしまうので数年ぶりに行ってきました。

夏の企画展は「貝の世界」でした。貝の起源は約5億年以上前のカンブリア期になるそうです。日本では5千種類以上確認されているそうです。

今回の展示では二枚貝4種類、

巻貝7種類、

人の生活に関わりがあるものが2ケース、21プラス16種類、

貝の世界の干支7種類

マスオとサザエ3種類

植物の名前の貝19種類

動物の名前の貝29種類

きれいな貝20種類

宝の貝25種類

淡水の貝15種類

陸の貝21種類

貝みたいな生物7種類、展示されていました。

中国の商という王朝では珍しい貝をお金として使ったそうですが「財」などお金に関わりのある漢字には貝を使った文字が多いそうです。

戸隠地質化石博物館さんではヤドカリなどの貝を飼育していました。きれいな貝がたくさんあり自然が作った美術館のようで見に来て正解でした。この企画展は終了してしまい残念ですが次の企画に期待したいと思います。戸隠地質化石博物館さんは長野市民の憩いの場になるように願っています。  


2012年09月02日 Posted by プラネマン at 21:01Comments(0)長野市立博物館の催し物

長野市立博物館 昭和の道具展

長野市立博物館さんで開催中の企画展「昭和の道具展」に行ってきました。家電製品を中心に展示してありました。

テレビでは昭和15年のビクターの真空管6個用が展示してありました。この頃のテレビはかなり大きく居間に置いておく事が多かったそうです。昭和32年製のナショナルのテレビも展示してありました。この頃から持ち運びが便利になり個室にテレビが置かれるようになったそうです。昭和30年代後半のテレビも展示してあり東京オリンピックや天皇皇后両陛下の結婚によりテレビを購入する人が増えたそうです。


テレビ以外では昭和54年のサンヨウのラジカセがありました。このタイプのラジカセは僕が小さい頃見たことがあり懐かしく思いました。他に昭和29年のタイガー魔法瓶は夏には水や氷を入れて小型冷蔵庫として使用したそうです。戦前〜戦後に使用された手回しミシン、昭和20年頃の足踏みミシンもよく残っていたな‥と思う貴重な文化財だと思いました。


篠ノ井東横田地区と篠ノ井大石地区の虫送りの様子を描いたパネル展がありました。虫送りは農作物の害虫を追い出す行事で農薬が普及してからは行われなくなった場所も多いそうです。そんな中でパネル展を通じて地域の文化の歴史を知る事が出来て見に行って良かったと思いました。

昭和の道具展は6月3日までの開催です。百聞は一見にしかずで展示品を見れば感動や発見があると思います。残り少ない期間ですが盛り上がった展示会になって欲しいと思います。  


2012年05月31日 Posted by プラネマン at 05:58Comments(0)長野市立博物館の催し物

パネル展 今に伝える善光寺地震

長野市中央通り大門の信号近くの武井神社向かいに「門前商家 ちょっ蔵おいらい館」という建物があります。長野市立博物館の付属施設でまだ行った事はなかったですが先日ケーブルテレビINC長野を見ていたら「ちょっ蔵おいらい館」でパネル展「今に伝える善光寺地震」が開催されている‥という放送がありました。


東日本大震災からまもなく1年が過ぎようとしています。長野市は東日本大震災の被害は無かったですが栄村地震の余波で激しく揺れた時は生きた心地がしませんでした。3月11日が近づく中でかつて長野市で起きた大地震を学ぶ事は必要だと思いちょっ蔵おいらい館に出かけてみました。


今回のテーマの善光寺地震は1847年5月8日善光寺御開帳で賑わっていた頃に発生したそうです。長野市浅川を震源地とするM7・4の地震で震源地は浅く内陸直下型地震で死者は8千人を超え家屋の被害は2万数千戸で河川がせき止められた場所は51ヶ所になったそうです。


