アイスホッケーソチ五輪 日本出場逃す

一昨日11月11日に日光で開催されたアイスホッケーのソチオリンピックの一次予選第3戦日本対イギリスをNHK BSで見ました。
日本はここまでルーマニアに60分で勝ち韓国に延長戦で勝利して勝ち点5、イギリスは韓国にサッカーのPK戦にあたるゲームウィニングショットで敗れルーマニアに勝利して勝ち点は4、日本はどんな形にしろ勝てばソチオリンピック最終予選に進出、敗れれば終わりという分かりやすい図式でした。

世界選手権では日本がイギリスに対して優位な成績を残していて日本が普通に勝つと思っていました。


第1ピリオド、2分52秒イギリス選手にペナルティがありこの試合最初のパワープレーになりました。日本が攻められている時間だったので流れが日本に傾き良かったです。8分41秒、両チームに乱闘があり日本2人イギリス1退場、日本この試合最初のキルプレーでした。

9分51秒日本選手が2人ぶつかり守備が手薄になったところを決められ0対1と先制されました。直後イギリスペースで試合が進みイギリス選手がフリーになり左サイドから決められ日本0対2と予想外の展開になりました。

12分9秒日本選手退場2回目のキルプレーでした。キルプレーをしのぐとイギリス選手はハイペースで飛ばしすぎたのかペースが落ちてきて日本が攻め込む展開が増えてきました。17分40秒イギリス選手がペナルティで退場、この試合2回目のパワープレーでしたが生かせず0対2と2点ビハインドで第1ピリオドが終了しました。シュート数は日本7、イギリス16、日本2回のパワープレーを生かせなかったのが悔やまれ胃袋が痛い展開でした。

第2ピリオド2分55秒日本選手がペナルティで退場、この試合3回目のキルプレーになりました。5分13秒にはイギリス選手がペナルティで退場、日本3回目のパワープレーでしたがパスミスや細かいミスが多すぎてイライラする展開でした。

9分32秒日本選手ペナルティで退場、4回目のキルプレーでしたがこのピンチを乗り越えるとイギリス選手の動きが止まってきました。久慈選手や上野選手など個人技に優れついてこれないイギリス選手もいましたがリバウンドを拾えないなど歯痒い展開が続きました。第2ピリオドは0対0で終了、シュート数は両チーム9本ずつでした。


第3ピリオド4分01秒久慈選手がゴールを決めて日本は待望の1点が入りました。しかし8分47秒日本選手にペナルティで5回目のキルプレーになりました。耐えた日本ですがパックの支配率は高くてもゴールは遠く時間だけが過ぎて行きました。

14分7秒にイギリスタイムアウトをしました。18分19秒イギリス選手にペナルティがあり退場、日本5回目のパワープレーで最後の最後にチャンスがやってきましたがゴールは遠くキーパーを下げて6人攻撃を仕掛けましたが実らず日本は1対2と敗れつかみかけていた最終予選出場のキップをイギリスに渡してしまいました。


体力的に勝るイギリスに押し切られた感じでしたが世界に行けばイギリス選手より体格が良い選手やスピード、テクニックがある選手がいるはずでイギリス選手を攻略出来ない時点で最終予選に出場する資格は無いな‥と思いました。


1次予選のルーマニア戦ではシュートを50本以上打っても2点しか入らない得点力の無さ‥韓国戦では残り11秒に追いつかれ踏張れず精神的にも技術的にも脆いものを感じました。そして体力的に劣るイギリスに敗れました。韓国対イギリス戦もイギリスが序盤2点リードしていて日本対イギリスと似た展開でしたが韓国は終盤に追いつき逆転勝ちをしました。今大会の最終順位は韓国より下で格下だと思っていた韓国にも追いつかれていた事を感じショッキングでした。


かつて長野カップといい冬季オリンピックの開催を記念して日本代表の国際試合を行う大会があり楽しみにしていました。日本代表はロシアのアムールやデンマークなど勝てなかった相手に勝つようになり大会毎に成長しているのが楽しみでした。いつしか長野カップは行われなくなり久しぶりに日本代表の試合を見ましたが長野カップが開催されていた頃はデンマークとかフランス相手に好勝負をしていたのに知らない間に世界レベルから日本のアイスホッケーは取り残されてたな‥と感じました。


今大会はBSとはいえNHKが全試合放送してくれて一般層にアイスホッケーの魅力をアピールするチャンスでしたがそれが実らず残念に思います。

かつては格下だと思っていたイギリスや韓国に勝ちきれないようではオリンピックどころか世界選手権で降格になるのではないか‥とそちらの方が心配になりました。札幌オリンピックや長野オリンピックに出場した選手が今大会を見てどう思ったでしょうか‥


日本アイスホッケー界が世界から取り残されている‥そう実感した大会でした。関係者の奮起と長野カップを再開して代表チームの国際試合の数を増やして行く事を期待したいと思いました。


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2012年11月13日 Posted byプラネマン at 06:40 │Comments(0)アイスホッケー

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