JABA全日本エネオス延長戦でトヨタ敗る

昨日11月12日に大阪ドームで開催された社会人野球の全日本選手権準決勝、JX-エネオス対トヨタ自動車の対戦をスポーツ専門チャンネルGAORAで見ました。
エネオスは夏に開催された都市対抗野球優勝チーム、トヨタ自動車は前回の全日本選手権の優勝チームで強豪社会人野球チーム同士の対決が楽しみでした。


7時半頃から観戦しました。6回裏トヨタが攻撃中で得点は0対0、トヨタが佐竹投手、エネオスが三上投手が投げていました。

7回表エネオスは1死よりヒットとバントで2死2塁としましたが生かせず、7回裏トヨタはヒットとバントで1死2塁、四球とヒットで満塁のチャンスを作りました。エネオスは左バッターに対して三上投手から沼尾投手に交代しました。沼尾投手は内野ゴロに抑え2死満塁、トヨタは4番的場選手に打順が回りました。ここでエネオスは沼尾投手から北原投手に交代しました。北原投手はMAX147キロを中心に内野フライに打ちとりピンチから逃れました。


8回表エネオスは先頭バッターが出塁、3番バッターがバントで送り1死2塁としますが4番山田選手がレフトフライ、続くバッターは今大会5割を超える打率の池辺選手でしたが三振に倒れトヨタの佐竹投手の気迫が勝りました。8回裏トヨタはヒットと内野ゴロで2死2塁、敬遠で1、2塁としましたが北原投手踏張りました。


9回表エネオスは2死より連打で1、2塁としますが生かせず2者残留でした。9回裏エネオスは北原投手から大城投手に交代しました。大城投手はドラフト候補の技巧派ですが連投の疲れか先頭打者を四球で出しました。しかし牽制でさして結果的に3人で抑えました。


延長に突入しました。10回表先頭打者池辺選手2ベース、続く井領選手がバントで1死3塁、トヨタは佐竹投手から川尻投手に交代しました。4番山田選手は四球で1、3塁、トヨタは継投で川尻投手から祖父江投手に交代しました。1、2塁間を抜けそうな当たりを1塁ランナーがぶつかり1塁ランナーはアウト、続くバッターは四球で満塁、続くバッターは押し出しで待望の先取点はエネオスが押し出しでとりました。

10回裏トヨタは先頭打者が四球を選びました。バントで送り1死2塁、外野フライで進塁2死3塁としますが大城投手が踏ん張りエネオスが1点を守りきりエネオスが1対0で勝ちました。

1点勝負の緊張感が伝わってきました。決勝点が押し出しとは想像がつきませんでしたが手に汗握る好勝負でした。トヨタは佐竹投手の気合いの入った投球が素晴らしくエネオスの北原投手や大城投手も良い投手だな‥と思いました。両チームの選手関係者の皆様お疲れ様でした。

準決勝のもう1試合はJR東日本がパナソニックを下し夏に行われた都市対抗野球の決勝の再現となりました。今年を締めくくる好勝負となりますようにそして社会人野球の発展を願っています。  


2012年11月13日 Posted by プラネマン at 22:45Comments(0)社会人野球

アイスホッケーソチ五輪 日本出場逃す

一昨日11月11日に日光で開催されたアイスホッケーのソチオリンピックの一次予選第3戦日本対イギリスをNHK BSで見ました。
日本はここまでルーマニアに60分で勝ち韓国に延長戦で勝利して勝ち点5、イギリスは韓国にサッカーのPK戦にあたるゲームウィニングショットで敗れルーマニアに勝利して勝ち点は4、日本はどんな形にしろ勝てばソチオリンピック最終予選に進出、敗れれば終わりという分かりやすい図式でした。

世界選手権では日本がイギリスに対して優位な成績を残していて日本が普通に勝つと思っていました。


第1ピリオド、2分52秒イギリス選手にペナルティがありこの試合最初のパワープレーになりました。日本が攻められている時間だったので流れが日本に傾き良かったです。8分41秒、両チームに乱闘があり日本2人イギリス1退場、日本この試合最初のキルプレーでした。

