おばけ展〜新・信州7不思議〜/長野市立博物館


おばけや妖怪が活躍をしたのは江戸時代でお化けのルーツは今から1800年以上前に古代中国で作られた「山海経」になります。「山海経」では自分たちの住む世界の外側に別の世界があると書かれ江戸時代に何度も出版され日本のお化けは「山海経」がルーツになります。
百鬼夜行の世界…
鬼やお化けが群れをなして夜の街中を歩く事を百鬼夜行と呼びこれを絵にしたのが百鬼夜行絵巻と呼ばれています。
日常の道具が変化したものが多く長い間使われると命が宿る…という考えをしていました。
高井鴻山のおばけの絵…
高井鴻山は個性的なおばけの絵を書いています。京都や江戸に遊学して多くの文化人と交流、個性的なおばけを描きました。
新・信州7不思議
1、タヌキが残したおばけの話…
お坊さんに化けたタヌキがお寺の山門を修理するのに村を回ってお金を集めた話が県内に残っています。泰阜村にその話の掛け軸が残っています。
「白沢」という未来を予知、災難を防ぐ人間の顔と牛の身体をしたおばけの紹介がありました。
2、松代に残る1本足のおばけ…
松代の祝神社に両手がなく1本足で口に牙の生えた生き物の絵馬がありました。江戸時代に甲州を訪れた儒学者が岡神社に祭られていた「き(変換出来ずすいません)」という中国の古典に書かれたものと一致した事が分かりました。
3、鬼になった美女…
鬼無里や戸隠に伝わる都から流れて来た美女が鬼になり退治された話がありました。
4、おばけを倒した霊犬早太郎、
駒ヶ根市の光前寺で霊犬早太郎がお化け退治をした話の解説がありました。
5、山奥に住む山姥…
山姥は人間を食べる恐ろしいイメージがありますが場所によっては金太郎の母という伝承があり県内はお化けより子育てに勤しむイメージが強いといいます。長野市中条の虫倉山での伝承の解説がありました。
6、河童…
駒ヶ根市では河童に教えてもらった方法で作った薬が売られていると解説がありました。
7、県内に残るキツネの話…
松代の熊野出速神社ではキツネが書いたといわれる証文が残っていました。
童心に帰るというかメルヘン的で楽しい時間を過ごせました。楽しい企画展でした。
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2014年09月23日 Posted byプラネマン at 18:27 │Comments(0) │長野市立博物館の催し物
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