水篠橋近くでせき止められた犀川は生坂付近まで23キロにわたり村を水没させて最大65メートルの深さになり19日後に決壊して下流の中野、飯山、木島平でも被害が出たそうです。信更地区湧池では池を乗せたままその場所が滑り落ちてきてその場所が史跡公園として残っていたり浅川地区真光寺では天然ガスが噴出して新地獄と言われたそうです。善光寺地震の被害他に川中島地区で民間付近まで押し流されてきた巨大な石や虫倉山の斜面を滑り落ちてきた大木などの写真や解説のパネルが展示してありました。


善光寺地震のような内陸直下型の地震が再び起きないように願うばかりです。このパネル展は26日までの開催で入館無料となっています。多くの人が長野市で起きた震災について学んで欲しいと思いました。  


2012年02月25日 Posted by プラネマン at 06:41Comments(0)長野市立博物館の催し物

長野市立博物館若穂清水寺至宝展

長野市立博物館さんで公開中の「特別公開 若穂 清水寺の至宝」展に行ってきました。

長野市若穂にある清水寺(せいすいじ)さんは742年に行基が千手観音菩薩像を安置したのが始まりだと伝えられています。801年に坂上田村麻呂が戦勝祈願をして兜のまえたてを奉納し829年に坂上田村麻呂の願いで空海の弟が来たそうです。長野市にも由緒ある名刹があったとは驚きでした。

しかし1916年の保科地区の大火で清水寺の伽藍や仏像約200体は焼失しました。現存する鉄鍬形と両界曼茶羅図は貸し出しをしていたので難を逃れたそうです。今回の特別公開ではこれらの文化財を中心に展示されていました。


「金剛界曼茶羅」は縦104・4センチ×横85・6センチです。空海が日本に持ち帰った曼茶羅が「現図」(現在流布の図)と呼ばれる ほど最も広く転写されたそうですが若穂清水寺の曼茶羅も空海系の現図の図像によって描かれているそうです。鎌倉時代前期13世紀頃制作されたそうですが歴史の重みを感じたり神秘的な気分になりました。

「胎蔵界曼茶羅」も「金剛界曼茶羅」と同じ大きさです。諸尊の光背には金を細く切った装飾が施されていて当初は華やかだったそうです。1915年に重要文化財に指定されました。


展示品「鉄鍬形」の「鍬形」とは兜の全面につける金属の飾り物をいい若穂清水寺の技法から平安時代12世紀の作品だそうです。現存する鉄鍬形の中では最古の物とされ鍬形の源流に位置づけられているそうです。1914年に重要文化財に指定されました。


歴史のロマンや神秘さを体感しました。若穂清水寺さんは御本尊の千手観音菩薩像他に計7体の仏像が重要文化財に指定されているそうです。ボタンのお寺としても有名ですがぜひ行ってみたいと思いました。  


2012年02月18日 Posted by プラネマン at 10:32Comments(2)長野市立博物館の催し物

長野市立博物館 宇宙のかけら

長野市立博物館さんで公開中の夏休み企画展「宇宙のかけら」〜隕石からわかる宇宙のふしぎ〜を見に行きました。

夏休み中の特別企画で本物の隕石に触れるイベントを開催しています。


企画展の主な内容は身の回りにある宇宙〜という事で星図などの展示、飯山市に落ちた木島隕石の展示、1996年に日本に落ちたつくば隕石の展示などがありました。他に南極に落ちた隕石なども展示されていました。


実際に隕石に触れるコーナーでは15キロと7・5キロの隕石に触れ大気と摩擦して焼け焦げていたのが印象的でした。


他に巨大隕石落下と恐竜絶滅、というコーナーがあり恐竜の模型なども展示され興味深かったです。


小惑星べスタから来た隕石、月と火星から来た隕石もあり宇宙の神秘を感じ天文好きとしては大満足のイベントでした。公開は今週の日曜日8月28日までで残り少なく淋しいですが時間があればもう一度見に行きたかった素晴らしい企画展でした。多くの人に宇宙の神秘を感じて欲しいと思います。


写真は南極の展示コーナーにペンギンさんと記念撮影出来るところがありその場所です。  


2011年08月24日 Posted by プラネマン at 01:54Comments(0)長野市立博物館の催し物