長野県高校選抜オーケストラ11

今年で20回目になる長野県高校オーケストラフェスティバルですが初日はホクト文化ホールにてロビーコンサート、2日目が高校選抜オーケストラという日程で開催され2日目の県高校選抜オーケストラに行ってきました。
オープニングは北信リーダーズコールによるヘンデルのメサイヤが演奏されました。何百年と受け継がれた曲を聞くと改まった気分になります。続いて招待演奏の長野ジュニアオーケストラの皆様がテレマン水上の音楽を演奏されました。当時はバッハよりテレマンの方が人気があったという話を聞くとなるほどと思えるほど素晴らしい曲でした。
休憩後、東北信選抜オーケストラの皆様がハイドンのロンドン、中南信選抜オーケストラの皆様がベートーヴェンの交響曲第1番ハ長短OP21を演奏しました。両曲共に初めて聞く曲ですが聞き応えがあるいい曲でした。
続いて全県選抜オーケストラによるベートーヴェンのエグモント序曲が演奏されました。
次の曲からバイオリンの伊部祥子さんが加わりました。伊部祥子さんは4才よりバイオリンを始め屋代高校在学中は選抜オーケストラの前身の長野県合同オーケストラに参加、その後東京芸術大学音楽学部を卒業、現在は仙台フィルハーモニー管弦楽団団員、アンサンブルNOVA、千曲市ハートフルコンサート等に出演しているそうです。
伊部祥子さんが先導でサラサーテのチゴイゼルワイゼンが演奏され、伊部祥子さんのソロの曲が演奏されました。伊部祥子さんはこの2曲演奏後舞台を降りましたが素晴らしい余韻を残して行きました。
最後に長野ジュニアオーケストラの皆様が加わり二コライの歌劇ウィンザーの愉快な女房たちが演奏されアンコールでラリッキー行進曲が演奏され幕を閉じました。
3時間にわたる充実した一時でした。2年連続の鑑賞ですが聞きに来て本当に良かったと思えこの時期の恒例行事となりそうです。今回演奏された皆様のこれからの活躍に期待しています。