パルセイロ 2012 シーズン 全日程終了

今月の18日でサッカーJFLの公式戦が終了しました。12月の天皇杯に進出出来なかったパルセイロはJFL公式戦終了と共に全日程が終了しました。今シーズンは17勝8敗7分けで勝ち点58で2位という成績でした。

僕は昨年の信州ダービー南長野決戦からのパルセイロファンですが今季はシーズンパスを購入して観戦に望みました。写真はシーズンパスを写したものです。

ホームゲーム16試合のうち土曜日出勤で行かれなかったホンダロック戦、体調不良で動けなかった佐川滋賀戦以外の14試合を観戦しました。


勝った試合は、藤枝、横河、MIO、琉球、長崎、佐川印刷、ウーヴァ、ホンダ、秋田、

引き分けはソニー仙台、金沢、

負けは讃岐、HOYO、YSCC、

僕が見た試合に限っていえば9勝3敗2分けと立派な成績でした。しかし負けた讃岐戦、HOYO戦はテレビ中継があり普段見ない人が見ていた中でふがいない試合をしたりホーム最終戦で4千人の観客の前で勝てず勝って欲しい試合を勝てず頼りないイメージが残りました。

個人的には長崎に勝った前半戦の大一番や8月の暑い中で圧勝して天皇杯に期待を持たせてくれたホンダ戦、優勝戦線に踏み止まった秋田戦などが印象的でした。


今年のパルセイロの主な出来事としては天皇杯でJリーグのチームと公式戦で初対決、札幌を敗った事
スタジアム改修の道筋が出来た事、
準加盟が認められた事、
4千人の観衆を集めた事
などをあげたいと思います。

2年連続2位は立派な成績だと思いますがテレビ中継の讃岐、HOYO戦、4千人集まったYSCCに敗れプレッシャーに弱いな‥とがっかりさせられた事、

前半戦に大勝したMIOや藤枝などに優勝が絡む場面で敗れたりホームで大勝した横河に天皇杯で勝ち切れず劣化したイメージや下位に取りこぼしがあり歯痒い思いがありました。


天皇杯での活躍や準加盟への動きなど良いニュースより後半の失速や勝って欲しい試合に勝てないなど良いニュースを打ち消すふがいなさや薩川監督退任でこれからどうなるのか?マイナス要因の方が強く感じたシーズンでした。


しかしパルセイロには地域経済の貢献、健全な娯楽の浸透、など期待する事は多いです。冬場いろいろと地固めをして来季はJFL優勝、天皇杯でJリーグチームを敗り全国に名前を売って欲しいと思います。春先までまだ長いですが来季は今年以上にやってくれると期待しています。


地域に夢を頑張れパルセイロ!  


2012年11月27日 Posted by プラネマン at 21:48Comments(0)AC長野パルセイロ

42年前の絵手紙から始まる物語‥

長野ロキシーさんで公開中の「旅の贈り物、明日へ」を見てきました。


前川清さん演じる仁科孝祐は大阪の大手建設会社に勤めていましたが定年になったところから物語は始まりました。仁科は25年前に離婚しました。当時4歳の一人娘がいましたが離婚してから母子共に会った事がなく仁科は1人暮らしをしていました。


定年を機に身の回りの片付けをしていると42年前に高校生だった時に文通していた福井県の少女からもらった絵手紙を発見しました。仁科は絵が好きで本当は美大に行って絵を学んでみたかったのですが父親は美大進学に大反対でした。仁科は雑誌の文通コーナーで絵が好きだという福井県在住の秋山美月という少女と知り合い絵手紙のやりとりをするようになりました。

しかし絵を書く事に反対な仁科の父親は秋山美月から来た絵手紙を無断で燃やしてしまい仁科は怒りました。父親と進路の事で喧嘩した仁科は秋山美月に福井県に行くと手紙を出して家出をしました。


丸岡城でスケッチをしていた仁科の前に秋山美月が現れ二人はデートしました。仁科と秋山美月は将来東京の美大で会いましょうと約束しました。しばらくして秋山美月から別れを告げる桜の絵手紙が突然に届き仁科の淡い初恋は終わりました。


仁科は42年前に秋山美月からもらった絵手紙を見た時に秋山美月がなぜ突然に別れを告げたのか気になりその理由が人生の忘れもののように思えました。その理由が知りたくなり仁科は福井県に行きました。仁科は秋山美月の住所を訪ねましたがそこは空き地になっていました。隣の人に秋山美月の事を聞くと母親が家を飛び出し秋山美月は病気の父親を残され高校を中退して芦原温泉に働きに行ったらしい‥と知りました。

秋山美月は仁科とデートした時に東京の美大には家庭の事情で行かれないのは知っていましたが家出をしてきた仁科の前で美大に行きたいと嘘をついて家に帰そうとしたと知りました。仁科はそんな秋山が愛しくなり芦原温泉に向かうのですが‥


仁科と秋山美月の淡い初恋が羨ましかったです。携帯電話やメールが普及した現代と違い1回1回の手紙のやりとりや会う事が今より重かったように感じました。ラーメンがご馳走だった頃、駅のホームで電車を待つ二人、大人になり自分でお金を稼いでご馳走を食べれたり車を持てば無くなってしまう10代の淡い恋が羨ましかったです。


そして心に残る出会い、そんな出会いが出来た仁科と秋山美月が羨ましくなりスクリーンに見入ってしまいました。僕は全国41都府県旅をしました。何回かは女性と仲良くなり写真を交換したりしましたがほとんどは年賀状のやりとりになりその年賀状のやりとりさえ数年で終わりました。秋山美月と仁科のような1回きりの出会いでもいいから思い出に残る出会いがしたいと思い出会い系サイトにハマり散財した事もあったので純粋に相手を思いやる仁科と秋山美月の関係が映画の中の話とはいえ本当に羨ましく青春時代に純粋に相手を思いやる打算のない恋がしたかったものだと思いました。


桜の絵手紙の意味が分かった時は感動的でした。劇中丸岡城が出てきますが僕はかつて大阪に住んでいて1991年の年末に北陸経由で帰省しましたがその時に丸岡城に寄った事を思い出しました。もちろん1人でしたが‥僕は中学生の頃文通がクラスで流行り僕も雑誌の文通欄に載り全国から手紙が来た事がありました。結局続かずに高卒後東京にいます‥と文通相手に手紙を出しましたが返事は来なかった事などいろいろな事を思い出し物語が他人事のように思えませんでした。

仁科と秋山美月の関係に魅せられましたが山田優さん演じる香川結花が結婚を前に複雑な思いで福井県に旅立つ話と劇中バイオリニストとして活躍する須磨和声さんがスランプで故郷福井県に行く話も交えて福井県を舞台に明日への希望を描いた秀作でした。


前川清さんが映画初主演とは思えぬ渋さと酒井和歌子さん演じる秋山美月と山田優さん演じる香川結花の家族についての会話は心に響きました。数々の絵手紙や風光明媚な福井県の風景に魅せられ劇場に見に行って良かったと思う作品でした。  


2012年11月27日 Posted by プラネマン at 06:43Comments(4)長野ロキシーさん上映映画