日本最西端 与那国島が舞台です

公開が決った時、僕は読んだ事はなかったですがヘミングウェイの小説「老人と海」の映画化だと思いましたが「小説老人と海」の舞台であるハバナ港と日本最西端の与那国島が緯度がほぼ同じで似たような激しい海流が流れているのに気が付いたプロデューサーが与那国島に行ったらサバニと呼ばれる小舟を操り200キロもの巨大カジキを追う老漁師と出会ったそうです。
82才の老人がひとり小舟を操り、流れの速い黒潮で巨大カジキに挑む!男のロマンを感じさせる作品です。不漁に苦しみながらも1年後巨大カジキと格闘する様子は釣りをする人をはじめ多くの人の胸を打つと思います。
老漁師を支える島の人々やばあちゃんを愛し海を愛す男の生き方は現代人が忘れつつあるものを教えているかのようでした。
スクリーンに出てきた台湾の島影、水牛やヤギ等心癒される風景やたくましい島の人々や青い海等見応えたっぷりな98分でした。
画面の中のカレンダーは1989年になっていました。バブル経済真っ只中で撮影された作品が20年たっても全く色褪せる事ないのは素晴らしいと思います。劇場で見れて良かった作品で公開してくれた長野ロキシーさんに感謝したいと思います。