信濃歩き巫女「野王」/平成25年度「響つないで」長野市民フェスティバル、演劇の祭典


僕はこのイベントが開催される数日前まで知らず偶然に篠ノ井市民会館のホームページを見たら開催を知りました。何の予備知識もなくどんなイベントか知らずに見に行きました。
ストーリーは信濃の国の祢津村は日本随一の巫女の村で霊を降ろす口寄せなどで諸国を回り人々を癒して救っていました。
しかしこれを良く思わない都の巫女は山賊を雇い祢津村を攻撃して村人を皆殺しにしました。
その中で老婆とわずか数人の子供が生き残りました。生き残った人々は懸命に働きましたがその中の1人おハンは教えもしないのに巫女の舞いをして唄い老婆を驚かせました。
老婆は自分の知っている事を全ておハンに託しましたがおハンは過労から目が見えなくなりました。それでも巫女の仕事を覚えて行き諸国を回り人を救いました。
おハンに弟子入りしたい…という女の子も増えて村は賑わってきましたが村を滅ぼした山賊の耳にまで村の盛会が入ってくるようになりました。
山賊はこの盛会が都に届いたら自分の立場がない…という事で村を再び襲いましたがお坊さんが助っ人に現れ山賊は雷に打たれ退散しました。
それからしばらくした後に村に怪我をした老人が現れました。優しい村人は老人を温かく迎えました。ある日おハンが弟子と修行をしていると老人が現れ弟子に向こうで人が呼んでいる…と話しおハンと2人きりになりました。
その老人は雷に打たれ退散した山賊で目が見えないおハンを殺してしまいました。村人は大層悲しみ空の星をおハンに例え語り継いで行きました。
舞台は女優の中西八枝さんがおハンや老婆、山賊などを一人芝居でこなしました。一部の歌唱やテルミン奏者やタイコ以外は中西八枝さんがこなし舞踊を舞い十三絃箏も演奏して和風ミュージカルを見ているようでした。
証明の技術も素晴らしく限られた舞台装置や広さをある時は幻想的にある時は激しく照らし盛り上がりを添えていました。
時計を見ることなく見入ってしまいました。物語の悲しさと日本的な情緒が上手くかみあい素晴らしい出来で見に入って良かったと思いました。外国人に見てもらい感想を聞いて見たかったです。この舞台の迫力や日本的な美しさがあれば2000円の入場料はお得だったと思います。
素晴らしい舞台だった故に全く宣伝していなかったのが残念に思いました。こうした信濃の国の伝説を舞台化して欲しいな…と思いました。
とまれ中西八枝さん他関係者の皆様素晴らしい舞台をありがとうございました。皆様のさらなる活躍を願っています。
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2014年02月26日 Posted byプラネマン at 04:35 │Comments(0) │観劇、舞台芸術
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