プラネマン便り☆

長野ロキシーさんで公開中の「燦燦」を見てきました。

主人公の吉行和子さん演じる鶴本たゑは７７歳、長い介護生活の末に夫を亡くして１人暮らしをしていました。

亡き夫の親友だった病院を経営する男が主催する老人クラブ燦々会に所属していますが今１つ馴染めません。子供も忙しがって鶴本たゑを相手にせず生活にときめきが欲しいな…と思っていました。


その頃結婚相談所ハッピーエンドの看板を見た鶴本たゑは入会する事に決めました。


鶴本たゑは長所が寡黙、短所が無口という和菓子職人や元学校の先生で実はナンパ目的だった男や果樹園を経営する男など同年代の男と見合をしました。


今１つピンとくるものがありませんでしたが能勢雄一郎という落ち着いた男を紹介され会うとピンとくるものがありました。


その頃鶴本たゑの子供と孫が留守中に訪ねてきました。偶然に婚活用の自己紹介のビデオレターを子供たちが見つけ婚活に大反対しました。


それでも能勢雄一郎と子供に内緒で会っていた鶴本たゑは夜景を見ながらドライブに行きました。車が故障するアクシデントがありましたがそれが一層２人の仲を引きつけました。


鶴本たゑは燦々会に能勢雄一郎を連れて行きました。鶴本たゑの女友達は白髪の王子様だ！と大喝采で喜びました。しかし燦々会会長は能勢雄一郎をどこかで見た事があるような気がして何か引っかかるものを感じるのですが…


最初は子供の事で相談に来たと思いバカにしていた相談員も鶴本たゑが「毎日がスタートライン」と積極的に生きているのを見て応援していたのが印象的でした。

自己PRで控えめな鶴本たゑに対して「受け身でいるとケガをしない代わりに勝負にも勝てない」と叱咤激励する場面や「運命の赤い糸は本当は無くて一番文句の少ない相手を紹介している」と言った発言をした事が印象的で婚活にもふみこんでいました。


何歳になってもトキメキがある事は良いことだな…と感じた映画でした。鶴本たゑも積極的に婚活に取り組んだ結果人生の流れが変わってきて一歩踏み出す大切さを感じました。


日本はこれから高齢化社会になりますがそんな時代を見据えた秀作だと思います。婚活に取り組む人にもオススメしたい笑いと感動の大人の恋愛映画だと思いました。

寒さ厳しい今日この頃、外の寒さに負けない心温まる映画だと思い見に行って良かったと思いました。