映画ルンタ/長野ロキシーで池谷薫監督舞台挨拶開催




インド北部の町ダラムサラに30年以上住み続け故郷を失ったチベット人を支援する日本人中原一博さんが登場して焼身自殺をした人の写真を見せてくれました。周りの人は手を合わせていましたがチベットで中国の圧政に対して抗議を示す焼身抗議でした。
焼身抗議をした人は今年の3月3日時点で141人いたそうでほとんどが若い人で女性もいました。
中原一博さんは焼身抗議した女性を良く知る人や中国政府に捕まり拷問された人にインタビューしました。
中原一博さんのチベット人を支援する施設の紹介がありました。中原一博さんの移動手段のバイクはだいぶ傷んでいることや雪を被った山々が信州の山を思わせました。
拷問を受けながらも互角に戦った!と宣言する女性や後半に登場しますが24年間投獄され拷問をされた男性のインタビューで中国政府の非道さを感じました。
後半は中原一博さんと池谷薫監督がチベットに行き焼身抗議をした女性の足跡を辿りました。チベットは見渡す限りの草原でもっとゴツゴツしたイメージがあったので意外でした。
中国政府は草原をフェンスで囲い移動できなくしました。遊牧民は定住するようになりますが他に生きる術を知らないので生活が苦しくなりチベットの生活様式が壊されていました。焼身抗議をした女性は冬休みの終わりに遊牧地から戻り焼身抗議したそうです。
映画の題名のルンタとはチベット語で風の馬を意味し人々の願いを神仏に届けると信じられています。チベットにはルンタと願いを書いた布が干されそれが風に揺れると馬の足音のように聞こえました。
この映画に登場したチベット人は皆信念のしっかりした人ばかりでした。僕は監督の舞台挨拶があるまで生きて戦って欲しい…と思いましたが普通のデモ活動をしても投獄され基本的人権はないと監督の話しから分かりました。
監督曰く「究極の暴力は戦争になりますが世界は紛争やテロの連鎖が続き日本も安保法案が成立して戦争と向き合うようになりました。そんな中でチベット人の非暴力の願いは世界に一石を投げる…」と語り深い映画だと思いました。
今回の舞台挨拶は約30人ほどいましたがほとんどが48歳の僕より上の人で若い人は皆無でした。安保法案が決定した現代の日本では若い人や母親に見て欲しい作品ですがこうした作品ほど知名度がないのは残念に思います。
上手く言いたいことがまとまらず歯がゆいですが…池谷薫監督内容の濃いドキュメンタリー映画をありがとうございました。中原一博さんや池谷薫監督のこれからの活躍とチベットの平和を願っています。
残穢/住んではいけない部屋
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2015年09月26日 Posted byプラネマン at 23:59 │Comments(0) │長野ロキシーさん上映映画
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