舞踊と邦楽による公演/四季めぐり/第28回長野県芸術文化総合フェスティバル

第28回長野県芸術文化総合フェスティバルが開催されました。チケットを買えばホクト文化ホール、伊那文化会館、キッセイ文化ホールの3会場で観賞が可能で期間中舞台芸術から絵画等いろいろなジャンルの観賞ができるようになっています。


ホクト文化ホールでは3月12日に開催されました。この日大ホールで舞台芸術が2公演、中ホールで4公演、ギャラリーで水彩画と書道、玄関ホールで華道の展示がありました。


個人的にはこの日2作目の日本古典芸能の会・長野さん主催の舞踊と邦楽による公演/四季めぐりを見ました。日本の四季の美しい風景と四季の色合いを舞踊と邦楽のコラボで表現したそうです。


プログラムは冬から始まり「箏曲、冬の曲」が演奏されました。晩秋から冬に移り変わる様子を立方2人、本手2人、替手1人、尺八2人で表現され非日常的な美しさがありました。


2曲目は「春」で「民謡・祝い唄」が演じられました。1曲目は黒田節で♪酒は呑め呑め〜という歌詞が有名ですがこの曲を3名の立方が演じ2曲目の広島木遣り唄が立方6人で演じられ唄が7名、三味線が14人、琴2人、尺八2人、笛1人鳴り物1人の大がかりな和風オーケストラで演じられ見応えがありました。


3番目は「夏」で日本舞踊を習っている小学生が端唄を演じました。

1、潮来出島は茨城県の菖蒲で有名な潮来地方をテーマに倉島杏衣さんと山部雪さんが立方を演じました。

2曲目は六段くずしを立方依田彩音さん、木下茉優さん、木下実優さんが演じました。解説を上手くメモできませんでしたがくずし=アレンジのことだと説明がありました。

3曲目は槍さびを立方を本間大誠さんが演じました。槍さびは♪槍は錆びてもその名は錆びぬ…という槍使いの物語ですが大人顔負けの立ち振舞いが素晴らしかったと思います。出演された7人の小学生には美しい日本の伝統芸能を語り継いでいただきたいと思いました。


4曲目は秋をテーマに「大和楽・お祭り」が演じられました。

大和楽とは古いイメージがありますが大正末から昭和にかけて日本舞踊の各流派をアレンジしたものだと解説がありました。

当時の売れっ子詩人の北原白秋が山王祭りを詩にしたそうですが立方5人、三味線21人、唄4人、鳴り物2人、笛1人の迫力ある舞踊と和風オーケストラでした。


最後に出演者全員で信濃良いとこが演じられました。見応えのあるステージでした。出演された皆様素晴らしい舞台をありがとうございました。古典芸能の更なる発展を願っています。


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2016年03月21日 Posted byプラネマン at 15:41 │Comments(0)観劇、舞台芸術

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