落語で繋がる人間模様が素敵な映画です。/の・ようなもののようなもの


主人公の松山ケンイチさん演じる志ん田(しんでん)は師匠の自宅で住み込みで修行していますが落語家としては伸び悩んでいました。
大口スポンサーの女性会長が志ん田の師匠と話していた時に志ん魚(しんとと)という一門を去った弟子が女性会長に創作落語を披露したい…と話していたことを思いだし志ん魚に会ってみたいと言いました。
志ん魚は行方不明でしたが師匠は一門の危機とばかりに僅かな情報を頼りに志ん田に志ん魚を探してくるように命じました。
やっとの思いで志ん魚を探しだした志ん田でしたが志ん魚は落語とは無縁な55才の中年男になっていました。
伊藤克信さん演じる志ん魚は今さら師匠に会えない…と断り志ん田はそのまま帰りますが師匠に連れてくるまで帰ってきてはいけない…と一喝しました。
志ん田は志ん魚のアパートに押し入るような形で共同生活を始めました。だんだんと志ん魚は心を開き銭湯で小さな寄席をしましたが不評で自信をなくしました。
師匠は志ん魚を諦め代わりに大きなイベントに志ん田を出すことに決めました。しかし女性会長は志ん魚が復帰すると期待していたので不機嫌になりました。その時志ん田は思わぬ行動に出ました…
主人公の志ん田は学生時代に青春18キップで日本中を旅したり食べるのが遅かったりのマイペースで僕も青春18キップで各地を旅したり共同作業が苦手なので志ん田に親しみがもてました。
志ん魚は落語をやめてからアパートでその日暮らしでしたが志ん田に会ってから忘れていたものを思い出すかのように落語な取り組む姿に見入ってしまいました。
話は変わりまして…僕は若い頃1発奮起して格闘技を始め紆余曲折があり西日本の格闘技興行の殿堂の大阪府立体育会館で試合をしたことがありました。他人に見られているのが快感でボクサーや格闘家は過酷な減量をしたりトレーニングをしてリングを目指す気持ちが分かりました。
志ん魚がお客さんに見られたことで落語への情熱を取り戻す気持ちが分かるような気がして登場人物に親近感を感じ見入ってしまいました。
志ん田と志ん魚の落語を通じた年の差を超えた友情は普段の仕事ではあまり体験出来ないと思い羨ましく感じました。
志ん田が志ん魚を探すときに日光、姨捨、伊豆といろいろな場所を回り旅をしていた頃のわくわくした気分を思い出しました。
ダメ中年男だった志ん魚が志ん田との出会いで落語に目覚めたようにダメ中年男の僕にも何か良いことがありそうだとウキウキした気分になりました。
劇場に見に行って良かったと感じた楽しい映画でした。
残穢/住んではいけない部屋
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2016年02月16日 Posted byプラネマン at 23:34 │Comments(0) │長野ロキシーさん上映映画
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