プラネマン便り☆

気がつけばリオデジャネイロオリンピックまで後２週間程になりました。出場する選手はプレッシャーを感じていると思いますがたくさんのドラマが生まれることに期待しています。


かなり前の話になり世間の人はとっくにご存知かと思いますがタレントの猫ひろしさんがカンボジア代表としてリオデジャネイロオリンピックに出場することを知り驚きました。


猫ひろしさんは３８歳ながら昨年の東京マラソンで２時間２７分５２秒の記録を出し市民ランナーとしてなら凄い記録だと思います。日々真摯にトレーニングに打ち込み摂生していたと思います。


しかしオリンピックレベルでは規定のタイムに遥かに届かず女子選手より遅いタイムになります。


オリンピックのマラソンはオリンピックのルーツに遡り誰でも出られるものでない神聖なものだと思います。


長野オリンピックではアフリカの選手が参加して最下位だったことがありましたがそれはアフリカ大陸に冬季オリンピックの種目を根付かせるために意義のあった出場だと思います。出場したことにより多くのものをアフリカにもたらしたと思います。


フィギュアスケートでも国籍をロシアに移した日本人選手がいました。彼女の場合は日本にその種目がなく仕方なかったことや更にランクアップを求めてであって猫ひろしさんがリオデジャネイロオリンピックに出場するのはこれらの例と比較出来ないと思います。


いざレースが始まると余程体調不良の選手が出ない場合を除いて猫ひろしさんが最下位になると思います。

スタートダッシュに取り残された猫ひろしさんがカメラに向かってニャーとか言ったのが世界中に流れオリンピックの神聖なマラソンにケチがつかないか心配になります。


貧しい国で頑張る人の枠を奪うのは酷い話だと思います。猫ひろしさんがオリンピック出場後もカンボジアに残りマラソンの普及に努めるなら参加も意義があるかもしれませんが現地の選手の枠を奪ったのに気がついたら日本で普通に仕事をしていた…ということはないように国籍を変えて出場する意味をしっかり考えて欲しいと思います。


猫ひろしさん、市民ランナーとして素晴らしい実績があるのだから各地の市民マラソンに参加して走る楽しさや中年になって走り続ける格好良さをアピールして欲しかったと思います。


現地で頑張る人を踏みにじったような後味の悪さを感じた猫ひろしさんのリオデジャネイロオリンピック出場でした。