プラネマン便り☆

僕の母親は今年で７６になり敬老の日に敬われる対象になりました。僕の母親はある習い事をしていますがそこで何歳か年下の人と仲良くなりました。


その人は専業主婦で旦那さんが一流企業に勤め退職金や年金があり裕福な生活をしています。息子は僕と同じ年ですが国立大から誰でも知っている一流企業に勤め娘は国家資格を取得して子供の苦労はなく孫にも恵まれ豊かな老後を過ごしていました。


しかし恵まれている故か身体が悪く医者通いをしており最近入院したそうです。僕の母親がお見舞いに行ったらプラネマンのお母さんが健康でピンピンして憎らしい…と言ったそうです。

僕の母親は旦那はお金を残さず５０過ぎてから家を建てることになり僕の薄給と年金ではカツカツでいつもお金のことで喧嘩しています。母親は結局お金が続かず習い事は止めましたがその人は良い先生に習い上達しているそうです。


息子の僕も大学進学に失敗して引きこもりになったり専門学校卒で独身、格闘技をしていたことも親の立場からすれば心配かけたかもしれません。他にもここに書けないほど迷惑をかけ習い事のお友達の息子さんと比べれば月とスッポンだと思います。


世間的に見れば僕の母親より習い事のお友達の方が勝ち組だと思います。そんな勝ち組のお友達が母親に憎らしい…というのも人の心情は分からないものだと思いました。


もう１人僕の母親の習い事のお友達に元教師の人がいます。その人もお金に困らず僕と同じ年の息子さんがいて一流大学を卒業後マスコミ関係に就職、多分僕の年収の３倍はあるのではないか…と想像します。


その人は痴呆気味になり息子さんと奥さんが交代で週末東京から来ているそうです。そして僕の母親が比較的近くに住んでいるので何かあったらよろしくと菓子折りを持って挨拶にきています。


僕の母親が習い事を止めるまでその人を送り迎えしたそうですが車の窓を走行中に開け閉めして怒られたそうです。


勝ち組負け組…という言葉を聞きますが実際のところは本人しか分からないこともありお金も大事ですが究極の幸せは健康にあるのではないか…そう感じた敬老の日でした。