青春18キップ、チラシが消える?

青春18キップとは春、夏、年末年始と人が動く時期に発行する各駅停車乗り放題のキップで始発から終電まで日付が入った間は使える便利なキップです。青春18キップの時期になると駅の構内で旅情を誘うポスターを見かけ若い頃青春18キップを使い旅をしたことを思い出していましたがそのポスターが無くなる…と聞き寂しさを感じます。
僕は高校卒業後に東京に4年、大阪に2年住みました。両都市共に都会で当時は格闘技に夢中であまり旅をしたいとは思わず青春18キップのことは知りませんでした。
長野市に戻ってきた1992年以降に青春18キップを知り使うようになりました。
長野市周辺は鉄道の乗り継ぎが悪く青春18キップを使い難い場所でしたが新幹線開通前は始発の頃に長野駅を出て10時頃に都心に着く乗り換えの良い電車があり青春18キップを使っていました。
個人的な青春18キップを使った旅行の思い出は…
青春18キップで鳥取に旅をして途中で琵琶湖の近江八幡と兵庫県の日本海側の余部という場所と鳥取市近くの諸寄という場所に泊まりました。諸寄を朝早く出発して1日で長野市まで戻りました。
夜行バスで大阪まで行きそこから青春18キップで1日かけて下関に行きそこで泊まり福岡で格闘技の試合に出場、新幹線で大阪に戻り夜行バスで帰り翌朝仕事に行ったことがありました。僕も若かったと思いますが関門海峡の夜景の美しさと地下トンネルを歩いて九州まで行きました。
青春18キップで目的を決めず手始めに滋賀県の栗東という場所に泊まりそこで情報を仕入れ徳島県の日和佐という場所と奈良県のお寺に泊まったこともありました。
東北方面では新幹線が開通する前に青春18キップで仙台まで行きサイクルスポーツセンターという場所でマラソンを走り乾拭き屋根の宿に泊まり自家製の食事を食べたことがありました。
北陸方面は金沢まで青春18キップで行き私鉄で輪島に行き牡蠣が参加賞のマラソン大会に出場しました。海が見えるお風呂まで送迎してもらいました。
いろいろと楽しませてもらった青春18キップですがマイカーの便利さを知り自分で家を建てると以前ほど青春18キップでの旅行に行きたくなくなりました。
最近は体力が無くなり旅より家でゆっくりしたいと思うようになりました。僕が定年して時間ができたとしてもその頃は採算がとれない路線は第3セクターになり青春18キップが使い難くなると思います。
北陸新幹線が開通して便利になりましたが長野市周辺で青春18キップの黄金期は新幹線が開通するまでだったと思います。それも時代の流れだと思いますが便利さの中で変わっていくものもあるのだな…と感じた青春18キップのチラシが消えていく話でした。
2015年03月22日 Posted byプラネマン at 13:17 │Comments(0) │ユースホステル、旅
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