9分51秒日本選手が2人ぶつかり守備が手薄になったところを決められ0対1と先制されました。直後イギリスペースで試合が進みイギリス選手がフリーになり左サイドから決められ日本0対2と予想外の展開になりました。

12分9秒日本選手退場2回目のキルプレーでした。キルプレーをしのぐとイギリス選手はハイペースで飛ばしすぎたのかペースが落ちてきて日本が攻め込む展開が増えてきました。17分40秒イギリス選手がペナルティで退場、この試合2回目のパワープレーでしたが生かせず0対2と2点ビハインドで第1ピリオドが終了しました。シュート数は日本7、イギリス16、日本2回のパワープレーを生かせなかったのが悔やまれ胃袋が痛い展開でした。

第2ピリオド2分55秒日本選手がペナルティで退場、この試合3回目のキルプレーになりました。5分13秒にはイギリス選手がペナルティで退場、日本3回目のパワープレーでしたがパスミスや細かいミスが多すぎてイライラする展開でした。

9分32秒日本選手ペナルティで退場、4回目のキルプレーでしたがこのピンチを乗り越えるとイギリス選手の動きが止まってきました。久慈選手や上野選手など個人技に優れついてこれないイギリス選手もいましたがリバウンドを拾えないなど歯痒い展開が続きました。第2ピリオドは0対0で終了、シュート数は両チーム9本ずつでした。


第3ピリオド4分01秒久慈選手がゴールを決めて日本は待望の1点が入りました。しかし8分47秒日本選手にペナルティで5回目のキルプレーになりました。耐えた日本ですがパックの支配率は高くてもゴールは遠く時間だけが過ぎて行きました。

14分7秒にイギリスタイムアウトをしました。18分19秒イギリス選手にペナルティがあり退場、日本5回目のパワープレーで最後の最後にチャンスがやってきましたがゴールは遠くキーパーを下げて6人攻撃を仕掛けましたが実らず日本は1対2と敗れつかみかけていた最終予選出場のキップをイギリスに渡してしまいました。


体力的に勝るイギリスに押し切られた感じでしたが世界に行けばイギリス選手より体格が良い選手やスピード、テクニックがある選手がいるはずでイギリス選手を攻略出来ない時点で最終予選に出場する資格は無いな‥と思いました。


1次予選のルーマニア戦ではシュートを50本以上打っても2点しか入らない得点力の無さ‥韓国戦では残り11秒に追いつかれ踏張れず精神的にも技術的にも脆いものを感じました。そして体力的に劣るイギリスに敗れました。韓国対イギリス戦もイギリスが序盤2点リードしていて日本対イギリスと似た展開でしたが韓国は終盤に追いつき逆転勝ちをしました。今大会の最終順位は韓国より下で格下だと思っていた韓国にも追いつかれていた事を感じショッキングでした。


かつて長野カップといい冬季オリンピックの開催を記念して日本代表の国際試合を行う大会があり楽しみにしていました。日本代表はロシアのアムールやデンマークなど勝てなかった相手に勝つようになり大会毎に成長しているのが楽しみでした。いつしか長野カップは行われなくなり久しぶりに日本代表の試合を見ましたが長野カップが開催されていた頃はデンマークとかフランス相手に好勝負をしていたのに知らない間に世界レベルから日本のアイスホッケーは取り残されてたな‥と感じました。


今大会はBSとはいえNHKが全試合放送してくれて一般層にアイスホッケーの魅力をアピールするチャンスでしたがそれが実らず残念に思います。

かつては格下だと思っていたイギリスや韓国に勝ちきれないようではオリンピックどころか世界選手権で降格になるのではないか‥とそちらの方が心配になりました。札幌オリンピックや長野オリンピックに出場した選手が今大会を見てどう思ったでしょうか‥


日本アイスホッケー界が世界から取り残されている‥そう実感した大会でした。関係者の奮起と長野カップを再開して代表チームの国際試合の数を増やして行く事を期待したいと思いました。  


2012年11月13日 Posted by プラネマン at 06:40Comments(0)アイスホッケー