信州ダービー11 松本の壁厚く

前半は始めはパルセイロもパスミスが多く山雅が優勢に試合を進めている感じでした。14分頃山雅が左サイドからシュートもパルセイロキーパー加藤選手ファインセーブをしました。
29分頃よりパルセイロが反撃開始、ポストに当たるシュートやコーナーキックから藤井選手のシュートとリズムに乗ってきました。終了間際にもパルセイロの時間があり前半戦が終了しました。
後半は6分頃有永選手から藤井選手のシュートとパルセイロチャンスがありましたが15分頃山雅片山選手のシュートから2回連続コーナーキックがあり山雅がペースを掴んできました。山雅北村選手イン、飯田選手アウト、パルセイロは富岡選手アウト藤田選手イン、山雅須藤選手イン渡辺選手アウト、パルセイロ富所選手イン藤井選手アウトとメンバーチェンジが続き展開が激しく動いてきます。
43分頃山雅コーナーキックからヘディングでヒヤリとしました。終了間際オフサイドながら幻のゴールが山雅にありました。後半は完全に山雅ペースでコーナーキックの数が段違いで山雅は本当にリーグ戦8位なのか?と思うくらいに攻めていました。
天皇杯なので10分ハーフの延長戦に入りました。開始早々パルセイロがシュートを打ちますが6分頃山雅もシュートを打ち返します。パルセイロは藤田選手が負傷して栗原選手がインしました。終了間際山雅シュートにパルセイロカウンターで攻めてどちらも最後まで諦めない展開でした。
延長戦後半山雅は塩沢選手アウト木島兄選手インします。パルセイロ浦島選手が相手の死角をつくシュートでパルセイロが先制します。ここからが山雅の怖いところです。終了間際山雅のコーナーキックをパルセイロキーパー加藤選手と山雅の選手が接触して加藤選手が倒れました。なんとかしのいで勝った‥と思った瞬間パルセイロディフェンスとキーパー加藤選手の呼吸の乱れの隙をつかれまさかの同点劇になりました。パルセイロディフェンスはボールを前に弾けばそれで終わっていたのに‥一瞬の隙をついた山雅を誉めるべきかもしれませんが十中八九勝利を手にしていたパルセイロにまさかが起きてしまいました。
PKはパルセイロ先攻です。1人目宇野沢選手木島兄選手クリア、2人目大橋選手木村選手クリア、3人目向選手阿部選手クリア、4人目栗原選手多々良選手クリア、5人目パルセイロ籾谷選手ヒヤリとしましたがクリア片山選手もクリア、6人目有永選手飯田選手クリア、7人目富所選手玉林選手クリア、8人目寺田選手須藤選手クリア、9人目パルセイロ浦島選手がバーに当たり外し山雅小松選手が決めて山雅が劇的な勝利を納めました。
ダービーには魔物が潜んでいる‥というかまさか3度目も終了間際にやられるとは‥もしかしたらヒーローになっていた浦島選手が痛恨の思いをするとは‥山雅は亡くなった松田選手に導かれているような気がしました。
僕はダービーを見終わった後映画に行こうと思いましたが力が抜けてしまい結局映画には行きませんでした。サポーターもこうした悔しさを積み重ねチームと共に成長して勝った時の喜びを味わっていくんだろうな‥と思いました。
結果は悔しいですがパルセイロとはだいぶ距離が縮まり身近に感じるようになったダービーでした。ダービーも相手あっての物、山雅の選手サポーターの皆様もお疲れ様でした。天皇杯ではカズ選手との試合に勝利してマリノス戦まで勝ち進んで下さい。信州ダービーは地域の文化と山雅の監督は言っていましたがこれからも信州のサッカーを盛り上げていきましょう。