17回清水栄一メモリアル演奏会

ホクト文化会館の月刊予定表を見てコンサートの開催を知りました。長野市では中々聞く事がないハープが聞けると思い出かけてみました。清水栄一さんの名前は初めて聞きましたが中学校の登山で冠着山に登山してから山の魅力に魅せられ学生時代から戦中教師をしながら山に登り続けたそうです。終戦と同時にカシオ印刷に勤務して昭和48年社長になり日本初のタウン情報誌月刊ながの情報を立ち上げたたそうです。
忙しい社長業の傍ら信州を中心に国内外の山に登り続け深田久弥さんの日本百名山にならい信州百名山を設定したそうです。僕も休館間際の数年間ながの情報が出るのを楽しみにしていて情報をよく利用していました。情報社会になりネットで気軽に情報は手に入ってきますが雑誌に記載された事で開催を知ったというイベントも多数ありながの情報の復活を心待ちにしています。信州百名山の存在を知ったのも朗報で改めて信州は山岳の聖地だと見直しました。タウン情報誌に山岳に影響力を残した清水栄一さんのメモリアルコンサートの開催が楽しみでした。
コンサートは第1部は合唱で夜明けのプレリュードと清水栄一さんメモリアルソングこだまが歌われました。
第2部はハープの調べで長野市在中のハープの演奏家の丸山京子さんが出演しました。丸山京子さんは以前若手演奏家の出演したフレッシュコンサートで演奏しました。オペラランメルモールのルチアよりハープカデンツとファイヤーダンスの2曲が演奏されました。神秘的なハープの音色にすっかり魅せられてしまいました。
第3部はハープと共にというタイトルで少年少女合唱にピアノの代わりにハープで演奏された合唱曲キャロルの祭典が歌われました。途中ハープだけの独奏もあり神秘的でした。
第4部はオーケストラと共にというタイトルで長野楽友協会さんが出演しました。初めはフォーレ作曲のピス、イエーズが通明小学校合唱団の皆さんと合唱団コーロセシリアさんとコールユニオンさんの皆様共同で行われました。ステージには120人の人がいて圧巻でした。
2曲目はヘンデルのラールゴを長野楽友協会さんとコーロセシリアさんコールユニオンさんの共演で行われました。3曲目はバッハのブランデンブルグ協奏曲第3番ト長調が長野楽友協会さんの演奏で行われアンコールにG線上のアリアが演奏され感動のうちに閉幕になりました。今の形態で行われるコンサートは今年が最後だそうで残念ですがハープにオーケストラに本格的な演奏会で行ってよかったと思いました。関係者の皆様素晴らしいコンサートをありがとうございました。