昭和の偉大な柔道家、斎藤仁氏死去

僕は高校生だった昭和58年〜60年まで柔道部に所属していました。弱小高校でしたが選手時代はロサンゼルス五輪や山下氏が全盛期の頃でその頃活躍していた山下氏や斎藤仁氏は現在の柔道家より思い入れや尊敬の思いが強かったです。
斎藤仁氏の現役時代は山下氏という高い壁がありましたが現在から思うと山下氏は斎藤仁氏という好敵手がいたから強くなれたのだと思います。
斎藤仁氏はロサンゼルス、ソウル五輪の金メダリストの大偉業の他に韓国で相手の反則で棄権扱いされた完全アウェイのソウルの地で金メダルを獲得してリベンジしたのは男の中の男だと思いました。
個性が強かった北京五輪の金メダリスト石井慧選手も斎藤仁氏が怖かった…と話し一目置いていたエピソードを知ると偉大な柔道家だった…と改めて感じました。
若い頃は強くなるには突いたり蹴ったりした方が手っ取り早い…と思いましたが自分で打撃系の格闘技を習うと打撃系は過剰に相手を痛めつけてしまう場合があるのに対して柔道は柔らかい場所に投げたり関節技や絞め技で加減できると知り柔道が警察で取り入れられている理由が分かりました。
実戦的な強さばかりでなく打撃系はシャドウをしたりサンドバッグをしたりと1人でトレーニング出来ますが柔道は相手がいないと1人で強くなれず人とのふれあいや社会体育的な素晴らしさがあると感じ高校時代に分からなかった柔道の良さが大人になってから分かるようになりました。
日本発祥の柔道が世界に普及してJUDOになる中で本家の面目の復権や一本のとれる柔道を目指し斎藤仁氏には頑張って欲しかったので若すぎる死去を知り柔道界の失ったものの大きさを感じました。
斎藤仁氏には息子さんがいるそうですが息子さんの活躍を見ずしての死去は無念だったと思います。柔道関係者の皆様、斎藤仁氏に報いるためにも東京オリンピックの成功と本家の復権を必ずや果たして欲しいと思います。
斎藤仁氏のご冥福を祈ります。
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2015年01月21日 Posted byプラネマン at 23:21 │Comments(0) │柔道
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