お金は神か?紙きれか?

お金は神か?紙きれか?のコピーで始まる、現在ロキシーさんで公開中の〈ニセ札〉を見てきました。


実在の日本史上最大のニセ札偽造事件を題材にした作品です。

舞台は昭和25年、紙の産業が盛んな関西地方のある村で若者がニセ札を掴まされた事が原因でニセ札作りを発案します。


村の名士の元軍人等がニセ札を作る事に賛成して1つの村がグルになりニセ札作りを始めます。


学校の先生の初任給が4000円の時代、60万円の資金が集まりますが、たくさんのお金が集まった事で仲間達の団結が崩れて行き‥

戦後間もない頃のニセ札作りは現代に当てはまらないところもありますが、いつの時代でもお金に翻弄される人々がいる事を思うと、お金がすべての世知辛い世の中に、100年に1度の大不況の時代にこの映画は見る人に何かを問いかけてくると思います。


倍賞美津子さんが小学校の教頭役で出ますが、みんなに慕われていた教頭先生がなぜニセ札作りにからんだのか?法廷での発言に考えさせられました。


人間生きて行くにはお金は無視出来ません。お金は神か?紙きれか?この問いかけの答えは劇場で出して見て下さい。  


2009年06月09日 Posted by プラネマン at 05:37Comments(0)長野ロキシーさん上映映画