日生柿田(松工卒)大阪ドーム登板

柿田投手は松本工業卒業後社会人野球の名門日本生命に入社しました。日本生命野球部はOBに元巨人の仁志選手などを出して最近では2年に一度のペースでドラフトに指名される選手が出ています。今年の都市対抗野球では通算50勝を挙げました。トーナメントの都市対抗野球で50勝を挙げるには積み重ねが必要で日生野球部は歴史ある名門チームだといえます。
通常日生野球部は大卒しか採用しないそうで柿田投手に対する期待の大きさが分かると思います。
今年の都市対抗野球で日本生命投手陣が投壊した試合がありました。その試合はベンチ入りした6投手が登板しましたが柿田投手はベンチ入りしていなくてさすがに高卒で社会人野球の名門チームでは活躍の場所がないかな‥と思いました。
今回の全日本選手権で日本生命は大会2日目にJR四国と対戦しました。日生は2回戦は6日後だったのでエース吉原投手を持ってきて13対0とコールド勝ちしました。その試合に2番手として柿田投手が登板、内容は分かりませんが全国大会デビューを果たしました。
6日後の2回戦日生は新日鉄住金かずさマジックと対戦しました。日生はこの試合から決勝まで4連戦になり投手のやりくりは大変だと思いますが一発勝負の初戦に柿田投手を先発に持ってきました。
投球内容は3回2/3を投げ5安打2失点でゲームを作れたとは言えなかったと思いますが以後日生は5投手の継投でかずさ打線を完封味方打線が逆転してくれて負け投手にはなりませんでした。
柿田投手は途中降板したので全日本選手権を主催する毎日新聞で投球内容などの紹介がなくニュースにはなりませんでしたが大事な試合で先発を任されるまで成長したのか‥と思うと長野県関係選手の躍進を嬉しく思いました。
昨日11月11日に行われた準々決勝で日生は同じく強豪のエネオスに敗れました。今年のドラフト指名は無かったものの候補にはあげられていた都市対抗で賞を獲得した大城投手の前に5安打完投負けで今シーズンの日生野球部の公式戦は終わり柿田投手の1年は終わりました。
柿田投手は冬場にしっかり鍛えて来年の都市対抗と全日本選手権で活躍して甲子園の忘れ物を取り返しプロ入り目指して頑張って欲しいと思います。
日生野球部で今年9月に広島県で女児が誘拐されタクシーのトランクに連れ込まれた事件で犯人逮捕に協力した中井選手も途中出場ながら全日本選手権の大舞台に登場しました。中井選手は高校時代に巨人の坂本選手と二遊間を組んでいたそうです。中井選手も野球の方でも有名になるように頑張って欲しいと思います。
柿田投手と日生野球部のこれからの活躍を願っています。