映画 シリアの花嫁

舞台はゴラン高原のある村、もともとシリア領だったが1967年の第3次中東戦争でイスラエルが占領、多くの住人は無国籍となります。

そこには軍事境界線が引かれ、この境界線を越えてしまうと二度と戻れなくなります。


ヒロインモナは結婚する事になりましたが、相手は境界線の向こうに住んでいます。モナは境界線を越えてシリアに嫁ぐと2度と家族に会う事は出来なくなります。

シリア、イスラエルの両国の紛争がモナの結婚を邪魔します。

運命にもて遊ばれるモナの愛は…


愛に生きる女性の強さ、幸せを求める女性のひたむきさが感じられ多くの女性に見てもらいたい作品だと思います。

モナの家族はそれぞれ私生活に問題を抱えていますが、葛藤と背中合わせの中で迎えるモナの結婚式に家族愛を感じてしまい家族の絆についても考えてしまう作品です。


モントリオール世界映画祭4冠達成の作品です。
今週金曜日までロキシーさんで上映中です。

火曜日、金曜日はレディースディで1000円で見れます。なかなか見る機会がない単館系の作品を劇場の大きなスクリーンでご覧ください。
  


2009年06月02日 Posted by プラネマン at 05:46Comments(0)長野ロキシーさん上映映画